おかんのネタ帳

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リモートドラマ

2020-06-01 23:31:28 | ドラマ「スカーレット」
いよいよ6月ですね。
心なしか、今朝は、車も多かったし、高校生の姿もあって、普段が戻ってきたような。
でも、ちょっと、不安やんね・・・

さて、視聴してた動画配信サービスの無料期間が終わるので解約。
過去のドラマを、いろいろ堪能しました・・・なので、さらに宵っ張りな日々(汗)
自粛解除とともに、劇団関係の、Youtubeでの無料配信も終わっていくので、こちらもチェックしやんと。
(また、某紙で舞台作品の紹介記事を書かなくてはいけないしね)

なんか知らんけど、5月はオタッキーな日々でございました~(汗)
・・・5月も! かな~(苦笑)

先週はなんというても、例のリモートドラマですよ。
BK(NHK大阪放送局)製作の、2分×5日、トータル10分のショートドラマ。
今やからこそ作れて、今やからこそみんなが共感できるドラマになってました。
・・・続きが見たい・・そう思うドラマになってましたよ!

出演は、「スカーレット」の八郎さんと直子。
つまり、松下洸平くんと桜庭ななみちゃん。

BK(NHK大阪放送局)によれば、4月初めに入社2年目のディレクターが企画を持ち込み、
検討してすぐにやってみようということで、GW前に、脚本を桑原亮子さんにオファー。
(阪神淡路大震災時、自ら被災しながらも奮闘し続けた医師の自伝をもとに、
 『心の傷を癒すということ 』というドラマの脚本を書いた方です)
スカーレットのスタッフが多く関わるということから、
スカーレットのキャストのお二人に、出演を依頼、快諾を得たのだとか。
企画から約1か月でできあがったドラマなんですって。

製作の方曰く。
ほかに方法がないからリモートで作ったというのではなく、
リモートで作る手法と、ドラマの中身が合っている点が一番重要だと。

こういう時だからこそ、ドラマで何かできないか、物語で伝えられることがあるんじゃないかと。
なので、できるだけ早く、世の中の人に届けたい、そういう思いも強かったから。
2分ずつ放送するという形になったようです。

カメラはスマホを使用。
キャスト自ら、カメラ、小道具の配置や照明を担当。
GW明け、1日で収録し、突貫で編集、14日には放送告知して、
18日から毎夜、2分のドラマを放送。
6日目には、完全版10分を放送・・・このスピード、すっごいですね。
普段、多くのスタッフで、時間をかけて作ってるNHKなので、びっくり。

14日の告知日に、「スカーレット」公式ツイッターでメイキング動画が発信されて、
それだけでも、スカーレットファンは歓喜でしたね。

放送前に、スカーレットの公式ツイッターで「0話」のショート動画を配信。
放送後は、「ふりかえり動画」や、「ふたりのその後のつぶやき」「LINEのやりとり」をアップ。
そんな仕掛けは、翌日の2分への「行間」を埋めつつ、さらに、妄想をかき立てるという(笑)

でもね、これが、関西ローカル放送なんですよ~
公式ツイッターは、全国、世界の人が見られるので、「0話」、「行間」等がアップされると、

「全国で放送して~~」

スカーレットファン、洸平くんファン、ななみちゃんファンの声が殺到したんですね。
なので、BKさん他?の努力で、なんと、1週間後(30日)に全国放送が決まりました。
仕事が早い~~ と、ファンが絶賛!
ほんまに、NHKさんらしくない?早業ですよね(苦笑)
というか、今しか放送できないドラマだからこそ、ですね。

「スカーレット」公式ツイッターさんのつぶやき、ほんま、いい感じですよ~(笑)

物語は・・・
在宅勤務中、1人暮らしのマンションのドアが壊れ、部屋に閉じ込められてしまった田中くみ子。
修理屋さんにテレビ電話をかけたつもりが、間違えて見ず知らずの居酒屋の店長常林浩也の自宅にかけてしまう。
それをきっかけにお互いにテレビ電話をかけ合う関係になった二人は、少しずつ自分のことを語り出して・・
NHKBK公式ブログより)

ステイホームな二人が、間違い電話でつながる、というのも今どきですが、
でも、修理やさんにテレビ電話します~?? 
というか、かけ間違える~?? (というツッコミはさておき~)

アパレル勤務のOLと、営業自粛している居酒屋店長。
ツイッター発信の「0話」では、実家の親からの電話に、
「今は帰られへんわ~ でも元気やで」 というくみちゃん。
アルバイトさんからの電話に、
「新しいバイト見つかった?ごめんな~。ずっとウチで働いてもらえたら良かったんやけど」
という、店長の常林さん。

そうです。関西発ドラマなので、二人とも関西弁です。
・・・関西弁、忘れんとってくれてありがとう~(笑)

