MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

ナナホシテントウとナミテントウ

2014年05月05日 | 昆虫

 狙っていた今期2回目の羽化でしたが、どうやら羽化失敗のようです。

たまにこういう事もあるのですが、自然の成り行きなので仕方ないですね。

また次の機会を待とうと思います。

おかげで、今日はネタがありません。(T_T)

 そこで話は変わります。

日本には約180種類のテントウムシがいるそうなのですが、普通は殆ど見た事がないですよね。

私も写真に撮ったのは、まだ10種類も無いはずです。

それはさておき、身近でよく見られるのはやはりナナホシテントウとナミテントウの2種類でしょう。

成虫に関して、ナナホシテントウは見ればすぐ解りますが、ナミテントウは様々な模様の個体がいるので他の種類のテントウムシと間違いやすいかも知れません。

斑点のあるもの、ないもの、斑点の数や形体も様々です。

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こちらはお馴染みのナナホシテントウです。 たまたまバラの花で見つけました。 ヤラセではありませんよ。

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これは異種間交尾ではありません。 模様違いのナミテントウの交尾です。 この親から出来る子は、どんな模様になるんでしょうね?

見た目の違うナミテンとナナホシですが、幼虫の場合は3齢になるまで区別がつきません。 おかげで孵化の写真を撮ったときは3齢までは何頭か飼育して模様の確認をする必要があります。(結構面倒でしょう?)

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先日孵化した1齢幼虫です。(2日目で体長は約2mm) 初めはどちらも全体が黒いんですよね。 何か違いが解ると良いのですが…。

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3齢幼虫になると、やっと同定が出来ます。 この赤い点が体側にあるのがナナホシテントウです。

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こちらがナミテントウです。 4齢(終齢)はどちらも3齢と同じデザインです。

昨年までは幼虫を良く観察していなかったので、2齢まで差がない事は今年気が付きました。

なにしろ餌がアブラムシなので、結構、面倒だったこともありますけどね。

「そんなこと知ってるよ。」と怒られそうなネタでしたが。とりあえず一段落した後のまとめとしてみました。

ご静聴、ありがとうございました。m(_ _)m

コメント (6)
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