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ウリパパの日記

自由気ままに・・・

日光散策(5) 二荒山神社(御本社) 2019.9.6

2019-09-08 23:34:25 | 旅行

東照宮から二荒山神社へ向かうルートとして、東照宮入口から西へ向かい参道の階段を上るコースと、東照宮表門脇から斜めにショートカットする二つのコースがあります。今回は時間節約のため、ショートカットを利用しました。

 

上新道と呼ばれる参道を歩くこと約5分で二荒山神社に到着。正面に楼門が見えてきます。この楼門は、日光開山の祖、勝道上人が782年に多くの苦難を乗り越え男体山の登頂に成功してから1200年の年月を記念して1982年(昭和57年)に建てられました。

 

扁額です。

ここで二荒山神社について簡単に紹介しておきます。二荒山神社は関東の霊峰男体山(2486m)を御神体山として祀る神社で創建は1200年以上前に遡ります。ご祭神は二荒山大神と称し、親子三神で、主祭神の大己貴命・妃神の田心姫命・御子神の味耜高彦根命が祀られています。男体山山頂に奥宮、中禅寺湖畔に中宮祠、日光市内地区には御本社と3座鎮座しています。

 

楼門をくぐると、いきなり麻掛け大黒様。 なぜ神社に? ひとまず麻に触れて身を清め、お腹をたくさんさすってきました(笑)

説明によると、二荒山神社の主祭神は大己貴命。別の名は、大国主命・だいこく様とも呼ばれ、福の神縁結びの神様です。あらゆる縁を結んでくださる神様です。

そのあたりの経緯は調べてみないと・・・

 

日光の巫女「八乙女さん」がお出迎え。名前は神尾明里。西八王子駅近くの萌え寺みたいな雰囲気。。。

 

唐銅鳥居は重要文化財に指定されています。銅製の鳥居であり、1769年に造営、30年後の1799年に再建されています。二荒山神社の額、その周囲には二荒山神社の社紋である三つ巴紋が配置されています。写真では切れてしまいましたが、両柱の下部には蓮の文様が施されています。

 

 栃木県酒造組合による献酒樽です。東照宮の眠り猫の近くの回廊でも見かけました。

 

こちらが拝殿です。この奥に本殿があります。2代将軍秀忠が東照宮を最初に造営した時にここも創建建立した(1619年) と伝えられれています

 

神楽殿です。

 

中央には金ぴかの大黒様。両脇に銀色のネズミを従えています。説明によると足尾の大黒様のようです。

 

神楽殿と拝殿の間を抜けて本社境内に入ると、日枝神社や大国殿、本殿に行くことができますが時間が無くなってきたので見学はここまでとしました。神楽殿と拝殿前に良と縁と書かれた狛犬がいます。良い縁 狛犬と呼ばれているそうです。両方共に獅子の姿をしているようです。

 

拝殿前の狛犬。開口した獅子です。

 

 説明がありました。狛犬は獅子や犬に似た想像上の生き物。起源は古代エジプト・メソポタミアでの神殿を守るライオン像なのですね。飛鳥時代に日本に伝わった当初は獅子であり、左右の姿に差異はなく開口した姿であったと言われています。平安時代になって、それぞれ異なった外見を持つ獅子と狛犬の阿吽の開口閉口の像が対象で置かれるようになったそうです。東照宮の奥宮拝殿前の狛犬は阿吽の開口閉口の像でした。

  

 神楽殿前の狛犬も開口した獅子です。飛鳥時代の狛犬を再現した姿です。これらの狛犬は世界文化遺産登録15年を記念して平成27年に奉納されました。

 

神楽殿の脇には三本杉。

 

 二荒山神社のご神木です。

 

 神門の両脇には夫婦杉(左側)と親子杉(右側)。

 

 左側の夫婦杉は夫婦円満の御神木。

 

右側の親子杉は家庭円満の御神木。

二荒山神社の主祭神はあらゆる縁を結んでくださる神様。縁結びの神様が祀られているので、縁に関するものばかりです。

 

