風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

11-024原発―クニが壊れそうな

2016-02-29 20:56:17 | この道の先に

風の谷通信No.11-024

相変わらず原発の恐ろしさに身を震わせている。原発マフィアへの批判記事を書いているマスコミ人達が相次いで消されている、という噂があってコワイ話だ。まさか、こんな田舎のおジイにまで魔手を伸ばすと言うことはあるまいが。

関電の高浜原発4号機が再稼動して送電を開始したとたんに事故を起こして、緊急停止した(自動停止したらしい)。この設備はつい先日も放射能を含む水漏れがあったばかり。これで「なんで再稼動できるの?」  

       (川内の話題も伊方原発の話題も追加記録予定)

原発と沖縄米軍基地の二つについては、アベ政権は遮二無二推進するらしい。

除染で出た放射性廃棄物の山は今やフクシマの故里を覆い尽くす勢いである。中間貯蔵施設に30年・・・というが、どこが中間でどこが最終なんだか。次から次へと発生する使用済燃料=いわゆる核のゴミは留まるところを知らない訳で、言い換えれば増える一方である。これを再処理するという夢の工場は未だに稼動できる見通しが立ってはいない。それなのに、もんじゅ・プロジェクトは膨大な予算(もうそんな金額なんて忘れたぞ)をムダ喰いしながらも廃止しようという決断ができない。あの原子力船「むつ」の廃炉は終ったのか知らん?いやいや、もう「むつ」の名前なんか世間から忘れられてしまったのはないか。それで、もんじゅの廃炉作業は何時になるのか知らん?そして、最後にはこのゴミを地下深くに積み上げて300年間保管しようと言う。300年間地層が不変だと誰が言うのかね?

アベ政権の政策は「フクシマの被災者たちがこの世から消えるのを待っている」ことではないかと思える。既に多くの人達が亡くなっていった。放射能汚染がある地区へ「帰還」できるはずがない。チェルノブイリを見ろ。人々が次から次へと病死してゆく。フクシマではそんな地区よりももっと汚染度の高い処へ帰還させようとしている。その地区に発生した甲状腺ガンは「放射能とは無関係」という診断を下す。生業を奪われ、老化して活力を失い、変わり果ててまるでサファリパークのようになった故里へ帰還したムラビト=旧住民=が活力を取り返せるはずがない。こうして被災者が自然に亡びてゆくのを待つといのが政権の「志」だろう。帰還させれば被災手当は不要になるぞ、死んだらやはり不要になるぞ、という考えだろう。ヒトのイノチなんて意識の外にあるに違いない。口先男だから。

折しも、東電の元幹部が「強制起訴」されることになった。これだけ多くの人命を失わせ、あるいは混乱に陥れておきながら「予測が出来ませんでした」で無罪放免されるのでは理不尽。ぜひ重罰を科してほしいもの。しかし、法律論ではどうなるか不明。組織としての東電も、クニの支援を受けながら無罪で生き延びて、利益を出して、幹部たちが給料を得ているとは腹立たしい限り。幹部は自分の命を以て償え。

と、書いてはみても所詮は蟷螂之斧。単なるボヤキに過ぎない。なぜならば、批判の根拠となる数字の裏付けがどこにもないのだから。日刊紙・週刊誌・DAYS JSAPANなどに詳しい数字が記載されてはいるがそれは私の手の届く世界ではない。残念ながら。

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11-023このクニが壊れそう

2016-02-29 20:56:00 | この道の先に

風の谷通信No.11-023

ここ最近ーといっても既に5ヵ年になるがフクシマの事が頭から離れない。チェルノブイリから30年、フクシマから5年、その思いがますます深くなる。特にアベさんの時代になってその心配事が濃くなって行く。まちがいなくクニの姿が壊れそうになって行く。

しかし、ことはそれだけに留まらない。フクシマを契機として色々な問題が連鎖的に発生している。曰く:憲法の解釈改憲と集団的自衛権・辺野古基地(沖縄の米軍基地全般)・原発再稼動・国会議員選挙制度と定数削減・消費税・靖国問題・非正規雇用問題・女性の貧困と子供への貧困再生産・等々。中でもアベ政権が頑固なのは原発問題と沖縄の基地問題。

