風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

10-064事件ですよ=追加あり

2015-05-30 20:18:55 | 農業日記

風の谷通信No.10-064

先日の夜=22日でしたか=「眠る前にラジオを」と点けるとほとんど間を置かずして警報音がなりました。変だな?と勘違いしたのですがすぐに本放送と気づきました。本物の地震警報であり、奄美地方にM5弱の地震が発生したのでした。

 

それからきのうの口永良部島の爆発が起きました。大きいですなあ。桜島でも爆発が繰り返していますよ。東の方では栃木や岩手(かな?)でも地震が起きていますよ。

これなのに、近未来の電力構成に原発が20+%(26くらいだったかな?)という計画が描かれています。正気なのかしらん?奄美・屋久島・桜島と続けば薩摩川内までは指呼の間ですよ。原発に危険はないですか。

 

「まずは原発ありき」の姿勢なので原発の比率しか目に入らないのでしょう。問題は、どんな国民生活を前提とし、そのためにはどんなエネルギーがどれほど必要なのか、それをどうやって(どんな手段・方法で)確保するのか、さてそこで原発が必要なのかどうか・・・といった基本的な問題がおざなりなのではないでしょうか。それらを放置した議員達が原発の必要性やその程度などを真剣に検討しているとは思えないです。まして安全性なんて高度なことを検討できる人なんて・・・。

政治家の皆さん、頼みますよ、力のない一般国民に代って肝心な問題を明らかにしてほしいですよ。「力がないなら黙ってろ!」とは言わないでよ。代りにやってくれるから議員にしてるんだよ。やらないんなら辞めてくれ。

 

きょうもニュースでは選挙法改正の協議が物別れになって、参議院における正式な政党間の検討会が破たんしたそうです。先日ここに記録した「6増6減」案でも現状とは大して変わらないそうで、他の二つの案でも各党の意見が対立して委員長が集約できなかったとのこと。言わないことじゃない。議員自身では改革できないんですよ。そんな議員なんていないんだ。「選良」を侮辱できないけれど、原発の必要性の理屈も選挙制度の改革も、なんにもできない奴らが集まっているみたいなもんだ。早く有識者会議に委嘱するのがよろしいですよ。それよりもアベさん、事件・事件ですよ。地は避け、山は割れて火を噴き、空には季節はずれの台風が渦巻き、飛行機は墜落し、橋は崩れ、川は溢れる。さてアベさん、周辺事態がどうのこうのとやってる暇なんてありませんよ。そのうちにあなたの腹の中が、イヤこれはやめておきましょう。


何ということだ!ここまで記録してパソコンを閉じ、台所のテレビをつけると混乱する都内の映像が飛び込んできました。地震発生です。小笠原諸島海域でM8.5という大規模地震です。幸いに震源が深海で津波がないそうです。クルマの流れは順調で「われ関せず」の感じ。混乱しているのはよく判らん。まだ各地点からのⒿ報道が続いていますよ。とにかく追記終わり。再投稿。

 

 

 

 

 

 

 


10-063憲法違反の議員たち

2015-05-25 20:34:58 | 農業日記

風の谷通信No.10-063

アベさんが選挙を通じて預かっている問題のひとつは「選挙制度改革と議員定数削減と議員報酬削減」です。これがまた一向に進展しないのです。

先日だれかの声がテレビの中から聞えました。曰く:6増6減だ。

まだそんなことをおっしゃっていますのか。あなた方が選出されてきた基礎の選挙制度そのものが「違憲状態」であると判定されているのですぞ。この表現は司法当局が立法当局に対して精一杯の譲歩をした表現ですぞ。遠慮なく言えば「違反だよ」ということです。

 

自らのよって立つ基礎が違憲と言われた「違憲議員」たちがいつまで経っても「合憲な選挙制度」を作る気持ちがなく、ダラダラと日を送っている。それでいいんですかナ。簡単に言えば制度を変える気がない、制度を作る勇気がない、ということ。せめて「違憲だよ」とダメ押しされないうちになんとかしなさいよ。

ならばアベさんお得意の「外部の有識者会議」に頼んだらよろしいがな。

正直なところ、制度を改革すると田舎代表の議員数が減るはずだから、農村に住む自分としては不利なんです。都市住民の意見が支配する議員構成になるはずなんです。それでも、やはり制度と定数と報酬の変革に賛成です。

