風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

死なないで

2008-04-30 21:05:29 | 世相あれこれ
風の谷通信 No.3-063

 当市における4月24日現在の累計交通事故数が492件
で対前年同期(429件) 63件増加という。  危ないね。

 そして、きょうのニュースでは硫化水素による死者が
120人以上、今月に入って80人という。

 死なないでほしい。何事があれ、死んじゃダメですよ。
死にたいほどに辛いこと・悲しい事・恨めしいことがあれば
私の畑へ来て、野菜の中に座って近くの山のウグイスの声を
聴きなさい。・・・きっと気持ちが変わりますよ。
(別に私の畑じゃなくて構わないんだけど・・・。)

 自殺にも流行があるらしい。つい先頃まではクルマの中で
練炭を焚いて死ぬ人が多かった。それも誘い合って一緒に
死んでた。この頃は、ドアに「ガス発生中」なんて警告を
書いた上で実行している。 

 こんな流行なんてあとできっと後悔するはずなのに。後悔
なんて「あと」に決まってるわナ。あとで「しまった」と
思うんですよ。
「死んでからも思うか?」だって? そう、思うんですよ、
間違いなく。

 そして、あの世へ行っても「まだ早い!」と断られ、途中
まで引き返してもこの世に還れなくて行き場を失うんです。

 そして中間世界に、あの世へも行けずこの世へ帰ることも
できずに迷った人がどんどん増えているのですよ。だから
常々言っているように、世の中がこれからもますます乱れる
という訳です。

だから死ぬんじゃないですよ。気持ちが変わるのを待つのです。

正論:占領体制からの脱却

2008-04-29 19:15:40 | 世相あれこれ
風の谷通信 No.3-062

 サンケイ新聞に拠る論者達の偏りについて書いた
ことがある。なんだか変な偏りが気になるのだ。
 きょうの「正論」には口先で発声する人達に苦言
を呈している。まさに正論といえる。

 だけど昨日の「正論」には頷けない。

 昭和27年4月28日に講話条約発効により日本は
自主性を回復した。この日を以て「国家主権回復の
日」という国民祝日にしようではないか。
アベ首相は「戦後体制からの脱却」と言ったが本心は
占領体制からの脱却だったはずだ。それだと不適切な
ので戦後体制からの脱却と言ったのだろう。日本には
いまだに占領体制で得た「占領利得の既得権」に固
執する人達がいる・・・北方領土・竹島問題を放置
し・・・人権擁護法・外人参政権などと言う。この日
に国家主権回復を記念し、首相の靖国参拝を公然と行
い・・・・。
(正しくは、昨日の記事を参照。MSN産経で検索可能)

 まさにここに、正論の偏りが表れている。
占領体制を一番残しているのはまさにアメリカ兵の地位
である。アメリカ軍の地位である。度重なる婦女強姦、
基地外での粗暴犯罪や殺人、ヘリコプター墜落事故での
日本主権侵害・・・。
 これらについてこの論者は一言も言及していない。
沖縄の人々の苦衷に思いを致す気持ちのカケラも持たな
いのだろう。北方領土や竹島や東シナ海のガス田開発な
どへの言及には賛成するがアメリカ軍が日本の主権を踏
みにじっていることについては一言もないことには賛成
できない。これで「正論」と言えるのか。言うのなら
「自衛隊をイラクへ送るよりも竹島へ送れ」と言ってほ
しい。東京大学名誉教授だろうが。それでは、まさに
アメリカに遠慮して「占領体制」の代わりに「戦後体制」
と言い逃れたアベさんの姿そのままではないか。

 だけどもう一つの問題はアメリカに何一つ言えない彼ら
「正論派」の立場であろう。現在の国際情勢の中でアメ
リカに付くか離れるかは大問題だ。アメリカの核の傘に
入るのか、そこから離れて自主独立を目指すのか、その
時に北朝鮮の核に対処する覚悟があるのか・・・等々、
それが大問題なのだ、という。これは外務省にいた息子
から教わった話。
 
 あぁ、むずかしい。ワシャ知らん・・・。ならば黙れ!
・・・ということで、権力者とその取り巻きが既得権を
享受する傍らで庶民は黙るしかないのだ。この既得権は
占領既得権なんて生易しいものではないぞ。







本は入眠剤?

