風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-147京都嵯峨野ゆき

2011-11-29 17:08:53 | 旅日記

風の谷通信No.6-147

きのうは京都行き。去る七月に老人会の団体旅行で出かけたが、独り旅は久しぶり。宝殿駅を九時過ぎに乗って京都へ。地下鉄で烏丸御池へ出てそこから街を眺めながら歩く。

ある買い物が目的でまずは京都市役所前へ。しかしどうも腑に落ちない。地名が合わないのだ。インタネットの地図の表示と全く異なる。そもそもここは左京区で、目的地は東山区だよ。歩いて曲がって橋の上で休んで・・・・・・・・・・・・・・・鴨川を越えてまだ先の八坂神社の南まで歩いて、ようやく三面大黒天の境内に目的地を見つけた。途中で京阪四条駅のトイレを借りた。頼むと駅員が丁寧に受け止めてくれて、入場券が必要ですか?と訊ねたが不要ですからそのままどうぞ、と言われて有難く拝借。まことに有難いことです。大阪の淀屋橋駅と京都は三條柳町駅以外は利用したことがないのに、有難いことです。

三面大黒天周辺の町は人だらけ。八坂神社・建仁寺・高台寺と言った高名な観光地に加えて、途中に通りかかった花見小路の人出にはうんざりした。ちょうど昼時だったせいか小路に人が溢れていた。東山の大通りから山の方へ登る小さな坂道にも歩行客が一杯で、なんだろうな?とは思いながら自身もその一人であることに思いを致す。地元の町の住民にとっては如何なものなのか?迷惑だろうなあ、タクシーも営業・配達のトラックも徐行しかできない程の歩行者が邪魔だな、とは思いながら・・・・。

さて、用を終えて洛西へ向かう。阪急河原町駅で教わって、四条大宮まで行き京福電鉄に乗り換える。これはその昔来たときには青空だったと思うがなぁ。記憶違いか知らん?市電と同じ感覚の路面電車だったように思う。今は大きなビルの一階にある。更なる乗換えが面倒臭いのでそのまま終点の嵐山駅まで乗る。

嵐山駅。イヤー!驚いた。なんたる人出、何たる混雑!月曜日の午後というのに!駅構内に溢れる人・人・ひと。駅前の道をトロッコ駅の方へ向かう。またまた人・人・ひと。歩行者が車道に溢れ、クルマを押しのけて歩く。なかには与太っているものまで居て、クルマの運転者の方が用心しなければならない。バスもタクシーものろのろ運転だ。4年ほど前に紅葉の季節を避けて訊ねた時に食事した辺りはもう空席待ちの客で溢れている。コリャたまらん。きょうで三回目の訪問であるが、これからは季節を考えよう。こんな観光シーズンに訪ねるのはまずい。何よりも紅葉の観賞に京都まで来る必要はない。地元が最善というもの。

トロッコ駅の少し向こうで大河内山荘への道に入る。竹やぶの小道が人で膨れている。この地域には天竜寺・オルゴール博物館・野宮神社などがあって、更には山荘を経由して常寂光寺や大覚寺方面へ行けるからだろうか。それにしてももう15時近くで竹やぶの道が薄暗くなっている。空は薄曇なので全体がどんよりと暗く、写真だってフラッシュを焚いても写るかどうか判らない。それでも人が群がる。こんな人出は疑問。地元の名所を訪ねるのが良策というもの。

さすがに山荘の高い処はまだ太陽の光があって紅葉の写真を撮れる気配だった。その山荘も、抹茶サービスの床机席が満杯で、次から次へと客が代わる。入り口で訊ねると「紅葉の季節はこんなもんです」とのこと。夜間のライトアップもしないのに、スゴイナ。下司の勘ぐりで他人様のサイフを伺うと、一日に千人訪れたら入場料素(粗)収入が一日百万円。それを原資にあれだけの人数を雇い、山を手入れし、建物を保持してゆくことになる。季節はずれにはそんなに入場者がないだろうし、気楽な経営ではなかろうと思う。それにしても大河内さんは偉大なものを遺したものだ。やはり人の偉さ、「格」のなせる業であろう。

帰り途。JP嵯峨野駅で16時04分の電車に乗る。二駅で満員になり、三駅目から乗れない人がでた。ここでも人・人・ひと。午後の早いうちに嵯峨野を離れてよかった。京都駅発16時44分の新快速に乗り、ほぼ19時に帰着。この旅行はやり直しが必要。

 

 

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6-146放射性物質の所有権?

