風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-070 奥伊勢旅行3

2011-05-31 19:59:03 | 旅日記

風の谷通信 No.6-070

緑深い伊勢に着いた。三瀬谷の駅を降りると先着の仲間二人と合流してホテルのバスで目的地へ向かう。 三瀬谷の駅から西南へ向かって山へ入ってゆく。これがどうにも理解し難い。播州育ちにとって川が南から北へ流れることが異様に感じられる。平野を蛇行するならばともかく、山の中を南から北へ降る流れを見ると「カンが狂ってしまう」のだ。今、地図を眺めて照合しているとバスは川を遡って行った筈だが、頭に残る印象ではどう考えてもバスで川沿いを下っていたとしか思えない。とにかくその時点では、お陰で方向感覚も失って、ただただバスの中から景色を眺めているだけだった。

        

 目的地フォレストピア。周りは緑が一杯。なかなか立派な建物で中の造作もこの地にふさわしい木材を主体にした姿。時間が早いので、ホテルの周辺を歩いて見回ることにした。敷地内の各部位に日帰りで遊べるような施設がつくってあって、多分近くの人たちが川や丘で遊んでいる。温泉入浴主体の客もいるらしい。中学生と思しきグループ十数人が川の淵を中心に大暴れしている。楽しそうだ。我々年寄りは園内に作られた遊歩道を巡って山のほうへと足を伸ばす。その一角に野菜畑のようなものがあって、なんだか珍しそうなものを植えている。ただし、夕食の席でこの栽培品のいくつかが皿に載っていることを知らされた。でもそれが何かは知らない。判らないものはすべてパス。山から引いてきた水がパイプから出て会所に入り(写真右)、そこから野菜畑へと導かれている。きれいな水がとうとうと絶えることなく流れてくる。豊かな自然の中に居ることを実感する。

園内を少し歩いただけで汗をかいた。それほどに体力が落ちているということ。こんなことならば着替えを持ってくるべきだった。ホールへ戻って売店でTシャツを求めたが販売していない。しばらくするとマネジャーらしき上司が声を掛けてくれて、かつて販売していたTシャツの在庫を調べてくれた。倉庫に「ミヤガワ」のデザインの入った古い在庫品があったとのこと。値段を尋ねると要らないといわれる。実はかつては販売していたが、ミヤガワ村がなくなったので販売を停止したとのこと。あぁそうか、合併でムラの名前が消えたのだ。有難く感謝して着替えさせて頂いた。この項終り。

 

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6-069 原発8.西日本も危険

2011-05-29 21:01:29 | 世相あれこれ

風の谷通信 No.6-069

フクシマ問題は遠い東北のことだと思っていたらとんでもない話だと判った。原発だけの問題だとは言っておれない。

新聞に現れる情報はごく限られていてしかも偏っている。しかし、週刊現代に現れる人たちの名前と著書を追いかけると原発の危険性がいかに大きなものかが理解できる。加えて、身近な知人からは奇怪な情報も教わった。

その一つは地震発生地点のプロット。新聞報道は発生時の地点情報[平面位置と震度]だけであって、個別の分断情報に過ぎないが、これを地図に一覧すると、なんと!そのプロットが緯度・経度に沿って直線上に整然と並んで現れるのだ。地震発生になんらかの意図を感じざるを得ない、ミステリアスな姿である。

次に、ドイツ気象庁が公表している地図。これはフクシマを中心にして風の流れを4時間毎に連続3カ日分ずつ予測した動画である。フクシマを起点にした風は北へ動いたあと西へ流れてシベリアや朝鮮半島方面へ行き、中国大陸へ出るとぐるりと南へ回って東へ向かい、西日本から東の太平洋上へ流れるのだ。この気流に放射能汚染が乗れば、西日本は全域が汚染に包まれてしまう。
不思議なのはこの情報がドイツ気象庁で作られていて、何故ニホンでは作られないのかということ。ドイツ語に堪能な人がこれを翻訳してドイツから送信してくださるのでニホン人の目に留まっていると言うこと。ネットを読んでいる人はどうぞ「ドイツ気象庁」で検索してみてください。源資料はニホンから出ているものと思うがそのニホンではこれが公表されないのだ。

そのフクシマではきょうも変なことが起きた。きのうの21時頃にフクシマの5号機の核燃料一時貯蔵プール用の冷却ポンプが停止しているのが「見つかった」。それを公表したのがきょう29日の正午過ぎだったらしい。21時過ぎにポンプ停止が見つかって修復が終わるまで約15時間以上停止していた・・・という発表なので、公表はきょうの正午過ぎだったことになる。大いに遅くなった。東電では、情報を隠す意図はなかった、と言っている。本当かいな?

