小濱邦子さんとの出会いは、ジャムラボのボーカルセッション。
言葉をどう発するか、息と声のことを丁寧に意識されているその歌唱は、素敵だった。
ちょっとお喋りして、同じ『邦子』であることにびっくりして、
一度、ライブに行きたいな・・・と思っていた。
彼女のグループ『水墨庵』が、気になっていた。
うん、やっぱ、良かった。
聴きに行って、よかった。
ギターもベースも素敵だった。
最初、短編の朗読から。
ギターもベースも初めて聴くお話に自由に音を添えるという趣向。
話の途中で、もっと、音が入ることを期待したが、
初めて聴くそのお話が、どう展開するか、
全く未知なわけで、そのお話に絡んだ音はほんの少しだった。
お話が終わり、そこから得たインスピレーションを
ギターとベースが音にして、紡いでいく。
モノクロだった物語に風が吹いて、色、つまり光が射した。
面白い、試み。
素敵でした。
お話の途中、音を出そうとして、何度も、音を出そうとして・・・
そのギタリストとベーシストの緊張感も、空気と時間を紡いでいた。
そして私は、音を出すということのハードルを感じる時間となった。
それは、小濱さんが、
息に声と言葉をのせることに細心の注意を払っているから、
ギタリストとベーシストも音を発することに細心の注意を払う。
で、ラストまで、加わった音はほんの少しだったわけだ。
小濱さんの物語世界と、観客がそこに引き込まれて行く空気を壊すような音でもいい、
ためらうことなく、自分の感じたままの音を、そこに絡ませたら・・・
そしたら、予想もつかない化学反応が起き、
小濱さんの語りが違うものになるかもしれない。
うっふ、いろんなことが、これからも起きていきそうな、水墨庵だ。
何も起きなくても、それもまたいい。
英語が分からず、音楽もジャズもよくわからないが、
感じることを楽しめる時間を得た。
休憩前、「歌う?」と声をかけていただき、
楽譜持ってなかったし、
まぁ、モリタートなら楽譜がなくてもってわけで、歌った。
いろんな話で、盛り上がった。
「今度うちで」と声もかけていただきありがたかった。
帰るとき、主(あるじ)の杉田誠一さんに
「誰の歌が好きなの?」と聞かれた。
「私」と答えたら、「いい答えだ」と喜んでいた。
『庖丁お定のモリタート』の歌詞ではないが私は私なのだ。
誰が好きって言えるほど、ちゃんと聴いていないし、
誰かのように歌いたいと思ったって、私はその誰かじゃないから、
私というフィルターを通るから、誰かのように歌いたいと思うこと自体、ないし。
強いて言えば、誰にも歌えない私の歌・・・が歌えるようになったら、すごいなと思う。
小濱邦子さんの歌を聴いて、その思いが強くなった。
息を声にする小濱さんの歌い方って、凄い。
誰にも真似できない『小濱邦子の世界』だ。
私も私の世界を歌えるようになりたいなぁ・・・そう思った夜。
幸せな時間をありがとうございました。
そうそう最後になりましたが・・・
ギターは秋山和也さん。
ベースは吉村由紀夫さん。
お二人にも、そして・・・
水墨庵との出逢いの空間を提供してくださった
杉田誠一さんにも感謝しつつ、今日のブログは終わります。
あ〜いい時間だったなぁ(^^)
言葉をどう発するか、息と声のことを丁寧に意識されているその歌唱は、素敵だった。
ちょっとお喋りして、同じ『邦子』であることにびっくりして、
一度、ライブに行きたいな・・・と思っていた。
彼女のグループ『水墨庵』が、気になっていた。
うん、やっぱ、良かった。
聴きに行って、よかった。
ギターもベースも素敵だった。
最初、短編の朗読から。
ギターもベースも初めて聴くお話に自由に音を添えるという趣向。
話の途中で、もっと、音が入ることを期待したが、
初めて聴くそのお話が、どう展開するか、
全く未知なわけで、そのお話に絡んだ音はほんの少しだった。
お話が終わり、そこから得たインスピレーションを
ギターとベースが音にして、紡いでいく。
モノクロだった物語に風が吹いて、色、つまり光が射した。
面白い、試み。
素敵でした。
お話の途中、音を出そうとして、何度も、音を出そうとして・・・
そのギタリストとベーシストの緊張感も、空気と時間を紡いでいた。
そして私は、音を出すということのハードルを感じる時間となった。
それは、小濱さんが、
息に声と言葉をのせることに細心の注意を払っているから、
ギタリストとベーシストも音を発することに細心の注意を払う。
で、ラストまで、加わった音はほんの少しだったわけだ。
小濱さんの物語世界と、観客がそこに引き込まれて行く空気を壊すような音でもいい、
ためらうことなく、自分の感じたままの音を、そこに絡ませたら・・・
そしたら、予想もつかない化学反応が起き、
小濱さんの語りが違うものになるかもしれない。
うっふ、いろんなことが、これからも起きていきそうな、水墨庵だ。
何も起きなくても、それもまたいい。
英語が分からず、音楽もジャズもよくわからないが、
感じることを楽しめる時間を得た。
休憩前、「歌う?」と声をかけていただき、
楽譜持ってなかったし、
まぁ、モリタートなら楽譜がなくてもってわけで、歌った。
いろんな話で、盛り上がった。
「今度うちで」と声もかけていただきありがたかった。
帰るとき、主(あるじ)の杉田誠一さんに
「誰の歌が好きなの?」と聞かれた。
「私」と答えたら、「いい答えだ」と喜んでいた。
『庖丁お定のモリタート』の歌詞ではないが私は私なのだ。
誰が好きって言えるほど、ちゃんと聴いていないし、
誰かのように歌いたいと思ったって、私はその誰かじゃないから、
私というフィルターを通るから、誰かのように歌いたいと思うこと自体、ないし。
強いて言えば、誰にも歌えない私の歌・・・が歌えるようになったら、すごいなと思う。
小濱邦子さんの歌を聴いて、その思いが強くなった。
息を声にする小濱さんの歌い方って、凄い。
誰にも真似できない『小濱邦子の世界』だ。
私も私の世界を歌えるようになりたいなぁ・・・そう思った夜。
幸せな時間をありがとうございました。
そうそう最後になりましたが・・・
ギターは秋山和也さん。
ベースは吉村由紀夫さん。
お二人にも、そして・・・
水墨庵との出逢いの空間を提供してくださった
杉田誠一さんにも感謝しつつ、今日のブログは終わります。
あ〜いい時間だったなぁ(^^)
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