違憲な制度で選出された議員たちが勝手に憲法をいじくり回して好き勝手をやって、それが正当な政治活動なんですかネ。


10-062アベさん卑怯6

2015-05-23 20:13:40 | 農業日記

風の谷通信No.10-062

ポツダム宣言問題に続いては、ISILによる邦人人質事件の政府対応に関する検証。

この問題に関する政府委員会の検証報告書が公表されました。外部の有識者の意見をもとに「政府の判断や措置に誤りがあったとは言えない」という結論です。外部「有識者」とはいったいなんだろう。「身内」の別名かな。

結論を読んで・・・にわかには信じがたい・・・というのが一般的な理解でしょう。なんですか、身内の検証委員会が雇い主である政府のために援護報告をしたという感じです。そこが「アベさんの卑怯」なところです。なにしろ事件処理がどのように行われたのかさっぱり明らかではない。つまりは検証が検証になってはいない。単に結論として「人質救出の可能性を損ねるような誤りがあったとは言えない」とまとめている。政府の誰がどう行動したのか、誰が判断したのか、それにはどんな背景があったのか・・・なんて報告書からは判らないのです。卑怯な論考でありマスコミから「結論ありきだろう」と批判されるゆえんです。

政府としては、関係各国や現地の部族長らあらゆるルートを通じて「最大限の努力をした」とも言っている。しかし、中田考氏のルートについてはわざと身柄を拘束し資料を押収したりして、せっかくの貴重な交渉ルートを妨害してしまった。外務省あるいは警察庁の縦割り主義・縄張り主義・独占主義のせいではなかったか。

しかも誤りがなかったと言いながら、「検証を通じて得られた教訓を生かし、対応の改善に取り組む」と言うのでは自己撞着ではないか。だいたい、被害者後藤さんの妻に対してその解放交渉の過程で政府が支援したという気配が殆んどないのです。そのくせ、対ISILの財政支援について不用意な演説をした。高揚・興奮して世界の正義派であるかのような振舞いをした。演説の舞台も最悪だった。それらに問題がなかった、というのではやはり結論ありきの身内報告書と批判されてもやむを得ないでしょう。これでは、今後の教訓にはならないでしょう。正平調(神戸新聞)が「見事に肩すかしを食らった気分だ」というのもむべなるかな。まことに「アベさんの卑怯」であります。

 

 

 


10-061アベさん卑怯5

2015-05-22 21:23:04 | 農業日記

風の谷通信No.10-061

アベさんの不誠実さにあきれて記録し始めたら、次から次へと話題が出てきて、素人の手に余るようなことばかりが続きます。党首討論における集団的自衛権・自衛官の生命の危険・戦闘地域などにおけるアベさんの答弁はまるで人をバカにしたようなスレ違いのもので、まともに討論する気があるのかな?と疑いたくなるようなものです。昨日の記録も、書き始めると書きたいことが一杯になってきて、結局は風呂へ入る間もなくなり、くたびれて記録を打ち止めて眠ってしまいました。

アベさんは右派ではありませんね。右派と呼ぶ値打ちがない人です。皇統右派である筆者から見るとアベさんは思想的には単なる復古主義者・政治家としては単なる利己主義者(自分のためだけを考えて政治を行う、いわゆるエゴイスト)です。

 

ポツダム宣言に関するアベさんの国会発言を聴いて記録しておきましたが、素人の感性も捨てたものではなさそうです。というのは天声人語が筆者と同じ視点でコラムに書いているからです。評して曰く:ポツダム宣言を読んでいないで「戦後体制からの脱却」を叫ぶとはいかなるものか。・・・よく書いてくれました。アベさんの頭の中が信じがたい思いです。

このポツダム宣言の話題はいろいろなブロガーが採り上げていて、批判が一杯です。これで首相が勤まるなんて・・・・・・・・・・。

きょうもまた、アラブIS人質事件の検証問題があって、これがバカバカしいことなんです。フクシマも相変わらずだし・・・だけど記録は明日にします。もう疲れました・・・・・・。

 

それにしても、この内閣の支持率が一向に下がらないとは・・・・・・・・・。自民党の代議士達だって批判もできないんだから。こりゃダメだ。内田樹さんの言葉通り「このクニは劣化している」。なんの取り柄もない老人からもこんなに言われるなんて政治家たちよ、恥ずかしくないのか。

 

 


