CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

短い時間に、いろんなことを感じた日。。。

2014-02-13 08:04:52 | 日記
昨日・・・レッスンと打ち合わせを終えて
通勤ラッシュの時間にあたり、混んだ電車で帰宅した。
地元の駅には多くの人が降りて、階段を降る・・・
昇り降りの矢印を無視して人があふれて、改札に向かう。
そんな中、階段の昇り口で白杖を手に一人の男性が佇んでいた。

多くの人が一斉に降りてくる階段・・・その足音が、
彼の耳にはどんな風に聞こえるかを想像するとたまらない。
押し寄せる靴音は、とても恐ろしく感じるだろう。
彼はじっと嵐がゆきすぎるのを待っている小鹿のように佇んでいた。
行き過ぎる人は、目もくれず・・・
ともすれば、邪魔だを言いそうな勢いで、彼の横を通り過ぎる。

私は、たまらなくなり、
降りルートから、昇りルートへ移動し、
人をかき分け彼のもとに行き、彼の手を握った。

彼は、ふと私を見た。
見えない目を私に向けて、心の目で私を見た。そんな気がした。

彼の手を引き、階段の手すりを握らせるまで、ほんの数秒だった。
声のない声で、言葉を交わした・・・そんな気がする。
「ありがとう」「どういたしまして」
言葉は発していなかったと思う。
でも、彼とそんな会話をしたような気がする。
ほんの一瞬の出来事だった・・・

そんな私たちの周りを相変わらず、人々の波がゆき過ぎる。

彼らは、抜き差しならない状態のように見える。
彼らは、何かに追われているように見える。
彼らには、もしかしたら、私たちが見えていないかもしれない。
彼らは・・・見える目で、何を見ているのだろう。

白杖をつきながら、見えない目で多くのモノを見つめている男性。

短い時間に、いろんなことを感じた。

誕生日の二時間レッスンは、無事に終わった。
レッスンの前日にいただいた曲は・・・まだしっかり覚えきれていなかった。
それでも・・・ずっと聴き続けていたので、
先生の演奏を聴きながら、おぼろげながらイメージをたどることができた。

昨日は、歌えなかったメロディーが、今日、目覚めるときに・・・
夢うつつの状態で・・・聴こえてきて、心の中で、歌えていた。。。
昨日までは、歌えなかった旋律が、今、頭の中を、くるくる回っている。

4月19日に歌う曲も曲順も決まった。。。
4月19日までのレッスンの日程も決まった。。。

さぁ・・・ここからだ。

と・・・思ったが、部屋の散らかりようは、人としてどうなの?状態(^^ゞ

今日は、ピアフのLPレコード聴きながら、カフェオレを飲みながら、
すっきり、お片づけをするとしましょうかぁ・・・