先ほど写真プリントのスキャンをしようと思って、久しぶりにキヤノンのフラットベッドスキャナCanoscan 8200Fのふたを開けてみた。ガラス面の下を何気なくのぞいてみると、何かプラスチックの部品が落っこちている。それも脱落しているというよりは、割れてばらばらになったという感じで、2,3カ所に散らばっている。
これが何の部品なのか、脱落していると何かの影響があるのか、今のところわからない。
というのは、普通に使っていると何の問題なくスキャンできるからだ。いまのところ。
何がいつ壊れたのかはよくわからない。普段は机の脇に置いてあって、さいきんはどちらかというと上にものを置く台として使われていることが多かった。ただ、考えて見ると思い当たる節があった。
このスキャナは震災の時に被害を受けてる。
画面一番下に見えるのがスキャナ。倒れ込んでいるのは細い文庫本用の本棚で、うちではCDの収納に使っていた。直撃は免れたが、中のCDが飛んできてぶつかったのか、表面のアルミのカバーに軽いへこみがついていた。そのときに何かの部品が外れ、その後使用して走査しているうちに、外れた部品がぶつかって割れたのかもしれない。
8200Fを買ったのは8年前、2004年の5月のことだ。
フィルムスキャンができると言うことで、手元にある過去に撮影したフィルムを一応全部スキャンした。6000枚ぐらいあっただろうか。
もちろん文書や画像をpdfでスキャンするのにも役に立っている。ほぼ同時期に買ったプリンタ、Pixus 960iと組み合わせて、コピー機のようにも使える。まあ、そんなことは複合機なら当たり前のようにできるはずだが、いずれにしても我が家のデジタル機器としては最も活躍してくれているものの一つだ。
一応キヤノンのサポートに確認したら、本機の修理受付は去年7月に終わってしまったらしい。8年も前のものだから仕方がない。壊れたら代替品を買うしかない。
スキャナも一時期は毎年製品が出ていたが、さいきんは複合機に押されて店でも余り見かけない。かろうじて後継機(9000F)が発売されているだけでも救いか。もっとも、機能的に同じならうちでも専用機でなく複合機を買ってもいいけど、いずれにしてもまだ使えるので。