親子杉の傍の手水舎。神橋の幟が立っていました。こちらも良い縁の橋渡し。帰りに寄ってみましょう。

帰りは神門から階段を下ります。

 

 階段を下ったところの鳥居の脇には「良い縁 打ち出の小槌」。とても新しそうです。

 

 今年(令和元年)、天皇陛下御即位を奉祝し、良い縁を願い奉納されたばかりです。

 

 反対側には、むすび大国様。

 

昨年、天皇陛下即位30年を祝う記念事業の一環として奉納されたそうです。

 

 二荒山神社の鳥居。両脇には紹介した打ち出の小槌と、むすび大黒様。階段の上が神門です。

縁結びの神様だらけの二荒山神社(御本社)でした。 中禅寺湖畔にある中宮祠にも行ってみたくなりました。そしていつかは男体山頂の奥宮へ。近くにある百名山ですが、なかなか登る機会がありません。

 

 

帰りに見た神橋です。良い縁の橋渡しですね。こちらも重要文化財に登録されています。

続いて輪王寺を見学することにしました(続く)。

 

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台風15号が接近中 2019.9.8

2019-09-08 17:00:51 | 自然

強い台風15号が伊豆大島の南のあってゆっくりと北上中です。午前中は青空が広がり八王子の最高気温は31.1℃まで上昇しましたが、午後からは南東からの湿った風の影響で雨雲が波状的に襲ってきて、強いにわか雨が降ったり青空が広がったり目まぐるしく天気が変化しています。

 

先ほど雨雲が通過後に太陽が姿を現したので東の空を見上げたら、予想通り虹が出ていました。

 

台風15号(ファクサイ)の予想経路です。16時現在気圧は965hPaと少し弱まりましたが、中心付近の最大瞬間風速は60m/sと強さと保っています。今のところの予想では未明に湘南地方に上陸。その後常磐線に沿って北上しそうです。八王子では進行方向の西側に入る可能性が高く強風による被害は少なそうですが、台風前面の雨雲がかかり200mmを超える大雨になりそうです。一方、進路の東側に入る東京都心や千葉県、茨城県東部方面は猛烈な風による停電などの被害が懸念されます。明日の朝、常磐線動くかな・・・

 

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日光散策(4) 東照宮奥宮から御本社、神輿舎へ 2019.9.6

2019-09-08 16:32:42 | 旅行

東照宮巡りは一番奥まった奥宮に到着。奥宮は、拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる御祭神のお墓所。いずれも重要文化財に指定されています。 

 

右手前は御宝蔵です。外部全体が青銅で包まれています。この御宝蔵は朝廷から家康公並びに東照宮におくられた官符宣命等の文書を収めたものだそうです。御宝蔵横の階段を上がった正面が拝殿です。

 

階段下の左側には口を閉じた角ありの「吽像」の狛犬

 

階段下右側は口を開いた角なしの「阿像」で獅子。伝統的な狛犬です。

 

階段を上がった正面の奥社拝殿。この奥にある御宝塔に参拝するための社殿で、将軍のみ昇殿参拝を許されました。建物全体が黒漆が塗られた銅や真鍮で包まれ毛彫が施されています。

 

 拝殿上部の装飾です。

 

 

奥宮拝殿の奥に鋳抜門があります。 鋳抜門は唐銅製(金・銀・銅の合金)で屋根・柱・壁などを鋳造されています。慶安3年(1650)に建立されました。扉以外の柱や梁などが一つの鋳型で作られていることから鋳抜門と称されています。

 

鋳抜門の真後ろに奥宮宝塔があります。奥宮宝塔は徳川家康の墳墓の上に建てられたもので当初は木造でしたが、天和3年(1683)将軍綱吉公の時に鋳物師の椎名伊豫により唐銅製に鋳造されました。

 

奥社宝塔の説明です。 

 

