風の谷通信No12-032
都議会の百条委員会の一部を観ました。あーぁ、都民はバカにされてるな。
もともと、青島さんを選んだのも石原さんにスイッチしたのも、みんな都民の責任であり、バカ選挙の負債を自分たちで支払っているのだ。石原さんだけではなく、あの副知事のケンカ腰の答弁も「凄い」ネー。文句があるなら言ってみろ!と言わんばかり。
それでも都民は怒らない。
この件と西の森友学園の二つを隠れ蓑にして、ついでに新横綱と野球WBCも加えて大衆の眼をそらしながら、国会では恐ろしい法案が造られつつある。曰く〈共謀罪〉だとか、正式名称は確かめてない。官房長官の説明を聞いているといかにも尤もらしいが、なーに、成立すればすぐに政権の好き放題、強権発揮の材料になりますよ。あの国旗国歌法と一緒だろう。私は日の丸も君が代も好きだし、現実に日の丸は終日掲げている。だけど、他人様に「唄え・掲げろ」と強制する気は毛頭ない。ところが、一旦が成立するととたんに強制力がまかり通る。要するに、権力の意のままということだ。
今回の共謀罪法案でも、日本ペンクラブの会長が反対の警報を発している。しかし、他方でこの法案に賛成するペンクラブ会員もいるのだろう。民進党は反対の声を挙げているが、如何せん力がない。政権党の意思を止めるだけの力はとてもじゃないが持っていない。しかも、反対勢力を糾合しようという熱意もない。とてもじゃないが批判勢力の核心になる情熱を持ち合わせていない。反対の遠吠えをするだけ。
都民の皆さん、腹を立てなさいよ。怒りなさいよ。ムダ使いし放題で逃げて行った石原都政に復讐しなさいよ。