風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-062 奥伊勢旅行1

2011-05-18 21:34:13 | 旅日記

風の谷通信 No.6-062

原発のニュースにはもう疲れた。きのうの段階で津波直後のブラックアウトやメルトダウンの情報が隠蔽されたことが明らかになった。大本営発表に関わっていてもムダだ。

そこで、先日の旅の記憶をたどりたい。緑が深くなるこの季節に奥伊豆への旅の誘いを頂いた。旅程も時刻も宿泊先もすべてお膳立てしていただける有難いお誘いである。仲間は大阪の女性ミュージッシャン二人と鉄道愛好家男性二人。鶴橋で落ち合って松阪から伊勢の山村に入る旅の予定。

まずは北条鉄道で出発。鶴橋駅を12時過ぎに出る旅程を組んでいただいたお陰で、こちらを9時過ぎの列車で出発するというゆっくりの旅立ち。有難いことです。筆者はこの鉄道が大好きで、大阪や神戸へ出るときに時間の都合がつく限りはこの鉄道を利用します。

         

          

風の谷の鉄道   (この詩はこの鉄道の秋の詩です)

                            10.31,99

この谷の鉄道の途中駅ではいつもの通り

一両仕立てに 私一人が乗り込んで

 

次の駅では乗り込む人も無くて

 

明るい窓の外には向こうの山際まで

ひこばえで一杯の稲田が拡がっていて

 

車内は暖かくよどんでいて

数少ない乗客はとろとろとまどろんでいて

 

本線へ乗り継ぐ手前の駅では

真向こうから線路上を急いでくる老婆が

汽車を待たせて乗り込んできて

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風の谷はのんびりと心温かです

 

  

粟生駅で山陽本線へ向かう列車に乗り換える。郷土の画家・横尾忠則さんとか言う人のデザインで装飾した「ラッピング電車」というのに乗る。この電車で加古川まで行って、本線に乗り換えて大阪まで行き、さらに環状線で鶴橋まで行くと近鉄線に乗り換えて仲間と落ち合う予定。きょうはここまで。