うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

チェリビダッケのブルックナー 交響曲第8番(リスボン・ライブ)

2020年03月26日 | 音楽

25 Mar. 2020
リコーGR2 1/40 F2.8 ISO400 
昨日のカメラですが、手ぶれ補正なしでもまあこのくらいなら全く問題ない。
ここに来るまで夜の街を歩きながら写真を撮り、このあと本屋に行ってエスカレータ乗っていたら、ちょうど小池知事の会見が始まったようで、急にネットが騒がしくなっていた。
さてさて。。

先日、車中でブル8を聞いたという話を書きましたが、その際チェリのリスボン・ライブを紹介されました。巷ではチェリ渾身の名演であるという噂が。。

いわゆる海賊版に相当するそうですが、アマゾンでも取り扱いがあると聞いたので、行ってみたら在庫切れ。まあ久しぶりに新宿ディスクユニオンでも行ってみるか。ほかにも何かあるかもしれないし。。

それで、今日は帰りに寄り道しようとつらつら考えていた昼休み、在庫復活したよ、との情報が。。

う・。

そうだ、いちおうアマゾンのはカートに入れておき、とにかく店には行ってみよう。
と思って、紀伊国屋の9階に。
EMIの正規版はあるが、このディスクはない。あと関係ないけど、朝比奈大フィルが750円で売っていた。。一瞬どうしようかと思ったが、あまりブル8ばかり買うのもどうも、と思い、何も買わずに店を出た。
そのあとアマゾンを決済しました。。

話が長くなりましたが、日曜の朝、時間のあるときに聴いてみると。
まず第一楽章がとても遅いことにちょっとまごつく。
遅いというより、止まってますよね。
しかし不思議なことに音楽としてはずっと途切れず流れている。そしてスケルツォは重くならず、軽快に進む。
3,4楽章になるともう心をつかまれていて、ものすごく長いのに一気に聴けてしまう。

というわけで、大変な名演だという噂は嘘じゃなかったですね。
それと、海賊版だから音が悪いということもないようです。録音は1994年4月、膝の上にナグラを置いて盗み撮りしたわけでもありますまい。とはいえ、演奏評もそうですが録音評もうさ耳には荷が重すぎることなので、あまりあてにしないように。。

 ただ、それはいいのですが、これだけカロリーの高い演奏をされると、さすがに何度も繰り返し聴きたいという気持ちになれない、というのもまた確かです。。ジロリアンだって、毎日食べてるという人はいないでしょうし、偶には自宅でサッポロ一番食べるのも悪くない、と思ったりするんじゃないですか?

演奏会に行った人は幸せだったでしょうし、記録としては非常に貴重だけど、パッケージソフトとしてみると、手放しで礼賛はできないのかもなあ、と思ったりもしました。一期一会の演奏会と、繰り返し聴くCDとの価値観の違いでしょうか。。
海賊版として売られているというも、むしろ希少感があってこのディスクに似合っている気もする。


カラヤンのこれも、1988年11月の楽友協会ホールでのライブ録音だと聞きます。ネットを見るといろんな方が色々おっしゃっていますが、そういわれると。。結局、何度も聞いているのでいちばん耳になじんでるです、ぐらいしか言えないですね。。
ベルリンフィルと演奏したディスクもよいとききます。そのうち聴きたいと思いますが、ブル8自体そう繰り返し聴けないので、いつになることやら。

カラヤン盤は最初に聞いた演奏ではなく、実はこちらのほうが先です。これも評判を聞いて、お店で偶々安かったので買ってみたというもの。MCAダブルデッカというのは、当時(1993年ごろ)1,600円ぐらいで売られていることが多かったと記憶します。終楽章なんか、かなり素敵なのですが、実はもう長いこと聞いていません。音質は良いとは言えません。

このほか、先日書いたシャイー、シューリヒト、全集セットになっているインバルが、CD棚に並んでいます。どれもずっと聴いていないな。。
ブルックナーの交響曲だと、4番、5番辺りはもう少し気軽に聞けるし、00とか0とか1とか2とかはまあ聞かない。7はちょっとゲンが悪い?曲で、やはり聴いていないです。あとは9番は好きですね。

というわけで、誰の参考にもならないことをまた書いてしまいました。。

事態が悪くならないでほしいと本当に思いますが、感染が広がって外出がほんとうに厳しくなったら、家に籠ってぜんぶ聞き比べてみようかしら。。
コメント
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