今週は日中10月並みの気温が続いています。八王子では一昨日の20.5℃に続き、昨日17℃、今日も17.5℃と小春日和となっています。高尾山では半袖Tシャツ姿の元気なハイカーを数多く見かけました。
この暖かさで、庭のグラジオラスが開花していました。当初スイセンかなと思ったのですが、よく見たら毎年夏に場所に咲くグラジオラスでした。球根は放置してあります。12月に開花するのは初めてです。
今週末は久しぶりに時間があるので、午前中に高尾山へ散策に出かけてトクトクブックの12月号にスタンプを押してきました。天気も良いので薬王院御本社裏側のモミジの紅葉見学のついでに山頂まで足を延ばし、富士山の姿を見てきました。先週、八王子市役所近くの北浅川河川敷で熊の目撃情報があることからから、熊鈴を鳴らした登山客も数多くいました。奥高尾や北高尾は昔から熊の生息領域で、毎年目撃情報が多数寄せられているようです。今年は12月に入っても気温が高く冬眠に入れないようなので、下山が夕方になる場合は熊鈴やラジオを持参したほうが良いと思います。
12月に入ると太陽高度が低いため、清滝駅前広場にはなかなか日が当たりません。紅葉は終わってしまいました。1号路を登り山頂へ向かいます。
日当たりの良いエリアに残ったモミジが鮮やかです
暗い1号路をしばらく登ると、右側の日当たりの良い南斜面にモミジが植栽されたエリアがあります。
植栽されてから10年以上は経過しています。枝ぶりも良く立派に成長しました。
1号路から分かれて直進して階段を上り、金毘羅台展望台に到着
八王子の街並みを見下ろします。甲州街道沿いのイチョウ並木がまだ目立ちます。完全には落葉していないようです。
金毘羅台近くでは、紅葉シーズンの最後を飾るメグスリノキが真っ赤に色づいています
この付近の紅葉は今が見頃です
ケーブルカーの高尾山駅近くでトクトクブックに12月のスタンプを押します。天気が悪いときはここで引き返しますが、今日は山頂まで散策を続けます。
北高尾山稜から奥多摩方面を遠望。北高尾山稜は熊の生息地域なので縦走するとき留意が必要です。遠くには大岳山、御前山、雲鳥山、飛龍山を遠望します。
空気が霞んでいるため、北関東方面の山はぼんやりとしか見えません。右側にかろうじて冠雪の日光白根山が見えています。奥武蔵の山並み奥に群馬県の山々がうっすら。その先に条件が良いと燧ケ岳を遠望できるのですが、目を凝らすと何となく見えているような(写真中央の少し左)。。。
帰宅後に写真をトリミングしてコントラスト付けてみると、確かに双峰の燧ケ岳がうっすらと確認できました(写真の中央左)。遠望が利く早朝には、鮮明に見えていたと思います。
東京都市のビル群と東京スカイツリーもぼんやり。この霞んだ状況でよく燧ケ岳が見えたものです。
山頂を目指します。十一丁目茶屋近くにもメグスリノキがあります。こちらも真っ赤。
十一丁目茶屋横から橋本、横浜、江の島方面の遠望。横浜や江の島は霞んで薄っすら、相模湾は認識できませんでした。
浄心門前の切り株にやってきました。毎回楽しにしているオブジェです。12月バージョンがお目えです。
洗心門周辺の紅葉
参道の紅葉は終盤です。黄色いモミジ。
権現茶屋付近の紅葉
山門に到着。薬王院周辺の紅葉は、前回訪れた11月24日にはピークを迎えていました。今日は終盤でほとんど落葉していました。
今日の紅葉のハイライトは御本社裏側のモミジです。
飯縄大権現の朱色と赤いモミジのコラボレーション
晴天の日に、正面からではなく裏側から見ると鮮やかに浮かびます
コンデジではなくスマホで撮影。こちらのほうが見た目に近い印象です。コンデジでは赤色の写りが今一つなのです。
薬王院(奥の院)から歩いて10分ほどで高尾山頂に到着。こちらの紅葉はほぼ終わっています。
高尾山頂からの眺望です。丹沢連山から大室山、富士山を一望。
富士山の北側には三つ峠から大菩薩連邦最南端の滝子山。
滝子山の左奥には冠雪の南アルプス。右から農鳥岳、塩見岳、蝙蝠岳を遠望できます。
塩見岳と蝙蝠岳をズーム
こちらは丹沢最高峰の蛭が岳。ズームすると山頂の小屋が見えます(視力1.5の肉眼では識別できません)
最後は富士山です
前回訪れた11月24日にくらべて雪が減った印象です
山頂をズーム。いったん積もった雪が融けて、山肌や登山道が露出した残雪の姿のような印象です。
今日は自宅近くの富士見峠(山頂がちょこっと見える)からダイヤモンド富士が見られるはずだったのですが、夕方から薄雲が広がってしまい残念・・・