ウリパパの日記

自由気ままに・・・

ボッティチェリとルネサンス展 2015.5.29

2015-05-30 20:58:20 | 展覧会
先ほど小笠原諸島西方沖を震源とするM8.5の地震がありました。狭間の自宅でも大きくはありませんがゆーらゆーらと長周期の揺れを感じました。震源が590kmと深い地震だったようです。29日には沖永良部島で大規模なマグマ噴火、25日には埼玉県北部を震源とする地震で関東の広範囲で震度4~5の揺れを観測、現在も続く箱根の火山性活動など、東日本大震災以降日本列島は火山や地震活動が活発化しているようです。

さて、今日も暑い一日でした。朝からぐんぐん気温が上昇し八王子では30.7℃と今月3回目の真夏日を記録。群馬県では33℃超える暑さに見舞われています。今年の5月は気温が異常に高く、一か月ほど季節が進んだ印象です。おそらく5月の月平均気温の最高記録を更新する地点が多くなるのではないでしょうか。

昨日は久しぶりに武蔵小杉に外出する機会がありました。そのついでに渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中のボッティチェリとルネサンス展を見学してきました。ウフィツィ美術館所蔵の至宝「フレスコ画《受胎告知》」が来日中です。必見ですね。


展覧会の概要についてホームページから引用させていただきます。

15世紀、花の都フィレンツェでは、銀行家でもあったメディチ家の支援を受け、芸術家たちが数々の傑作を生み出しました。ルネサンス期 の芸術の誕生には、地中海貿易と金融業によって財を成したフィレンツェおよびメディチ家の資金力が不可欠でした。メディチ家の寵愛を受けたボッティチェリ(1445-1510年)に代表されるフィレンツェ・ルネサンスは、フィレンツェ金融業の繁栄が生み出した代表的な文化遺産といえましょう。
 本展では、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配し、ルネサンスの原動力となった金融業の繁栄と、近代に通じるメセナ活動の誕生を、フィレンツェと運命をともにしたボッティチェリの作品10数点を含む絵画、彫刻、工芸、資料など約80点によって浮き彫りにします。

 引用HP http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_botticelli/midokoro.html


最大の目玉は、ボッティチェリが最盛期に描いたフレスコ画の受胎告知です。昔、ウフッツィ美術館で見ているはずですが・・・(プリマヴェーラやヴィーナスの誕生は印象に残っています)
改めて?作品を目の当たりにして、縦243cm 横555cmの巨大なスケールに圧倒されます。至近距離、そして遠くから眺めることも可能で、運よくお客さんが少ないタイミングであったこともあり、作品の周囲は神聖な雰囲気に包まれている印象でした。

展覧会ではフィレンツエと運命を共にしたボッティチェリの作品が工房作を含めて17点展示されています。描かれた聖母子の姿を見比べていくと、時代と共に画風が変化していく様子が良くわかり、晩年の作品は修道士サヴォナローラの影響をうけていたらしく、最後に展示されている『聖母子と6人の天使』では繊細で優雅なみずみずしさがすっかり影を潜めてしまっています。

ヨーロッパの奢侈禁止令(贅沢を戒める条例)の対象となった婚礼や葬儀の様子を表したフラ・アンジェリコの『聖母マリアの結婚』と『聖母マリアの埋葬』、繁栄する金融業や商業を象徴するマリヌス・ファン・レイメルスヴァーレに基づく模写『高利貸し』が印象に残っています。

フィレンツェの富と美を紹介する『ボッティチェリとルネサンス』展は6月28日までBunkamuraで開催中です。


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