風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-057 槙みちる 懐かしい名前

2011-05-05 19:52:49 | 文化・文芸

風の谷通信 No.6-057

 槙みちるさん・・・懐かしい名前だ。何よりも「若いってすばらしい」といういい歌があった。

1966年といえばまだ東京に居た頃かもしれない。世に出たばかりのこの歌をコンサートで聞いた。それ以来、この歌も槙みちるの名前も久しく聴かなかったが、春になるとこの歌が思い出されて、自分のミニコミ紙やブログで触れてきた。でも消息は知らなかった。それがふとテレビで見かけた。そこで、ネットのチューブで検索してみると、ご本人は健在だし、歌の動画をアップしている件数も実に多い。現在はジャズを歌っていることが多いらしい。何しろ嬉しいことだ。

 「懐かしい」といえば十日ほど前に古い知人から電話があった。暗くてよく判らなかったがもう23時頃だったか、枕元の電話が鳴った。アメリカに住んでいて時々日本へ帰ってくる人である。
用件といえば大豆の注文!「前に分けてもらったあのマメがおいしくてもっと欲しいんだけど在庫ありますか?」・・・お生憎様。去年の大豆はまったくの不作で常得意様の上得意様にも少しで我慢してもらったほどですよ。それにしても数年前!の大豆がおいしくて、今でも友達が訪ねてきたときなどに少しずつ食べている・・・という。

まるで過去の深みから呼びかけてくるような電話だった。年末に帰郷するのでまた電話してくるだろうという。今年つくる大豆が欲しいから私の分を残しておいてね。
ハイハイ、特別な大豆ですから、予約がなければすぐに売り切れますよ。

それとは違って、槙みちるさんの歌はいいなあ。「若いってすばらしい」と気付くのが遅かっただけですよ。それに気付く頃には大体歳をくっているものですよ。だから尚いいのです。