CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

自分を知るということ

2017-07-17 08:14:28 | 日記
簡単なようで難しいこと。

歳を重ねた自分。
自分が子どもの頃見ていた50代半ばとはずいぶん違っている。
若いと言えば若いが・・・体力の衰えや体の変化、様々起きている。
そのことは、わかっているが、感動し続けたいと思っていたりする。
この感動ひとつとっても、昔とは違う。
ときめくことも減ってきた。
憤るパワーも落ちている。
そして世の中も・・・
戦後社会運動が盛んだったころのようなリアルなパワーを感じない。
バブルとはいえ、高揚感が社会にあふれていたあの頃の輝きを感じない。
どことなくくすんでいて・・・
自然災害も以前よりも増えている気がする。
途方に暮れるといった感情があちらこちらにあって・・・
夢をもって元気いっぱいな若者というより、
とりあえず、日々が過ごせれば・・・というような、若者も増えている。

いや、社会の状況をつらつら書きたかったのではなくて、自分だ・・・

つまり、自分のパワーダウンの現状と、現実を感じながら・・・
自分らしく生きているだろうか・・・とふと思った。
自分らしくかぁ・・・
私は自分をわかっているのだろうか・・・

ずいぶんいろいろ真面目に考えているような前置きになったが、
そうではない、つまりです・・・

実は最近服装に困っているのです。
数年前まで着ていたお気に入りのTシャツが、
どうも似合わない気がしてきたのです。
お気に入りだったってことは、似合うと思っていたわけで、
その服装が、今の自分に似合わないと思い始めた。
体型が変わったということも原因かもしれないけれど
とんと、困ったわけです。
これまで、フツウに着ていた洋服たちが、自分にまったく似合わない・・・
つまり、落ち着かない感じがしてきたのです。

で、手あたり次第安価な服を買ってみる・・・なんとなくしっくりこない。
どうしたんだ、私・・・

暑いから、裸で歩いたほうがよっぽど気が楽だと思うが、逮捕されるみたいだし(^^ゞ
社会の迷惑なので、やめておいた方がいい。

今自分がしっくりこない洋服たちが、数年後しっくりくる感じがしない。
かといって、捨てるには惜しい・・・30年以上着ていた服もある。
ちょうど、季節の変わり目に着ていたお気に入りの服を最近着ていない。
春や秋が短くなって、ダウンを脱いだと思ったら、
すぐにスプリングコートは必要がないほどの気温になってしまう。

気候が変わったからなのだろうか。。。
私が新しいステージに入ったからなのだろうか。。。
よくわからない。

とにかく・・・何を着るべきかがわからず、
貯蓄ゼロ円その日暮らしの我が家で、洋服にお金をかけるなんてできない。

う~んわからない・・・わからないぞ、自分が。

着る服がしっくりこない自分。
それで、『自分』を私はまだ確立していないし、
わかっていないということに気付いた。

私って何なんだ・・・
自分っていったいどんな人間なんだ・・・

自分を知るということはとても難しいことなんだと・・・

着る服に迷いながら・・・思う私。
あ~『夢一夜』のようにあの人に逢うために服を迷うような
そんな素敵な状態ならいいんだけど・・・
私はどう老いるか・・・ということに迷っているのかもしれない。

雨雨降れ降れ・・・と乾ききった空を見上げながら、
欲もなく穏やかな何も考えない時間が増えてきた。
何を着たいか・・・考えているってことは、
やっぱり自分にまだ欲があるってことなのだろうけど・・・

自分ってどんな人間なんだ・・・それがまったくわからない。
だから、何を唄うか・・・思いつかない今日この頃。
自分を知らないとなぁ・・・何事も始まらないわけである。。。

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