もう一件。4日前に知ったのだが、岩上安身さんというジャーナリストが特異なブログを開設している。テレビで観るようなジャーナリストではないのか、それとも筆者が情報に疎いからか、まったく知らなかった人である。このブログ5月27日付に「琉球大学名誉教授・矢ヶ先克馬さん」のインタビュー動画がある。ほぼ2時間の熱のこもった対談である。この先生が放射線の意味や作用・特徴・人体への影響・政治的軍事的背景・今後の対策などについてこの分野の素人にも判りやすく解説しておられる。フクシマが今のままでは日本人の民族保持にも危険な状態であることが理解できて、校庭の汚染許容度が20ミリシーベルトだなんて言ったヤツを罵倒したいような気分になる。ぜひこれを訪問してみてください。

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6-068 原発7.次から次へと問題が

2011-05-27 16:41:59 | 世相あれこれ

風の谷通信 No.6-068

班目委員長の発言「可能性性がゼロでない」というのは「事実上ゼロだとの意」だそうです。おやオヤ?と思っていたら読売新聞の「編集手帳」が噛み付いている。曰く「深刻な危機のさ中に国語の読解力もどきの会話だ」と〔5/25〕。これが班目氏の国語力の限界です。こんな人のために税金で高い給料を払っているのかな。高度な専門家なのでバカでかい給料だと思いますよ・・・・。但し、専門知識を生かすだけの国語力が無いようで・・・。

炉心溶融の件、2号炉・3号炉も含めて地震のすぐ後=津波よりも先に=炉心溶融が起きていたであろう、というのが正しいらしい。地震だけで既に外部電源が崩壊していたということ。原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官は災害翌日の会見で炉心溶融の可能性に言及した。(その結果)首相と官房長官は中村氏を排除した(=経済産業省に指示して会見担当から外した)。目の前の不都合を排除します。遠い先の不都合には目をつぶります。それが自己保身の対策だからです。

海水注入の件、実は注入を中止しなかった。これは吉田所長の独断であった。但し東電本店との意思疎通を欠いた点がある。本店は政府に対して「給水を停止した」と報告していた。そこで、本社は所長を「連絡遅れ」の咎で以て処分しようと考えた。これが朝刊で報じられた。・・・この本店の態度に対する怒りをどう表現しようかと考えているうちに、ネットにすばやい反応が出た。「怒りの声」がネットに飛び交っているらしい。それが当然、至極当然。事故発生以来オタオタ・ヨロヨロ、まともに対応できなかった本店幹部が、現場の過酷な環境と不利な労働条件の中で1000人を超える作業員達を指揮して奮闘して来た所長を処分できるはずがない。「海水注入を停めたらダメだ」と判断して責任を一身に被って、社内で孤軍奮闘してきた人を処分できるはずがない。もしこれだけの遅れで処分するとすれば、既に多くの役員や幹部達が処分を受けたはずだ・・・というのがネットにあふれる投書である。

お陰さまで・・・旅行日記を書く暇がない。

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6-067 支離滅裂な一日

2011-05-24 20:31:59 | 世相あれこれ

風の谷通信 NO.6-067

班目委員長の発言がまだもめていて、遂に朝日新聞の1面トップ記事になったが、言った言わなかったのレベルで・・・あきれるだけ・・・。わが身のほうもきょうは支離滅裂だった。

朝飯はきのうのヨモギ餅の残りと食パン1枚に味噌汁に同じく残り物の魚の唐揚げ。一体何をしているのやら。これを済ませて山陽本線へ出る。
三宮で乗り換えて阪神西宮で降りて本屋で1冊買ってパンの店に入りコーヒーを飲みながら読む。11時半に歯科検診。駅に戻って駅中の阪神百貨店へ入る。

