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ウリパパの日記

自由気ままに・・・

梅雨の晴れ間の磐梯山(1) 八方台登山口から山頂へ 2020.7.3

2020-07-04 21:34:44 | 山登り

昨日は会社の休日でした。今週末は土日ともに予定があるため朝から自宅へ戻ろうかと考えていたところ、予想外の梅雨前線が南海上まで南下したため山登りが出来そうです。今年は磐梯山に登っていないので、バンダイクワガタの花を見に福島県まで行ってきました。

日本海が高圧部となり上空に寒気が残っているため冬型のような気圧配置になり、磐梯山方面は低い雲に覆われ悪天候が続いてました。昨日は梅雨前線の北上に伴い日本海の高圧部も後退し南寄りの風が入りそうな雰囲気。風向きが変わる時間帯には青空が期待できるのではないかと予想。もし悪天候が続いているようであれば、高圧部の影響が残っているため安達太良山であれば風下となって天気が良いはず。しかもロープウエイで往復可能なので、行き先を柔軟に変更するプランをたてて、アパートを5時20分に出発しました。

常磐道と磐越道を北上。福島県上空は予想通り青空です。郡山に近づくにつれて正面に安達太良山の大展望。南西には那須連山もくっきり。湿度が低いため遠望が期待できそうです。しかし、安達太良山の背後は低い雲が広がり、ライブカメラをスマホで見ると磐梯山はまだ霧の中。でも上空には青空が見え始めました。判断に迷いましたが想定通りの天気変化が期待できそうです。安達太良山は湿度の高い南風が入ると雲に覆われることが多いので、予定通り磐梯山を目指します。

磐梯熱海ICから先はそれまでの青空から一転して雲の中。猪苗代町に入ると低い雲に覆われていますが雲の上は青空。しかも、雲の切れ目から磐梯山の姿が見えています。山頂には雲は無さそうなので、南東の風が入るまでは(予想では夕方から)雨に降られることは無さそうです。

 

磐梯山ゴールドラインを八方台駐車場へ向かう途中から見上げる磐梯山。まずまずの天気です。

 

アパートからちょうど3時間。8時20分に八方台駐車場に到着。先客は20台くらいでした。8時30分に登山開始。熊に注意の立て看板が目立つので、思いっきりクマ鈴を鳴らして歩きます。

 

昨日まで雨が続いた影響でしょう。登山道はぬかるんでいます。ギンリョウソウもとろけています。帰りにはつぶれて無くなっていました(笑)。

 

約20分で中の湯跡に到着。天気はまずまずです。来てよかった。マイヅルソウ、ミツガシワ、ズダヤクシュなど花は終わっていました。

 

しばらく登るとランの花が咲いてました。コケイランでしょうか。

登山道は濁流が流れたのでしょうか。まるで台風の跡のように道端の草がなぎ倒され、草の絨毯のようになっています。そのため、ぬかるみもなく比較的歩きやすい状況になっています。

 

眺望が開け、眼下に桧原湖が見えてきました。梅雨の晴れ間が広がっています。

ここから先は日当たりの悪い斜面となりますが、懸念されたぬかるみはほとんどありません。

 

途中見かけたエンレイソウです。

 

この白い花はたくさん見かけました。カラマツソウかな?

 

標高が上がるにつれて、登山道は花に彩られていきます。これはサラサドウダン。

 

ゴゼンタチバナ

弘法清水との分岐点をお花畑へ向かいます。

 

しばらく歩くとグンナイフウロが咲いていました。初めて見ました。

 

その先にはベニバナイチヤクソウ。

 

 

 

とても美しい花です。毎年6月中旬に磐梯山を訪れていて、銅沼から中の湯跡に向かう登山道脇に群生地があるのは知ってました。山頂直下のお花畑に咲いていたとは。。。

 

もう一度アップ。これで磐梯山の楽しみが一つ増えました。

 

ガクウラジオヨウラク。背後には磐梯山が姿を現しました。

 

綿ができる前のミネヤナギの群落。

 

アカモノ

 

 

そして目的のバンダイクワガタが咲いていました。お花畑で見られるので、山頂は期待できそうです。

 

弘法清水小屋へ向かう途中に一輪だけ咲き残っていたミヤマオダマキです。

八方台登山口から1時間20分。9時50分に弘法清水小屋に到着しました。小屋は改修工事中のようでした。弘法清水の湧き水を汲み、最後の登りへ向かいます。

 

引き続き山頂へ向かう登山道で見かけた花を紹介します。これはナナカマドの花です(多分)。秋には赤い実を付け、真っ赤に紅葉します。

 

タニウツギ。お花畑より下の登山道では雨に打たれてかなり散ってしまいましたが、ここでは満開です。

 

ハクサンチドリが満開。

 

早くもハクサンシャクナゲが咲き始めています。開花していたのはこの木のみです。

 

 

再びサラサドウダン。

 

ガクウラジオヨウラク

 

ゴゼンタチバナの群生

 

ミネウスユキソウが咲き始めています。エーデルワイスですね。夏の花です。

 

10時10分過ぎに山頂に到着。

 

期待通りバンダイクワガタが満開でした(続く)。

 

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東浅川町興福寺のイワタバコ開花 2020.7.4

2020-07-04 20:18:04 | 自然

梅雨前線が日本付近に停滞し活発化しています。熊本県では線状降水帯がかかり記録的な大雨となって大きな被害が出ています。今年の梅雨は集中豪雨が降りやすい陽性タイプで、関東地方でも未明から今朝にかけてまとまった雨が降りました。八王子では最低気温18.9℃、最高気温23.7℃を観測していますが、気温以上に蒸し暑さを感じる一日でした。

今年の6月は全国的に気温が高く、苫小牧(北海道)、洲本(兵庫県)、佐賀(佐賀県)等の36 地点で月平均気温の高い方からの1 位の値を更新しています。関東地方では、前橋、甲府、河口湖、横浜、館山、大島、三宅島で第1位(タイ含む)、宇都宮、水戸、秩父、つくば、勝浦、日光で第2位の高温を記録。いずれも22~24℃の気温です。参考までに東京は23.2℃で、大手町から北の丸公園に観測地点が移転した影響で高温記録ベスト10にも入っていません。大手町はいかに高温であったかを物語っています。

昨日は梅雨の晴れ間を狙い福島県の磐梯山に登り、バンダイクワガタをはじめとする高山植物を見てきました。その話題は別途報告するとして、最近地元ネタがご無沙汰なので、久しぶりに高尾の話題を紹介します。

 

今日は親がリハビリ病院から退院して老健に転院したため朝からドタバタしました。夕方一息ついたため、近くの興福寺でイワタバコの開花状況を見てきました。

 

季節も7月に入りヤブカンゾウが見頃になっています。

 

そして、目的のイワタバコ。

 

例年通り7月初めに開花しました。

 

来週には満開になっているかもしれません。

 

水車の手前にはハンゲショウの花。

 

ヤマユリはまだ蕾でした。来週は蒸し暑い日も予想されているので、あと一週間もすれば開花しそうです。梅雨前線の北上は一進一退。次第に太平洋高気圧の勢力が強まり、来週末には梅雨明け間近かもしれません。

 

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