乾燥した秋の空気に包まれ、三本槍岳の山頂(標高1917m) から大展望を楽しめました。南から西、北へと見えた山々を紹介していきます。
眼下に見えるのは沼ツ原湿原。その先には高原山の峰々、右奥には日光連山。冬場に遠望がきけば、高原山の左に富士山が見えます。さすがに今日はそこまで見えません。
日光連山をズーム。左から男体山(2486m)、女峰山(2483m)、太郎山(2468m)、そして右側のピークが日光白根山(2578m)。日光白根山は関東地方の最高峰です。今日見えた山の中で最も高いです。女峰山と太郎山の間にちょこっと頭が見えるのは皇海山(2144m)。
日光白根山の右には黒岩山(2163m)から帝釈山(2060m)方面の栃木、福島県境の山並み。
至仏山(2228m)と東北の最高峰、燧ケ岳(2356m)。
西側の眺望です。正面には流石山(1813m)、大倉山(1792m)、三倉山(1854m)と続く稜線。その左奥には先ほど紹介した燧ケ岳、その右に会津駒ケ岳(2133m)の峰々。
会津駒ケ岳の北側をズームします。越後三山方面でしょう。中ノ岳(2085m)と越後駒ケ岳(2003m)、その間のピークは荒沢岳(1969m)でしょうか。
三倉山の北に目を移します。浅草岳(1585m)と守門岳(1527m)が雲海の先に見えます。
栗が岳(1293m)から御神楽岳(1386m)の新潟県の山々、その手前には博士山(1482m)。
北北西に目を移します。喜多方の街の先には雄大な飯豊山がそびえます。
飯豊山をズーム。大日岳(2128m)と飯豊山(2105m)。三本槍岳から鮮明に飯豊山を見たのは初めてです。
北側の眺望。この方面の紅葉は終わっています。上で紹介した飯豊山、そして磐梯山、吾妻山と見渡せます。
猪苗代湖の手前には郡山布引風力発電所の巨大な風車。全部で33基あるそうです。猪苗代湖の先には磐梯山(1816m)、その奥には西吾妻山(2035m)から中吾妻山(1931m)、東吾妻山(1975m)にかけての吾妻連山。
磐梯山をズームします。
こちらは、東吾妻山の東にそびえる安達太良山。左から箕輪山(1728m)、安達太良山(1700m)、和尚山。
今日は飯豊山と磐梯山の間に山形県方面の山々を遠望できたので紹介していきます。これは想定外の遠望でした。肉眼でもはっきりと認識できました。
まずは大朝日岳(1871m)方面の峰々。
さらに月山(1984m)まで遠望できました。100km以上離れた山形県の山々は熊見曽根あたりから見え始め、とても気になっていました。三本槍岳山頂の山名案内板を見てほぼ確信し、アパートに帰宅後に地図で検証して確認しました。
山頂から360度の眺望が得られたのですが、北東から東の方面は低い空に霞がかかり遠くの山々は見えませんでした。山頂で朝食を含め50分ほど休憩し眺望を思いっきり満喫後、姥ヶ平へと向かいます。
正面に茶臼岳を見ながら熊見曽根の稜線を歩き峰の茶屋跡へ戻ります。(続く)
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