まずは身内が奨める「歩人館」というテナント靴店でアシックスのカジュアル・シューズを買う。なるほど2000円や3000円の靴とは全く違う履き心地に納得する。但しいい歳をした女性店員の言葉遣いには閉口した。「お幅」だの「お底」だの言うんだから。靴について「お」を付けるなんて。こちらのお靴のほうがお幅が広くて履きやすいと思いますが・・。これで更に「お客様のおみ足は・・・」なんてやられると逃げ出すよ。不適切な丁寧語や敬語は聞いて不愉快になる。とは言え、とにかくいい靴を買った。それでも頭がこんがらがりそうだった。気分直しに同じ館内の喫茶店で昼食を摂る。季節のパスタは黒ゴマとエリンギのスパゲッティ。これはいい味だった。食後の紅茶はポットにたっぷりとあって、おいしかった。何しろ店の名前が[ Aftenoon Tea ]だって。明るくて気持ちのいい雰囲気で女性客が多い。お爺だって構わないだろう。ただ紅茶だけの店かと思っていたので 今まで利用しなかったもの。

三宮へ移動して郵便局を探すが見つからない。人に尋ねて局へ行くとそこにはATMがない。局で聞いた設置場所を探してうろうろしながら時間が経ってしまう。構内のはずれの薄暗いところにあるキャッシュコーナーで順番待ちしてカネを引き出し、ようやくにしてバスに乗ったのが既に14時20分頃。原田の森の神戸文学館へ行き、岡部伊都子回顧展を観る。いろいろ感じる処があったがそれはきょうのテーマとは離れる。そのあと近く=その昔下宿していた場所=を少し眺めてから、またバスで三宮へ戻り、京町筋の博物館へ行き「ギリシャ彫刻展」を観る。昨年11月にルーブルでヴィーナス像を観たが、今回は男性や子供の彫刻が多かった。圧巻はやはり「円盤投げ」。

だけど、14時にバス停へ向けて歩いてからずっと立ち詰めだったので疲れがひどかった。三宮駅へ戻ると「もう動きたくないよ」という疲れようで、とにかくペットボトルのお茶を買って柱にもたれてうずくまってしまった。しばらくその姿勢で駅構内の通行人の足を見つめていた。

三宮からの帰り途には快速電車を選んだので元町駅で座れて、のんびりゆっくりとできたので、力が回復した。それにしてもまぁ、なんとも支離滅裂の一日だった。

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6-066 原発6.やっぱりモメてる

2011-05-23 19:11:07 | 世相あれこれ

風の谷通信 No.6-066

土曜日の朝、喫茶店で読売新聞の記事を読んで「これは混乱するな」と思い、すぐにメモしておいた。

案の定、今朝の報道では混乱している。元の記事では首相が「再臨界の可能性はあるか?」と尋ねたら班目委員長が「あり得ると答えた」とあるが、当の班目氏はこれを否定している。曰く「再臨界の危険性があるなどと私は言っていない。侮辱と思っている。」・・・・再臨海については「可能性はゼロではない」という趣旨の発言をしたことを認めた。あぁぁ。
海水注入一時中断については、これは東電の判断であり、首相が指示したものではないということを確認した。従ってアベちゃんが「激情に駆られて誤った判断をした」と批判したのは見当違いというべし。アベちゃんは引込め。

それにしてもあの安全委員長の言動はお笑いであろう。上記二つの発言にどんな違いがあるのか。また「可能性はゼロではない」というのはどちらとも取れる無責任な発言であり、今まで安全神話を吹聴してきた安全委員長が言うべき言葉とは思えない。しかも「侮辱された」と開きなおるのか。

事故発生以来の無責任さに呆れて、まったく以てデタラメな人だナと思っていたら、きょうのネット・ニュースで亀井さんが「デタラメな人だ」と言ったと報じている。よくも適切に言ってくれたものだと拍手する。全く以てデタラメ委員長だ。

相手が原子力に無知な素人集団だと思ってか、お前らには「説明しても判らんだろう・・・」と言った態度で、真摯に対応してこなかった。被災地の悩みや国民一般を侮辱してきた人であるが、その彼を批判するには如何せん原子力に無知な素人としてはここまでが精一杯。これ以上言えばそれこそ「侮辱」になりかねない。

追加すると、きょうの報道では今回の事故による放射性物質の拡散状況を予測した「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(略称SPEEDI)のデータが震災発生の翌未明に官邸に届けられたのに、これが原子力安全・保安院の担当者の手に留まり、保安院長にも官房長官にも伝えられなかったという。首相がその12日に現地視察した際にもデータが伝わっていなかった、という。担当者は事態をどう判断していたのであろうか。スピーディーがちっともスピーディーではなかった。やはり、素人に渡しても無意味だと考えたのか。

次から次へと揉め事のネタが明らかにされてくる。まだまだ収まらないだろう。

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