CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

『自由と自律』そして『個』の確立。

2019-03-09 00:53:00 | 日記
都立高校に入学したのは、40年前。
校内で制服を着ているのは、私たち1年生だけだった。
入学してしばらくすると、制服廃止のための『署名』が回り始めた。
もちろん、署名した。
しかし、制服制度復活は、覆すことはできなかった。
署名を呼びかけた生徒は、高校を去った。

秋の文化祭のクラス展示について、話し合われた。
私は『自由について』というテーマで文化祭を取り組みたいと提案した。
が、『映画と音楽』というテーマに決まった。
どんな展示だったのかさっぱり覚えていない。

その後、夏の入笠山への林間学校?に引率してくれた卒業生が、色々話しかけてくれた。
彼は、文化祭のテーマの話し合いの時いたのかなぁ、とにかく私の提案に興味を示した。
その先輩の時代に制服制度廃止のための運動があり、制服がなくなったらしい。
そのこともあって、私の提案にとても共感したかららしい。

記憶力の乏しい私の記憶なのであてにならないが、高校一年の時のそんなことがあった。

あの時言われたのは、先輩たちの服装が華美に過ぎたため制服が復活したとのことだった。
理不尽だ!先輩が華美に過ぎたのなら、
規制されるべきはその先輩たちであって、新入生ではないはずだと思った。

その理不尽な話を聞きながら、私は思った。
自由には、自律が不可欠だと。

最近、この『自由と自律』について考えることが増えた。
今、文化祭のテーマを話し合おうと言われても40年前と同じことを提案するな、きっと。
それは、私が進歩していないのか、世の中が成長していないのか、よくわからない。
でも、40年前より、私自身は柔軟で深い思考ができている、と思いたいし、そうありたい。

自律、つまり『個』の確立。
これまた深いテーマだ。

小さな哲学は、終わりがない。
そして、いろいろ考えることは、私にとって、とても楽しいことだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