8角5段の石の基盤の上に更に3段を青銅で鋳造し、その上に宝塔が乗せられています。

 

 裏側にまわり振り返ります。正面奥に鋳抜門。右奥には幹が折れた大木。

 

その大木は樹齢約600年の叶杉です。

 

 

 ほこらに向かって唱えると願い事が叶うと言われています。

 

奥社宝塔を一周し、鋳抜門を振り返ります。 

再び階段を下り、御本社へ向かいます。

 

まずは祈祷殿(需要文化財)。結婚式や初宮などのご祈祷が行われます。

 

御本社は本殿・石の間・拝殿からなり東照宮の最も重要なところです。例祭をはじめ、年中の祭典が斎行されます。また拝殿左右には、「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があります。現在御本社は平成の大修理中で足場が組まれています。祈祷殿と唐門の間から本殿に入れるので見学してきました(内部は撮影禁止です)。拝殿の天井に描かれた狩野探幽らによる龍の装飾は見事でした。ここで神主さんが日光東照宮について説明してくれました。お土産に慶祝令和とかかれた陽明香守(御香守り)を500円で購入。白檀の香りがするお守りです。

 

本殿の帰りにまだ見学していなかった神輿舎を外から見学。こちらも重要文化財です。中には春秋渡御祭(5月18日、10月17日)に使われる、三基の神輿が納められています。

 

東照宮大祭の様子が写真で紹介されていました。

 

中の様子を拝見。3基の神輿が収められ、中央は徳川家康公、右側は豊臣秀吉公、左側は源頼朝卿の神輿です。鏡天井の金箔地には狩野弥右衛門による天女舞楽の図が描かれています。

 

最後に訪れたのは本地堂(薬師堂)。天井の龍の絵は鳴き龍として知られています。大勢の観光客や子供たち(遠足や修学旅行)が殺到していて入館するのに大行列。相当な待ち時間を要しそうです。中も騒々しく鳴き龍を体験できそうに無さそうなので、ここはパスすることにしました。

 

約1時間30分かけて東照宮をめぐってきました。まだ時間があるので、お隣りの二荒山神社まで足を運んでみることにします(まだまだ続く)。

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日光散策(3) 東照宮唐門から眠り猫を見て奥宮へ 2019.9.6

2019-09-08 15:30:19 | 旅行

豪華絢爛な陽明門を抜けると正面に唐門、右手に神楽殿と坂下門と続きます。唐門の背後には平成の大修理中の御本社が控えます。陽明門、御本社、唐門、坂下門の眠り猫と国宝がひしめき合っています。

 

 

まずは唐門を見学。門が開かれ拝殿の様子を見ることができます。全体が胡粉で白く塗られ、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など細かい彫刻がほどこされています。柱には昇龍、降龍の彫刻が施されています。唐門の屋根には鰭切れの龍(昼の守り)と、恙(つつが)とも呼ばれる唐獅子(夜の守り)が飾られています。

 

唐門の説明板です。江戸時代の参拝基準となった門で、ここより昇殿出来る者は御目見得以上の幕臣や大名に限られていたようです。

 

 

 

唐門の上部には「舜帝朝見の儀」が彫られているそうです。

 

 

右手には神楽殿(重要文化財)。春の大祭では八乙女が神楽を奉納します。

神楽殿の先の坂下門を抜けて奥宮へ向かいます。

  

坂下門手前の回廊の上に、国宝に指定されている彫刻「眠り猫」があります。

 

 

眠り猫は左甚五郎作と伝えられています。牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られたとも言われています。

これより奥宮に通じます。江戸時代には将軍しか入れなかった開かずの門だったそうです。

 

奥宮参道の説明です。階段は207段あります。 

 

坂下門の先から階段が始まり、しばらく平坦な参道を歩き、再び階段が続きます。 

 

東照大権現と書かれた扁額の掛かる青銅製の鳥居が見えてきました。三の鳥居となります。ここから先が奥宮です(さらに続く)。 

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