風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-071 小沢も谷垣も菅も

2011-06-02 18:27:22 | 世相あれこれ

風の谷通信 No.6-071   (文章一部訂正 6/04/’11 再訂追加6/06/11)

地震被災も原発事故も放り出して永田町が混乱し続ける。自民党が内閣不信任案を提出して「もしも可決されたときにどうするのか」という明確な腹案がなかった。提出する以上は可決を目指しただろうし、その後の青写真も描いていただろうに、それがなかった・・・と言う。
・・・・・・それで・・・否決された。

あれほどかき回してきた小沢氏は最後になって、首相の自主引退という表現を引き出したからもうそれで目的は達した・政争は終りだとばかりに、取り巻き連中に自主投票を求めた上で自身は投票を欠席した。ズルイよ。もし菅を引き摺り下ろしたら、その後にはどうしようと言うのかな?カネ絡みのままで自分が首相に成る気はなかろうし、どうせ途中で放り出してしまうのだろうから回りの小者達には期待できないし、ここでも次の青写真がないということだ。

さらに同じ時刻のニュースで、谷垣氏が小沢氏との連携があり得ると表現している。あれほどにカネの絡みを非難して菅政権を攻めてきた谷垣がここでそのカネ疑惑の本人の小沢と連携し得るとはどうしたことか。

どうにも素人には理解しがたい。それで、被災地の人々はどうなるのかな?これが政治の本態なのか。国会議員は本来の役割を果たす気がないらしい。首相は首相で、国際舞台で立派な演説をして帰国したら退陣するというパターンを繰り返している。アベ・フクダがそうだった。おっと、ハトポッポもそうだった。コブチ・アソウやコイズミがどうだったかはもう忘れたが、古くは鈴木善幸が記憶に残る。そして、カンよ、お前もか。