2008-04-28 19:17:03 | 世相あれこれ
風の谷通信 No.3-061

 食後の昼休みに畑仕事の休みを兼ねて本を読む。対象は
生命のあり場所を求めるもので、大は宇宙の姿から小は
素粒子まである・・・。だけど、判らない・・・。

 きょうは宇宙のブラックホールの話。
『・・・クエーサーの片隅では突然エネルギーが放出され、
その結果ある領域の温度が上昇し、強烈な光を放つように
なる。・・・・ところがこの爆発によって生じたエネルギ
ーは光速を超える速さでは広がることができない。・・・
たとえばクエーサーが最大の光を放つのに数週間を要する
場合、クエーサーの大きさは、光が数週間かけて到達する
距離以上にはなりえないということになる。・・・・・』

 こりゃだめだ。さっぱり判らん。
 実際、この部分では1ページ半しか読まないのに、もう
眠くなって実に快適に眠りに入り、15時近くまでぐっす
りと安眠・・・。 

 生命の在り処については自分なりに一つの解釈を持って
いるのであるが、それを裏付ける何らかの理論を物理学の
世界に求めているのだが、物理学の世界が宇宙の果てから
素粒子まであって、おまけに重力から磁力まであって、文
科系の自分には苦手で頭が及ばないのだ・・・・・・・
悔しいけれど。

 ということで、入眠剤の本の数ばかりが増えてゆくのだ。




タネを播いても播いても

2008-04-24 22:02:49 | 農業日記
風の谷通信 No.3-060

 ホウレン草のタネを播いた。21日に播いて
23日に見ると、タネの殻が畝の上に散乱して
いる。タネの中身がないのだ。

 ムシが喰ったか鳥が食い散らしたかだと思うが
ある人が「発芽したあとに乾燥して新芽が消えた
のかも」という。それもあり得るかと思う。
 
 23日に播きなおしてしっかりと覆土した後に
夕方から大雨が降った。そして今日24日の午後
畑へ出ると、またしても空っぽのタネが散乱して
いる。

 いくらなんでもきのう播いたタネが今日発芽して
枯れてしまうはずがない。鳥が食い散らしたか
とは思うがあんな小さなタネの実だけを食い取る
くちばしがあるのかな。ならばムシかな? だけど
ムシがタネを食い散らすかな? きっちりと条播き
したタネが条をはみ出して散乱する程に喰い散らす
ムシがいるかな?・・・と思う。もし鳥ならば
セキレイかスズメくらいだろう。

 それにしても、この情けない思い・徒労感・やり
場の無い怒り・・・。 




医療は人体実験

2008-04-22 21:24:31 | 農業日記
風の谷通信 No.3-059

 きのうのテーマに関連してどこかにメモした
はずだと捜したら見つかった。古いノートで
メモの日付も出典も判らないけど・・・。

岡本丈:日本の患者は健康保険とか医療に対して
不信感を持ち始めている。
 科学万能ではないんだ。とにかく病気が治れば
いいんだ。理論はあとからでも構わない。

ブランド(米人):伝統的な医学教育を受けた医師
の治療行為のうち35%は科学的に証明されている
が65%はその証明がない。従って「オルタナティ
ブメディスンは科学ではなくて、ファーマコロジー
に基づく医療は科学だ」なんて言えない。どちらも
正しい臨床評価を必要とする。

そこで私の感想:医療は常に人体実験である。

岡本:現代西洋医学は対症療法しかなく病気の管理
しかできない。各種慢性疾患・生活習慣病=人生の
長い道の中で発病する病気=は増加する一方なのに
その根本対策がない。(以下、代替医療・補完療法
・伝統療法の評価や医療改革の話題・・・略)

 現代医療の65%が未確認情報に基づいて行われ
ているという。こうなると「医療は人体実験だ」と
言う私の感覚もまんざら的外れではないナ。