早朝に大洗海岸で日の出を拝んでからアパートに戻り、朝食をとりながらどこへ行こうか検討を重ねました。昨日は筑波山登山を計画していました。しかし花粉が大量に飛散しているのに加え、季節風が強まりそうな気配。急遽、栃木県方面へ行先を変更。早春の花を見に行くことにしました。
まず向かった先は栃木市の星野町。目的はセツブンソウの群生地です。2月下旬から3月上旬が見頃との情報なので、暖冬の今年はちょうど見頃と予想しました。時間節約のため、友部から北関東自動車道を利用し栃木ICで降り、県道32号を北西へ向かいます。アパートから1時間かからず、10時前に現地に到着しました。
四季の森星野は栃木市と佐野市の境にある標高600mの三峰山の麓に位置します。県道沿いにあるのですぐにわかりました。
ロウバイの花が満開です。
東向きの斜面には数多くのセツブンソウが群生していて、一帯は緑地環境地域として保護されています。
セツブンソウの自生地は全国的にも珍しく規模は日本一。北限の自生地と言われています。
セツブンソウは石灰質の土壌を好みます。佐野市北部のこの一帯にはサンゴ礁の周辺で堆積した石灰岩地域が広がり、かつて佐野は石灰石工業で栄えた町です。関東地方では秩父近辺も石灰岩で知られていて、やはりセツブンソウの群生地があります(訪れたことはありません)。
先日片倉城跡公園で見たセツブンソウよりも花が大きく、2cm近いサイズの花も咲いていました。
斜面一帯に咲き誇ります。
ロウバイに加え、紅白の梅もそろそろ見頃のようです。
星野緑地環境保全地域の説明がありました。3月にはキバナノアマナやヒメアマナも見られるようです。
福寿草も開花していました。気温は14℃近くまで上がっていますが季節風が強く寒さを感じているのでしょうか。全開にはならないようです。
セツブンソウと福寿草のツーショット。ちょっとピンボケです(コンデジでは撮影が難しい)。
こちらのほうが見栄えがよさそうです。
見上げるとロウバイの黄色が青空に映えます。
木の下の斜面はセツブンソウで埋め尽くされています。
紅白の梅も5分咲き。
太陽をたっぷり浴びて満開のセツブンソウ。
マンサクも満開でした。
始めて訪れた四季の森星野。セツブンソウの群生は見ごたえありました。午後になると日が陰ってしまうので、訪れるなら午前中がおススメです。
北西から季節風が吹き付け、花粉も大量に飛散しているようです。1時間ほど散策して車へ戻り、次の目的地である大田原市へ向かいます。