おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

食の方言

2020-06-21 22:29:08 | 日々のつれづれ
全国的に移動禁止が解除されて、観光地もにぎわったようですね。
東京のお友だちも、家族でご飯を食べにでかけたとか~
まだまだ不安はありますが、なんか、ちょっとホッとしますね。

さて、昨日、16世紀の英国王室の本のことを書いたのですが、思わぬ反応が~(汗)
・・・ご訪問くださった方々、ありがとうございます・・・
というか、すいません・・・たいしたことを書いてなくて・・・(汗)

ほんとに、急にアクセス数が伸びるとビビッてしまう、オバチャンです・・・

さて、本のバトンで紹介しきれなかった本ですが・・・
こんな本は、どうでしょうか。



野瀬泰申著『全日本食の方言地図』。 

ちょっと、色あせてますけど・・・2003年に発刊された本です。
当時よく見ていたサイトのひとつ、NIKKEI NET「食べ物新日本奇行」。
日本経済新聞のwebページですけど、面白くて、ついついコメントを送ったりしていました。

担当していたのが著者の野瀬さん。
食について12のテーマで、週一回更新されてました。
思いのほか反響があって、読者からのご意見メールが続々と届いたそうです。
これを単行本化されたのですが、なんと、めでたく?私のコメントも掲載してくださったんですね。
(掲載してよいですか?という確認メールもいただきました~)
なので、記念に購入しました~

野瀬さんは福岡出身とのことですが、まえがきに、
大阪で見かけたウスターソースの瓶のラベルのことが書かれています。
とんかつやエビフライの写真が載っているならわかるけど
大阪のウスターソースのラベルにある写真は、和食の王道「天ぷら」やったと。
まるで、「天ぷらはソースかけて食べるのが一番でっせ」と言われているようだって。
なるほど~~

今でこそ、「ケンミンショー」などで、全国各地の個性的な食文化がとりあげられていますが、
20年ほど前では、まだまだ未知なる食習慣が全国にあったんでしょうね。
天ぷらにソースをかけるかどうか、だけでなく、「天かす」なのか「揚げ玉」なのか。
卵焼きは甘いのか甘くないのか、お肉と言えば、牛肉なのかか豚肉なのか、
あるいは、「冷やし中華」は「冷麺」なのか「冷やしラーメン」なのか・・・・
メールで投稿された「ご意見」や、デスクの素朴な疑問、野瀬さんの注釈・・などなど、
盛りだくさんに書かれています~~

ちなみに、私のコメントが掲載されたのは「納豆」についてです。
納豆に関してはかなり反響があったようですよ。
アンケートによれば、東日本では「好き」という人が多く、
「嫌い」が多いのは西日本という傾向が、やはり、ありましたね。
でも、思ったほど差はないような感じかな。
最近は、関西でも食べられる人も多いですから。

掲載された私の意見は・・・



京都生まれのダンナは、いまだかつて納豆を食べたことがない。
「足の裏の匂いがする」(そら~、アンタの足の裏やろ~)、「腐ってるねんで」と言います。
(もちろんフナズシも食べられません) だから、結婚当初hあかったことがありませんでした。
ところが、滋賀県産の二人の娘たちは、学校の給食で食べてきたので、
ご飯に納豆をかけて食べあっれるんです。(うずらさん)

この件については、何度か、ここでも書いてきたような気がしますが・・・
京都生まれのダンナは、いまだに、納豆は食べません。というか食べられません~
でも、給食で食べなれてる娘が「納豆食べたいねんけど!」って言うから、
時々、おかめ納豆の3パック入りを買ってます。
で、たま~に、余った時に、私も食べるときがあります。
・・・ご飯にはかけて食べられませんけどね、酒の肴にはなるかなと。

17年前の本ですが、今もって、楽しく読むことができます。
やはり、生活習慣とか、いわゆる習俗というのは、面白いですよね。

日本は小さな国やけど、それでも、西と東、北と南で、異なる習慣は多いです。
信じられないようなユニークな食べ物・食べ方も、
その土地の人々の歴史にしっかり根ざしていることに気づかされますね。

そうそう、似たような感じですが、『全国アホバカ分布考』の本もありますよ。
テレビの探偵ナイトスクープから生まれた本ですね。

こういうのん、けっこう好きです~