うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

2018年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

子供のころ、親の実家へ車で行くとき、通った道を時々思い出す。

国道と交差する道を右折すると、田園風景の中を走り、丁字路で突き当ったら脇の細い道に入って、やがて堤防を上る。堤防沿いに農家がいくつも並ぶ、特徴的な地区を超えると橋がある。橋の先はまた道が狭くなって、用水路沿いに走れば間もなく到着だ。近くに親戚も何人かいて、そのうち自動車工場を営んでいる伯父のところは免許をとってから何度も遊びに行った。工場は街道沿いにあったが、やがて近くの、運動場ぐらいある土地に古い車をたくさん並べて、外車を中心とした中古屋を始めた。そこにもよく通った。

祖母が亡くなり、こちらも運転はあまりしなくなって、しばらく行かないうちに、周辺の地域は大きく発展した。新しく広い道路が整備され、道沿いに大型店舗が立ち並ぶようになる。伯父のの街道沿いの工場は、今は紳士服チェーンの建物が建っている。数年前に訪れたときは、どこを通っているのかわからなくなっていた。

用がなければ車で出かけたりはしないのだが、あの頃通った道をもう一度確かめたくて、出かけてみた。

のだが、こちらの記憶もあいまいだし、やっぱりよくわからなかった。親戚の家はどこにあったことやら。。

この辺の、なんでもない風景のところで休んでいると、心が安らぐ。

エンジンを止めて、リアシートでしばらく読書でもすれば良かった。

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話は飛びますが、この写真は18-135mm,その上の2枚は15mm F4Limitedで撮影したものですが、どちらもAUTOで撮影したのに、露出が少し違って見えますね。

15mmのほうはちょっとこってりした色乗りのように思えます。

ちょっと寄ってみました。

何十年ぶりかねえ。

たとえば鎌倉や京都などは、古の人たちの息吹を感じて、思いをはせたりすることができますが、この界隈は、それこそ藪の中で、何にもないと思っていた時期もありました。

しかし、こうしてみるとこの辺り、はるか昔から人々が生活し、このようなものを残すだけの文化を築いていたのですね。。

江戸などはかなり新しくて、せいぜい平安末期ぐらいでしょう。

ここは戦争末期の地下軍需工場跡地だそう。

工場を作っても、資材の搬送とかは大変だったでしょうな。

実際にはほとんど稼働せずに、終戦を迎えらたらしい。

一日、いいお天気でした。

 

コメント
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