2011-11-24 17:56:59 | 世相あれこれ

風の谷通信No.6-146

朝日新聞の「プロメテウスの罠」はいろいろなことを教えてくれる。(余談だがTPP報道とはえらく姿勢が違うぞ。)

新しく始まったシリーズ「無主物の責任」の第一報にこんなことが報じられている。名門ゴルフコースが放射能汚染を受けた。東電にその除去を求めた。東電の主張は「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。だから除染の責任は無い。・・・・・仮に持ち主を考えるとしても、その放射性物質はゴルフ場の土に符合(こんな言葉を使うのか?)しているので、東電が所有している訳ではない。」

更に驚くべきことには裁判所がゴルフ場の訴えを退けた!!!!!!!!

なんとも理解できないし、暗い重い気持ちになる。タミは救われない。

だから、東北地方の除染は東電の責任ではなくて、国民の税金で国がやるのか。東電という加害者にとってはまことに好都合な話だ。

仮にオウムが造ったサリンをどこかへ運ぼうとしてトラックに載せていたら、強風が吹いて飛散し、周辺の人を殺した・・・・とする。飛散したサリンはオウムの所有物ではないから責任は無いぞ、と言えるのか?????? 

法律ではそうなるのかな?この『無主物シリーズ』の続きがどうなるか興味深い。

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6-145大豆不作

2011-11-21 17:48:23 | 農業日記

風の谷通信No.6-145

大豆の出来が悪い。推測できる原因は草と大雨。

草は世話不足が原因ではあるが、草引きの適期に雨が続いて田に入れなかった。あれよあれよと言う間に草は背丈を越えてしまった。こうなってはもう刈り取るしかない。しかし、その頃には、草の足許にあの長いイヤなヤツ等がウロウロする。となると、サボる言い訳に事欠かない。ついつい草を放任してしまう。

雨、雨、雨。草取りの邪魔をするだけではない。活着や生育を遅らせ、開花を遅らせ、虫媒を鈍らせ、登熟を遅らせる。きょうも畑に入ってみると、水でゆるゆるの畝の上にマメの木が倒れ伏している。起こして試るとどれもこれも鞘が青い。年末近くなってマメの木や鞘が青くて熟していないと、収穫が間に合わない。もしかすると半登熟のゼリー飴みたいな粒ばかりができるかも知れない。困ったものだ。

まぁ、口先では食料自給率向上と言いながら、本音ではクニを上げて農業軽視・国産食糧軽視の世相なので不作になってもだれも困らないだろう。TPPに走れば、大豆くらいは輸入できるだろう。それに見合うカネを工業製品の輸出で稼げばいいのだから。トリにもブタにもウシにも、そしてヒトにも、輸入大豆を食わせれば良いのだ。たとえ遺伝子組み換え作物でも構うものか・・・・・・・・・という世相だ。

イヤ、論点がずれた。とにかく大豆が不作で困ったことだ。一般人への食料としてではなく、重篤患者を食生活指導で治療しておられる先生に提供すべき大豆が足りないのだ。食生活・正しい食材を求めておられる患者達へ提供すべき大豆が不作なのだ。困ったことだ。

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6-144外務省の小細工?

2011-11-20 18:03:56 | 世相あれこれ

風の谷通信No.6-144

ノダさんの発言を外務省が正確に通訳しているか?という疑問を提起した。情報に通じてはいない身で単なる仮説に過ぎないが、今日のブログに関連のありそうな興味深い記事が載った。

本日付け天木直人ブログで『TPP交渉に関係する外務省のHPが書き換えられた』という記事を観た。先に掲載されたHP記事が書き換えられたという。文章も変換の意味を天木さんが解説している。外務省が何かのアリバイ造りに書き換えた模様。書き換えたが誰かはわからない。ノダかゲンバかエダノか、それとも“外務官僚か?”

