風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-069 原発8.西日本も危険

2011-05-29 21:01:29 | 世相あれこれ

風の谷通信 No.6-069

フクシマ問題は遠い東北のことだと思っていたらとんでもない話だと判った。原発だけの問題だとは言っておれない。

新聞に現れる情報はごく限られていてしかも偏っている。しかし、週刊現代に現れる人たちの名前と著書を追いかけると原発の危険性がいかに大きなものかが理解できる。加えて、身近な知人からは奇怪な情報も教わった。

その一つは地震発生地点のプロット。新聞報道は発生時の地点情報[平面位置と震度]だけであって、個別の分断情報に過ぎないが、これを地図に一覧すると、なんと!そのプロットが緯度・経度に沿って直線上に整然と並んで現れるのだ。地震発生になんらかの意図を感じざるを得ない、ミステリアスな姿である。

次に、ドイツ気象庁が公表している地図。これはフクシマを中心にして風の流れを4時間毎に連続3カ日分ずつ予測した動画である。フクシマを起点にした風は北へ動いたあと西へ流れてシベリアや朝鮮半島方面へ行き、中国大陸へ出るとぐるりと南へ回って東へ向かい、西日本から東の太平洋上へ流れるのだ。この気流に放射能汚染が乗れば、西日本は全域が汚染に包まれてしまう。
不思議なのはこの情報がドイツ気象庁で作られていて、何故ニホンでは作られないのかということ。ドイツ語に堪能な人がこれを翻訳してドイツから送信してくださるのでニホン人の目に留まっていると言うこと。ネットを読んでいる人はどうぞ「ドイツ気象庁」で検索してみてください。源資料はニホンから出ているものと思うがそのニホンではこれが公表されないのだ。

そのフクシマではきょうも変なことが起きた。きのうの21時頃にフクシマの5号機の核燃料一時貯蔵プール用の冷却ポンプが停止しているのが「見つかった」。それを公表したのがきょう29日の正午過ぎだったらしい。21時過ぎにポンプ停止が見つかって修復が終わるまで約15時間以上停止していた・・・という発表なので、公表はきょうの正午過ぎだったことになる。大いに遅くなった。東電では、情報を隠す意図はなかった、と言っている。本当かいな?

もう一件。4日前に知ったのだが、岩上安身さんというジャーナリストが特異なブログを開設している。テレビで観るようなジャーナリストではないのか、それとも筆者が情報に疎いからか、まったく知らなかった人である。このブログ5月27日付に「琉球大学名誉教授・矢ヶ先克馬さん」のインタビュー動画がある。ほぼ2時間の熱のこもった対談である。この先生が放射線の意味や作用・特徴・人体への影響・政治的軍事的背景・今後の対策などについてこの分野の素人にも判りやすく解説しておられる。フクシマが今のままでは日本人の民族保持にも危険な状態であることが理解できて、校庭の汚染許容度が20ミリシーベルトだなんて言ったヤツを罵倒したいような気分になる。ぜひこれを訪問してみてください。