風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-068 原発7.次から次へと問題が

2011-05-27 16:41:59 | 世相あれこれ

風の谷通信 No.6-068

班目委員長の発言「可能性性がゼロでない」というのは「事実上ゼロだとの意」だそうです。おやオヤ?と思っていたら読売新聞の「編集手帳」が噛み付いている。曰く「深刻な危機のさ中に国語の読解力もどきの会話だ」と〔5/25〕。これが班目氏の国語力の限界です。こんな人のために税金で高い給料を払っているのかな。高度な専門家なのでバカでかい給料だと思いますよ・・・・。但し、専門知識を生かすだけの国語力が無いようで・・・。

炉心溶融の件、2号炉・3号炉も含めて地震のすぐ後=津波よりも先に=炉心溶融が起きていたであろう、というのが正しいらしい。地震だけで既に外部電源が崩壊していたということ。原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官は災害翌日の会見で炉心溶融の可能性に言及した。(その結果)首相と官房長官は中村氏を排除した(=経済産業省に指示して会見担当から外した)。目の前の不都合を排除します。遠い先の不都合には目をつぶります。それが自己保身の対策だからです。

海水注入の件、実は注入を中止しなかった。これは吉田所長の独断であった。但し東電本店との意思疎通を欠いた点がある。本店は政府に対して「給水を停止した」と報告していた。そこで、本社は所長を「連絡遅れ」の咎で以て処分しようと考えた。これが朝刊で報じられた。・・・この本店の態度に対する怒りをどう表現しようかと考えているうちに、ネットにすばやい反応が出た。「怒りの声」がネットに飛び交っているらしい。それが当然、至極当然。事故発生以来オタオタ・ヨロヨロ、まともに対応できなかった本店幹部が、現場の過酷な環境と不利な労働条件の中で1000人を超える作業員達を指揮して奮闘して来た所長を処分できるはずがない。「海水注入を停めたらダメだ」と判断して責任を一身に被って、社内で孤軍奮闘してきた人を処分できるはずがない。もしこれだけの遅れで処分するとすれば、既に多くの役員や幹部達が処分を受けたはずだ・・・というのがネットにあふれる投書である。

お陰さまで・・・旅行日記を書く暇がない。