こんな言葉が元外務官僚だった天木さんから発せられるほどに政府の信頼が失せている。

時は冬。きょうからまた急に寒くなった。庭先ではノジギクが真っ盛り。おととし、学校の庭先の片隅でしょぼくれている枝を3本切り取ってもらってきたのを庭先に挿した。去年は木の姿が無力でサッパリだめだったが、今年は勢いを付けて、春先に与えた堆肥を吸収してぐんぐん成長した。ひと枝を切り取って仏壇に供えたら、供えた時には全部の下を向いていた花びらが、いっせいに明かりの来る方角へ顔を向けて、お陰で仏壇が明るくなった。改めて植物の力に驚いた。

さて、このクニの政治がこんな元気を持ってくれるだろうか?TPPと言い、フクシマと言い、しっかりと元気な政府が欲しいな。ノダさんは既に終りの始まりに入っているそうだ。

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6-143やはり日米接続不良

2011-11-17 17:22:13 | 世相あれこれ

風の谷通信No.6-143   訂正済み

もういい加減に政治の話しなど縁切りにしたいのだけど、次から次へと腹立たしいことが起きる。TPPは全品目を対象とする、自由化には例外がない、という文言を(ノダ・オバマ会談よりも前に)紙上で読んだときにこれは問題になるぞ、と思った。案の定、会談後にも日米間でズレが起きたままで、しかもニホンの訂正の言い分が受け入れてはもらえず、アメリカの都合の良い解釈がまかり通っている。ノダさんは例外品目を設けるように主張したのだと言う。本当かね?ニホンはこの認識に基づいてアメリカに抗議したけど拒否されてすごすごと引き下がったような印象を見せている。外務大臣も力不足かアメリカべったり。

このままだと、ニホンの主張はなかったことにされて、全品目例外なしの自由化交渉というアメリカの路線に乗らざるを得ない。まんまとはめられたのか、それともノダの失敗なのか?

ノダさんの支持率がまた下がった。つい先日の調査ではそれでも支持率50%超であったが、今回の調査結果では支持率も不支持率も(四捨五入)同じ36%で小数点単位で不支持率の方がわずかに上になった。上記のようなふらふら外交や説明不足(意図的な情報隠し)を続けていたら、そりゃ不支持率が上がるわナ。

ところで少し疑わしい話しであるが、ノダさんがオバマと会談した時の通訳は誰だったのだろう?外務省の事務官だとすると(通訳の女性だってキャリアの事務官ですぞ、あるいは専門職外交官ですぞ)そこで通訳を誤魔化している心配はないのだろうか?対米ベッタリの外務省幹部の指令を受けた通訳官が意図的に誤訳するというようなことはないのだろうか?ノダは外務官僚にバカにされているのだろうかと思うのでこんな勘繰りをしたくなる。(実際のところ、国家公務員上級職や専門職や外交官試験などを経てきた官僚の目には教養の足りない政治家なんか軽蔑の対象でしかないらしい。目の前の政治家の地位に敬意を払ってはいるがその個人能力については対して敬意を持ってはいないだろう。)

国民に対する情報隠しという意味では先に記した放射能汚染問題がある。対米べったりの朝日新聞だけど、フクシマについて頑張っていて、ある記者が汚染度調査隠蔽のヤミを追跡している。先に記したが「プロメテウスの罠」という連載で、気象庁気象研究所がいかに情報隠しを計ったかを追跡している。フクシマとは直接無関係な分野で長年続いてきた測定さえも中断して、フクシマの実態を国民の目から隠そうとした、ヤツ等の軌跡が明らかにされている。

その気象庁・気象研究所のチームが汚染物質の拡散シミュレーション結果を公表したそうで、神戸新聞にその一部が載った。これだけでも大進歩だ・・・なんて言うのは悲しいネ。発表内容は海上への拡散の一部で、大気汚染の情報はない。以前にドイツ気象庁が公表していた予測動画があったが、この国では「予測の難しいものを公表して国民を混乱させてはいけない」というお恵み深い配慮で以って公表を「さし控え」てきてくれた。その上にドイツ気象庁に圧力をかけてその動画公表を中止させた。お陰でそれ以来フクシマからの汚染物質拡散を表すドイツ大気情報は画面から消えてしまった。

いつも記す通りこの国は「棄民の国」である。TPPもフクシマもこの範疇に属する。大きな事故をなんとか小さく見せようとする。さいなんを早く公表して、クニタミの被害を減らそうとするよりも、今目の前でバタバタするのを避けようとする。カンの支持率が7下がり、ノダの支持率が下がり、不支持率が上がるのは当然であろうと言える。それにしても腹立たしいことだ。    訂正済み 再投稿                        

   

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