MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

赤城山のアカトンボ

2023年10月06日 | 昆虫

赤城山シリーズの2回目です。

アサギマダラ等の蝶を撮りながら、トンボも狙っていました。

チャンスがあれば、複眼のマクロ撮影も…と思っていたのですが、さて結果は。

 

今回は5種類のトンボしか撮れませんでしたが、帰って確認したら5種類ともアカトンボ(アカネ族)でした。

ところで話はわき道に逸れますが、アカトンボってどんなトンボのことを言うのでしょうか?

普通でしたら、成熟すると赤くなるトンボ…と思いますよね。

私も以前はそう思っていました。

でも色々調べると、ちょっと違っているようです。

簡単に言うとアカトンボとはアカネ族に属するトンボ…と言うことだそうです。 日本のトンボ(文一総合出版)より(日本のアカネ族は全部で21種)

他のトンボ関連の本にも、ほぼ同じように書いてありますので、私もそれに合わせようと思います。

でも面白いことに、アカネ族の中にも赤くならないトンボ(例:ナニワトンボ、他)がいたり、

アカネ族では無いのに、ショウジョウトンボのように頭部まで真っ赤になるものがいたりするんですよね。

まあそんな話は次の機会に譲るとして、まずは代表的なアカネ族から。

撮影機材:OM-D EM-1 MarkⅢ + ED40-150mm F2.8 PRO + MC-14

アキアカネ ISO200  1/1250  F/6.3 焦点距離:210mm

おそらく雌だと思いますが、この位置からだと100%確定ではありません。

アキアカネ♂ ISO200  1/400  F/5.6 焦点距離:210mm

このくらい赤くなるのは、雄でしょう。

雌の場合は赤くなっても…。

アキアカネ♀ ISO320  1/320  F/8 焦点距離:175mm

雌の場合は殆どが腹部の上だけ赤くなるようです。

 

そして、アキアカネと言えば次は…。

ナツアカネ♂ ISO250  1/250  F/8 焦点距離:130mm

ナツアカネの雄です。

こちらは成熟すると頭部まで真っ赤になります。

ナツアカネ♀ ISO200  1/800  F/6.3 焦点距離:200mm

こちらも雌は成熟してもアキアカネのように腹部上面が赤くなる程度です。

 

さてここで問題です。

ナツアカネアキアカネ、色以外の違いは何処でしょう?(写真だけだと難しいかも…)

上の写真だとアキアカネの♀ナツアカネの♂を比べると解りやすいかもしれませんね。

 

次に行きます。

マユタテアカネ♂ ISO500  1/320  F/9 焦点距離:180mm

小型のアカネ族、マユタテアカネです。

なんでマユタテアカネと言うか?それは後ほど。

マユタテアカネ♀ ISO640  1/400  F/8 焦点距離:210mm

マユタテアカネの雌は翅端に黒色斑があるものとないものがいます。

ここでマユタテアカネのマユの意味を…。

(写真は数年前に撮ったものです)

顔面に眉斑があるのがよく解ります。

 

4種類目は…。

コノシメトンボ♂ ISO400  1/400  F/8 焦点距離:210mm

このトンボは雄雌共に翅端に黒斑を持つのが特徴です。

コノシメトンボ♀ ISO800  1/1000  F/6.3 焦点距離:90mm

 

最後はこれも翅に特徴があるアカネ族です。

ミヤマアカネ♂ ISO400  1/160  F/8 焦点距離:150mm

特徴は…言うまでも無いですよね。

ミヤマアカネ♀ ISO200  1/1000  F/6.3 焦点距離:210mm

雌の若い個体のようです。

翅端より少し内側に褐色斑があるのはこのトンボだけです。

 

以上、今回撮影したアカネ族5種でした。

次回は、今回どうしても試したかったMacro90mm F3.5を使った、フォーカスブラケット+深度合成 です。

私の好きなトンボの複眼ショット、上手くいったでしょうか?

 

コメント
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