うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

車窓

2012年08月30日 | カメラ、写真

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都会に住んでいても、案外と空を見ることができる場所はあるもので、以前オフィスがビルの高層階にあったときは、きれいな夕焼けをみることができた。
しかし、現実問題として仕事をしている場所で、空をぼんやりと眺めているというのはどうも具合が悪い。たとえ仕事が早く終わったとしても、そんなところで空を見ているのは気が引ける。

旅先でも、あちこち動き回っているとき、あるいは宿にいるときでも、夕方のひとときを空を見て過ごす、というのは意外とないものだ。

しかし、出先から帰るときに、車窓から夕焼け雲を眺めるという機会は結構多いようだ。時間帯的にも夕方現地を立つと言うことは多いし、列車に乗ったらたいていは、本を読むか窓の外を見ている。場所にもよるが、家の建て込んでいない平地を走っていれば空も眺めやすい。

沈み行く夕日をじっくり眺めるというのも、旅の醍醐味の一つかもしれない。
見事な自然の芸術を眺めていると、それに対する近景が平凡な住宅地や商店街、道路や電柱などと言うのが嫌に思えてくる。大陸のように見渡す限り大平原が広がっているといいのに、と思ったりもするが、どこへ行っても人の営みを感じられる風景こそが日本、という事なのだろう。

コメント
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