ウリパパの日記

自由気ままに・・・

笠間市稲田の石切山脈 2019.8.8

2019-08-08 17:14:00 | 自然

今日も猛暑の一日でした。群馬県前橋と伊勢崎で38.9℃を観測しています。茨城県でも水戸の最低気温は25.5℃と熱帯夜に明け、最高気温は35.3℃と猛暑日、笠間で36.9℃、大子で38.4℃を記録しています。

会社は明日から夏休み。今日は午前中で仕事を切り上げ、午後からアパートの大掃除。夜は那珂湊へ花火大会を見に行く予定です。あまりにも暑いので掃除はそこそこに切り上げ、先ほどアパートから車で20分ほどの稲田にある日本一の石切山脈へ出かけてきました。茨城県で単身赴任を始めて5年近くなりますが、行きたくても行く機会が無かった笠間の名所であります。

想石という石材屋の駐車場に車を停めると正面に稲田石の採掘場跡を見渡すことができます。足元には湧き水で作られた神秘的な湖。この採掘場は130年前に採掘がはじまり、当時は高さ60mの花崗岩の山だったそうです。今は採掘は中止されています。

 

今採掘が続いているのは正面の一番高い山の直下です。ズームしてみました。

 

第1展示場にはデザイナーのデザインと石職人のコラボによる稲田みかげ石の作品が展示されています。象さんの先にはSKY WAY。

 

石石ひびきあい。

 

採掘跡地をバックに、他にもたくさんの屋外展示があります。

 

事務所の中を拝見。この後第2展示場を案内頂いた方の説明では、この石切山脈は東西10km、南北5kmに及ぶそうです。約6000万年前に海底であったこの地で八溝山系の火山が噴火し、マグマが海底で長い時間をかけて固まり、その後隆起して地上に現れました。世界で類を見ない真っ白な御影石が特徴です。

 

稲田石は国会議事堂、日本橋、日本銀行、新東京駅、東京証券取引所、茨城県庁舎など全国各地の多くの建造物で使われています。

 

事務所を出たところで、係の方(名刺を頂いたら取締役の方でした)に第2展示場を案内して頂きました。とても親切な方で、稲田地区や茨城県の魅力を熱く熱く語ってくれました。

 

第2展示場にもたくさんのオブジェがあり、まずは正面の展望台を目指します。

 

こちらからは間近に石の屏風、そして眼下に湖を見下ろします。湧き水により透明な湖が形成されています。深さは35mあるそうです。高低差は100mにも及びます。屏風の向こうは私有地となっていて、許可なく採掘できないため、この光景は未来永劫続くでしょうと語っていました。また、この花崗岩が風化して良質の粘土となり、笠間焼を生み出したそうです。なるほど。。。

 

湖には魚類は生息していません。周囲の山から水を求めて狸はイノシシなどの動物が出没するそうです。茨城県は湧き水が豊富で、酒蔵も多いそうです。稲田付近にも湧き水を使った酒蔵がいくつかあるようです。

御影石は音の響きも良さそうです。水を抜いて湖底でコンサートなど開催するのも良いアイデアかもしれません。4月には湖に船を浮かべて中国の楽器のコンサートが開催されたそうです。またテレビの取材もけっこうあるらしく、過去にはナニコレ珍百景に紹介されたり、来週もテレビで紹介されるとか。。

夏は40℃にも気温が上昇し、冬は-10℃以下にも下がる寒暖の大きい土地なので、はコメどころとしても有名とのこと。確かに稲田の"稲"はそこからきているようです。

 

案内が終わってからオブジェを見学。これは泣いた赤鬼。

 

mom

 

縄文ビーナス

 

ここでは笠間ロックアートプロジェクトが進められています。巨大な壁画を描くプロジェクトのようです。

 

洞窟の中では、まじかに花崗岩(稲田石)を見て触ってみることができます。

しかし、真夏は暑いですね。週末にはバスで団体さんがやってくるそうです。ベストシーズンは春と秋。また紅葉の時期にでも訪れてみましょう。

案内して頂いた市田様には感謝です。

 


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