電話を切ってから、それぞれ、ため息をつく二人。
ツイッターで流れた「0話」は約1分少々。
ラストに、くみちゃんが電話をかける音声だけ流れます。

「すいません。こんな時に~」

「ど、どなたですか?」

その夜の本編第1話は、その間違い電話のところから。
暗めな表情の居酒屋店長の常林さんが、登録していない人からの電話を怪訝そうに取ります。
テレビの黒色画面中央に、縦長の携帯画面が映し出されます。
テレビ電話シーンなので、キャストが大写し。それはそれで、ファンはうれしい(笑)

二人の大写しの携帯画面が、最初一人ずつで、
やがて、二人並べて映し出され、それぞれが携帯電話に向かって話してる姿全体を映します。
・・・全身を映してるときは、スマホをどこかに設置して撮ってるってことですよね。
(メイキングによると、ティッシュの箱やら、ゴミ箱を重ねてその上に置いたとか)

Zoom的なもので?遠隔で演出指示が出されるようなんですけど、
わずか10分とは言え、ほんまに、よう、1日でできたもんやなぁと。

大変な様子は、くみちゃんを演じたななみちゃんがインタビューで答えてます → こちら

二人のやり取りが、さすが大阪的? みたいなところもあるのですが、
ステイホームで、人と会えてない、話せてないというくみちゃんも、
2か月も営業自粛で追い詰められてる常林さんも切ない。
俳優さんが上品なんで(笑) ベタベタした大阪色?は出てない感じ(苦笑)

そして、いつの間にLINE交換したんよ~ という、
二人のLINEのやりとりが、公式ツイッターにアップされて。
なんとも、恋の始まりのような(笑) 短いねんけど、キュンとするやりとりで。
3日目のテレビ電話あたりから、お互いの距離が縮まっていくんですね。

くみちゃんは、常林さんが応える言葉に力づけられるし、
追い詰められてる居酒屋店長の常林さんも、くみちゃんの言葉から、
前向きな気持ちになっていくんですね。

そして、アイテムとして登場するのが、ペペロンチーノ。
常林さんは、どうやらイタリアン居酒屋をしているようで、1日目もパスタが登場。
3日目も、パスタ(絶望のペペロンチーノっていうてました)を作ってました。
5日目、ラストの日は、レシピをくみちゃんに教えて上げたらしく(メイキングで出てました)
二人がリモートで、同じメニューを食べるところから始まってましたね。

そのレシピ、放送後、公式ツイッターで発信されたので、さっそく作った人多し。

私も、作りました~~(笑)



つねちゃんペペロンチーノ! 
いえ、アスパラガスとプチトマトのペペロンチーノ、です。

アスパラ1本、プチトマト2個、ベーコン1枚、パスタ、80g  
もちろん、おひとり様の分量

あと、ニンニク1片、イタリアンパセリ少々。
(イタリアンパセリはなかったので、ドライパセリを振りかけました ← 青のり、ではない!)

スマホを前に、作ったパスタを食べ始めるふたり。
フッと、寂し気な顔をするくみちゃん。

「目の前で同じものを食べているのに、常林さんがすごく遠くに感じます」

「・・・僕も、テレビ電話は、予告編を見てるみたいで・・・映画でも、ようできた予告編ほど、本編が見たくななります」

「Coming soon、ですね」

本編が見たい、それって、会いたいって言うことちゃうのん~(笑)

ラストがなんとも、おしゃれな演出でしたね。
パスタを食べようとする、それぞれの横顔の画面が向き合うように並び。
片方ずつ映しながら、字幕が出てきます。

(自由に会える日が来たら)

ペペロンチーノ

食べにいっていいですか?

食べに来てくれますか?

うつむく二人。

「食べましょ」 と言いながらパスタを口にする二人。
パスタを食べる横顔が映った画面が大きくなり、
(まるで、本当に向かい合ってるような感じに近づいて)
ちょっと、笑顔がこぼれ・・・

そして、流れるのが、「レット・イット・ビー」
なすがままに、そのままで・・・ですかね?

音楽がね、ほんまに、ええねん。
最初から、ずっと、ビートルズなんですよ。
・・・・使用料、お高いんちゃいますのん・・・?
(ま、NHKやし、おかまいないか~?)

とにもかくにも、毎夜、この2分を楽しみにしてる5日間が、なんとも新鮮でした(笑)
ほんまに、予告編を見るような10分。

もうちょっと見てみたい、続きが見たい、ぐらいなのがいいんでしょうかね。
(リモートで、30分は、作るのも大変やろうけど、見るのもしんどいかも)

とはいえ、私らも、本編があるのなら見てみたいです。
お忙しいお二人やとは思うけど、
実写で、いつになってもいいので、ぜひ、作って欲しいですね~