10-060アベさん卑怯4

2015-05-21 21:34:25 | 農業日記

風の谷通信No.10-060

アベさんが語ります。でもその真意はよく判りません。私はアベさんと同じ右派です。常々右派であることを公言しています。でもアベさんとは異なる右派です。クニタミの生命と社会の平和を尊重する皇統右派です。

さてアベさんの話: この国は戦後70年にわたって平和を維持してきた。しかし、今や国際環境は変化した。従って時代に対応した安全保障体制が必要である。北朝鮮の脅威・アラブによる日本人攻撃その他いろいろ。これに向って準備していれば攻めてくる相手はなくなる。危険地帯から撤退してくる邦人を載せた米国艦船・・・、PKやNGOのスタッフの現地活動を護衛してくれている外国軍隊の支援・・・等々の役割を果たす。日米同盟があれば、日本が攻撃される危険が減る・・・・・。


だけど、積極的平和主義なんて、軍備をそなえて構えていると却って相手の反発を招くのではないですか。なにしろ70年前まで近隣を荒らしまわった実績があるのですから。 いろいろと言われますが、要するに要領を得ません。つまりは口先でごまかしているからでしょう。昨日の党首討論の席上、アベさんはポツダム宣言をまともに読んではいないことを告白しました。その言葉遣いは新聞報道では「ポツダム宣言をつまびらかに読んでいないので直ちに論評することは差し控えたい」だそうです。

オヤオヤオヤ!!です。戦後の体制を破壊するぞ、と言いますが、この戦後体制を作ったのはポツダム宣言ですぞ。その原本を読まないで「戦後レジームの破壊」を叫ぶのですか。

アベさんの本当の目標は現行憲法の改訂の筈です。国民が政府を縛る憲法を廃止して、国家権力が国民を縛る憲法に変えることを願っているはずです。ついでに、軍隊も持ちたいし近隣に対して軍事力を誇りたいはずです。

 

でもそれを言うと国民の支持を失うので(あるいはそれを言っても国民の支持を得られないので)言葉を弄んで言い換えながら事実上の改憲を強行しようとしているのでしょう。卑怯な方法dせす。政治にも法律にも哲学にも縁のない素人が推測するとそんな結論になります。

 

現行憲法が押し付けられたものだ、と言います。それは当然の事でしょう。そもそも「戦争」とは国家同士の体制の是非を問う争いのはずです。その争いが極点までこじれて外交では決着を付けられなくなって軍事力による争いになるものです。とすれば勝負がついた時に勝利者は敗者に対して、その権力機構を破壊し憲法を停止して占領行政を施すはずです。それが新しい憲法に結実してもやむを得ないこてです。敗者側がその施政を拒否するのであればもう一度戦争するしかないです。戦争するには核武装は必至です。アベさんはそれをやる勇気がありますか。

でも日本はポツダム宣言を受け入れ、差し出された憲法を受け止めて再出発しました。当時の国会でその憲法の歓迎演説で演者自ら感激の涙を流した人がいるのです。聞くところによると憲法草案の時点ですでに日本人の参画があったというのですから、まったく押し付けられただけというのは的外れの気がします。

 

アベさんはそのポツダム宣言を読んだことがないらしい。我々市井の庶民ならばいざ知らず、時の総理が、しかも改憲議論を進めている総理が、ポツダム宣言をまともに読んでいないなんて、信じられません。本当かいな!ほんまかいな!これだからアベさんは卑怯なんです。それでは政権与党の代議士諸氏はどうなんでしょうか。ポツダム宣言から現行憲法を経由して改憲草稿まで読んで理解して賛成しているのでしょうか。


アメリカに負けて与えられた憲法を「押し付けられた憲法」だと批判する反面でそのアメリカの核戦力に守られることを選び、自衛隊と軍資金をアメリカに差し出して全面奉仕し、その一方で「日本独自の価値観と社会体制」を主張しています。本心は一体何を求めているのですか。なにかよく判らなくて、こちらの心の中にモヤモヤした欲求不満だけが累積してゆくのです。アベさんの心の中は清澄なんでしょうか。

政治も法律も哲学も縁のない市井の庶民の一人が、皇統右派という古典的な価値観だけを頼りに観察しながら、アベさんの姿勢に対する強い不信感を記録したものです。なんですか、書いても書いても書きつくせなくて留まる処がありません。このままでは真夜中まで書いても終わりそうにありません。ここでやめます、眠ります。