この二つについては、何を措いても、いかなる反対に遭っても、その声を無視し踏みつぶして「我が道を往くぞ」とでも言うような姿勢が見える。それがもたらすものは「間違いなく民の幸福を増進するものだ」とは決して言えない問題である。先に明るさが約束される問題ではない。そんな問題に固執するアベさんは一体何を求めているのだろうか。

 

それと同時に大いに気になることだが、クニ全体・社会全体がこの時勢の重大さ・深刻さ・危険性に気づいていないらしいことである。判りやすいのは原発再稼動問題である。(一旦停止)

 

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11-022原発の延命策

2016-02-25 18:41:59 | この道の先に

風の谷通信No.11-022

劇画「いちえふ」を見ると事故を起こしたフクシマのために膨大な後始末工事が行われていて、その人的・物理的・資源的・金銭的・社会的・生物学的・・・・損害は計り知れない。作業員たちが毎日着替えては廃棄してゆく衣料品や装備品のカサ(嵩)だって膨大なものである。その廃炉作業の手順を見ると、いつになったら安全に廃炉されるのやら検討もつかない。

同時に報道されているチェルノブイリでは巨大なドームが作られて、既に石棺状の発電所をさらに上から覆い被そうとしている。もう30年ですよ。それでも終わらないんだ。フクシマはまだ5年ですよ。

そんな実態を横目に、原発の利用が執拗に進められてゆく。まるで事故なんて無かったかのように。原発は他の発電機構とは異なり、一旦暴れると人間の手に負えない。それが現実化したにも拘わらず、執拗に原発を稼動させようとしている。

40年を経過した原発は廃炉するはずであった。それが例外規定の恩恵を受けて延命される。そもそもフクシマの事故を経験して「これは危険だから」と設定したはずの40年廃炉規定なのに、このクニ特有の例外規定が物を言った。ある種の安全策とは、電気のケーブルを燃えにくいものにすること。・・・ご親切にも更に例外規定を設けてある・・・取り換えが困難のところでは燃えにくいカバーを掛ける。原子炉一基につき1000キロもの電気ケーブルが配線されているという。これを全部取り替えることは一見して不可能と判る。だから・・・ハイ、例外規定ですよ・・・。

それも原子力規制委員会が認めたというのだから「なんのための規制機関だよ?」

そしてまたまた、ゴマカシがバレタ。東電の発表では、事故の3日後にメルトダウンが判ったはずなのに5年間ごまかしていた。あれだけメルトダウンしていない!と主張しておいて、今になって「間違いでした」はなかろうが。こんなに信用できない組織だ。おそらくは官僚もグルになって隠したんだろう。国民の命なんて意に介してはいないのだ。それがこのクニの既得権益層の姿勢だ。とにもかくにも、事件が起きたら「それが大したことじゃないんだ。安全です。心配しないでください」というキャンペーンが張られる。その場限りの事なかれ主義で済まそうとする。そのずっとあとで『実は大変でした』と言うのだ。

元へ。この例外規定適用により、60年稼働への道が大きく開けた。

11-018で紹介した DAYS JAPAN には引き続き汚染廃棄物が町の地面を埋め尽くしてゆく姿が紹介されている。中間貯蔵施設へ移すなんて世迷い事でしょう。そんなところへ住民を帰還させますかね?これだけの不始末をしでかした東電は膨大な補償を負担しながら、国の税金で保護され、責任者は誰も処罰されず、避難した住民は苦渋をのまされたまま、業務や日常生活を奪われ、中には孤独死に追い込まれる人さえいる。国民の多くに掛かる復興支援の課税もまだ生きているのでしょうが。

これでも、このクニの選挙民が原発を拒絶せず、政権を拒絶しないことの意味が理解できない。

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11-021合衆国の51番目の州の話

2016-02-22 18:13:06 | この道の先に

風の谷通信No.11-021   (一部訂正済み)

