今月初め頃から書店に平積みにされていて、買おう買おうと思いながら時間がたってしまった。昨日、もう置いてないかなあ、と心配しながら本屋さんにいったが、無事手に入れることができた。
うっかりしていたんだけど、映画は先週から公開になっているんですね。てっきり3月、春休みロードショーかと思っていました。いつまで公開しているのかな。
まだぱらぱらと読んだだけだが、特に昭和版のアニメにページを割いてくれているのがうれしい。思ったより視聴率が伸びていなかったということにも驚いたが、熱烈なファンがいるという記述にはちょっと意を強くした。平成版と昭和版について語られた対談で、大谷和之氏(トーキョーノーザンライツフェスティバル実行委員)が、好きなキャラクターに昭和版のスナフキンを取り上げていたのにも共感します・・。考えてみると、僕はスナフキンに相当影響を受けているんじゃないかという気が、今してきました。
オフィスで会社の子と一緒にページをめくりながら、なんだか水木しげるみたいだな、と話していたのですが、そのあと江川達也氏のムーミン論に、ヤンソンと水木しげるの共通性みたいなことが書かれているのを読んでびっくり。戦争の影が感じられる、という指摘は意外でしたが、ムーミンの物語が大戦後すぐに書かれたことを思えば、たしかにあるのでしょうね。日本画との共通性を取り上げたページも、興味深い考察だと思いました。
映画は、見に行かないとなあ。