前回記録のこの話題について≪かわぐちかじ》の劇画を掲示しておいたが、この話題はけっこう広く話題になっているらしい。内田樹/白井聡共著のなかにも同じ議論が見える。51番目の話題だけではなく「日本人の大統領」も同様に話題になっている。興味深い。

ところで、今この話題が真剣に検討されるとすれば(非現実的な話ではあるが)、一番に賛成するのはアベさんであろう。アメリカを愛し、アメリカに愛されることを望み、アメリカと同化することを望んでいるのは誰よりもアベさんに違いない。そんな議論になったらアベさんこそはチョイチバンに*賛同し、尻に帆を立てて**先陣を競うだろう。アメリカにはどうしても勝てないので、アメリカに同化することによって列強の仲間入りをしたいのだ。

  *「超一番」=この地方のこども言葉かも  **これは大人の言葉

だけど彼は二重人格者である。もしそれが実現したら、彼は返す足で靖国に参拝し、英霊に向って「あなたがたの犠牲により理想の社会が実現しました。あなた方が戦ってくれた相手を仲良くなりました」と告げ、更には伊勢神宮へ参拝して「日本は美しい、清潔なクニです」と報告するだろう。それが故に、アメリカからは総スカンを食うだろう。

これ(靖国参拝の話)は夢物語ではない。それこそはまさに彼が現在やっていることなのだ。オバマさんを新橋の寿司屋へ誘って「これが二ホンの食なのだ」と自慢したり、モテナシを誇ってみても何の効果もない。せいぜい嫌われたり軽蔑されたりするだけだ。(しかも彼の訪日の直前に与党議員百何十人かが連れ立って靖国へ参拝したというのだから、国際感覚の無さも悲劇的である。)

このアベ政権の支持率が急落した。だけど、支持率が高い報道を見て「捏造記事だ」と批判したブロガーが今度は「支持率が下がったぞー」と喜ぶのはご都合主義なので、私はこれに参加しない。それよりも、国会で酷い討論があったという。民主党の山尾志桜里議員の質問(表現の自由の優越的地位について)に対してアベさんがしどろもどろの返答をしているのだ。恐らくまともに答えるだけの知識がなかったらしい。高市大臣の放送停止放言に関することなので重要ではあるが、議論の内容は難しい。さすがは検事出身だという山尾議員の討論だけのことはある。私の頭ではついてゆけないのが残念。

付け加えると、いくつかのメディアがこのシーンを編集してアベさんのうろたえぶりをまったく粉飾削除して隠した(らしい)。このところのメディアの「ヒラメ」ぶりは目に余る。

 トラックバックを掛けておいたので覗いてみて下さい。・・・トラックバックは失敗(FC2以外は接続不可かも?)。ではブックマークに掲示しました「村野瀬玲奈の秘書課広報室」へどうぞ。

 

 

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11-020アメリカ51番目の州

2016-02-20 18:31:28 | この道の先に

風の谷通信No.11-020

既記録項目・丸山議員の発言のうち、標題の件につき別件記録しておきたい。

日本がアメリカの51番目の州になるというアイデアに法的な問題な無いだろうということと、もしもそうなった場合に日本人が団結すれば日本人をアメリカ大統領として選出できる=つまりは日本人がアメリカを支配できる=ということである。『黒人だって大統領になっているんだ。それほどのダイナミズムのある国なんだ』と言えば、あの発言も差別感覚が弱まる。

なかなか愉快な発想である。だけど、これは丸山議員の発想だろうか?という疑問が湧く。というのは、これはかわぐちかいじさんが作品の中で提示したアイデアであるからだ。かわぐちさんの作品の名前は忘れたが、「沈黙の艦隊」「ジパング」あたりの相当に古い作品であった。

ストーリの中で日本の若い外交官が日本を意のままに支配したがるアメリカ外交陣に向かって啖呵を切る。「やれるものならやってみろ。日本がアメリカの州になったら、人口が一番多い州になるぞ。日本人がひとつにまとまって大統領候補を立てる。日本人がアメリカの大統領になるぞ」と言う(細かい言葉遣いは忘れた)。愉快な劇画である。丸山議員がこれを真似たのでなければ幸いであるが。

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