設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

親の課題

2004年09月06日 10時24分58秒 | 独り言
子供を持つ親ならば 誰もが通る厄介な道。
それは「性教育」ではないだろうか。
厄介だが こんな時代。そして実は 一番一番 大切な事。
ウチも ♂2匹。恥ずかしいとか 苦手とかではなく
これは 絶対きちんと教えなければ 親としての
専門屋(夫)と私の役目は終らないのでは・・・・と
大袈裟にも自分なりに思っている。

以前 次男が私に なぜ お母さんは おむつをする時が
あるのだと聞いてきたことがあった。
「来たぞ、来たぞ~~」
なぜか 私の気持ちは これが話す機会の第一歩と感じた。

そこで長男も呼びだし 
「お母さんは今 生理になっている」と話した。
内心 ちょっと「どっひゃあ~~」でも一切 態度に出さず
まず 男の人と女の人は身体の構造が違う事。
女の人には 月に一回 生理があるという事。
これは 恥ずかしいとか そういう問題ではなく大切な事
なのだと とりあえず真剣に話した。
 
大体 このテの話題は 親が変に隠したり 繕ったり
するから余計 なんだ なんだと興味を持つ。
大事な事 真剣な事なんだという態度で接する事も
大切なような気がするのだ。

子供達の態度は案外「へえ~~~」それだけ。
長男などは こっちが必死の決心で語っているのに
鼻なんぞ ほじくっている。
本当に わかっとるのか怪しいものでもあるが とりあえず
「オープンな性教育」を頑張ってみようと決心している。

そんな「オープン」が 災いなのか 長男が ある日
学校から帰宅するや
「お母さん どの人が生理とか目印ないじゃん!」
と怒っている。生理の時は 身体がつらい人も多い。
そんな時は 男のお前が手助けするという気持ちも
大事だと話したのを 覚えていたらしく 
「手助けしたくても 学校で誰が生理か わからないよ!」
やっぱり まだ理解不可能であったか・・・・

いつまで こうやって「オープン」に語り合えるか
それは正直 自信が無い・・・・
でも とりあえず 性教育だけでなく 彼らと何でも
「オープン」な雰囲気を作りだしていくというのも
一応 私の今後の親である課題であるかもしれない・・・・

DNAの納得

2004年09月05日 15時53分30秒 | 独り言
どこの御家庭でも留守番電話があると思うが
私は 留守番電話にメッセージを入れるのが どうも苦手だ。
知り合いに電話して
「もしもし!」
勢い込んで話始めた途端
「ただいま留守にしております」
すました機械音が流れてくると ガクーッと凹んでしまう。
「えーっと えーっと」
訳もなく 機械に向かって ミョーに緊張しまくる。

そんなに自分は嫌いなくせに 底意地悪な性格のせいか
他人が入れた 留守電を聞くのは結構 好きだ。

先日 実家の母親が 留守電に入れたのを聞いたかと電話してきた。
「あんたは いつもいなくて」
なんだか機嫌が悪い。

我が家は商売柄 リビングと専門屋(夫)の部屋と電話が二台ある。
仕事の電話は殆ど 専門屋(夫)の事務所と携帯なので
私は専門屋(夫)の電話が鳴っても 出ないくて良い事になっている。

母親の留守電は リビングの方の電話に入っていなかった。
どうやら下の番号が一番だけ違うので 間違えて専門屋(夫)の部屋の
電話の留守電に入れたらしい。
聞いてみると やはり母親の声が・・・・・
「あのね お母さんなんだけど・・・えーっと・・・今ヨーカドー来てるのよ」
やたら沈黙と とりとめない話ばかりしている。用件は??と聞いていると
無情にも母親の話が長すぎて 途中で「プー」と録音修了のサインが・・・・
何やってるのかなあ~と聞いてると 懲りずに二回目も入っている。
「あのね お母さんだけど・・・」
また 同じ名前から繰り返している。早く用件を言えばいいものを・・・
「この電話は早く切れちゃうのねえ。」今度は怒っている。
そして またもや「プー」何なのよお~今度はこっちがイライラだ。
すると母親は三回目にもチャレンジしたらしく 今度は怒った声で一言
「また 電話するわ!」
なんだか 母親のくだらぬ ショータイムを聞いてしまったようで 変に疲れる・・・

結局 母親の用件は イトーヨーカドーから 子供達にお菓子を送った これだけ。

「聞いてよ!」と後日 知り合いに愚痴をこぼしたら
「裏窓さんみたいじゃない~~」と言われてしまった・・・
どうやら私も よそ様のお宅の留守電に そんな感じで入れた事があっそうな・・・
母親の 変テコなDNAが しっかり自分に根づいていると
留守番電話で妙に納得してしまうのだった。           

映画からのメッセージ

2004年09月04日 12時16分00秒 | 独り言
この夏休み 子供達と一緒に映画を 二本観た。
一本は 私も絶対見たかった「ハリーポッター」
もう一本は 毎年恒例のアニメ映画。

子供達が映画を とりあえずマトモに観れるように
なってから 一応同伴者として アニメ映画を付きあわされる。
そろそろ長男は卒業かと思っていたが 映画館には
たくさんの中学生らしい大きい子供達も来ていた。

最初は 早く同伴無しで行ってくれないかなあ~と
ぼやいていたが アニメも結構 凄い!と
感心してしまう この頃だ・・・・・
CGを駆使したものが多いせいか 立体的で画像も迫力満点。
今の子供達は バーチャルの世界を現実と錯覚しがちだ
と言われるが こんな高度なアニメを観ていると
確かに現実と架空の世界がゴッチャになるのかもしれない。

そして毎年アニメ映画を観て 画像云々ではなく
「ほほう~~」と感心しまくってしまうのが どんな作品にも
メッセージが込められている という事だ。
子供向けだから アニメだから なんて考えで ちょっと
小バカにして観ていたが いやいや とんでもない。
毎回毎回 見終わると 何かしらのメッセージが頭に残る。

それは、「家族愛」であったり「環境破壊」であったり
はたまた「友情」「人間が侵したエゴの結果の悲劇」で
あったりと 最後はハッピーエンドになるものの
そのストーリーに 一本の太い柱のように メッセージが
組み込まれているように思える。


子供達が どこまで理解して映画を観ているのか 全く
「???」の世界だが 
「この映画には 今回どんなメッセージが込められて
 いるのか・・・・」
こんな超独りよがりの 見方がつい おもしろくて 当分
アニメ映画を 子供言い訳にして観に行ってしまいそうである。







色眼鏡をかける時期

2004年09月03日 15時53分38秒 | 独り言
プロが素人を騙す 
これは どこの世界でもあり得る事だし 簡単だ。
だから 敢て 絶対あってはならない事だと個人的には
思う。それでも悲しい事に そういう事があるというのも
事実かもしれない。

だから 「家造り」をしている方達にとっても
プランや図面とかではなく 一番の気掛かりは 
「この お金で本当に公正な値段なのか。」
言い換えれば
「ちょっとでも 我々素人は 騙されていたりして
 いないのか。」
本音部分は こう思うところがあって当然かもしれない。

「家造り」には ちょっと冷静に客観的になっている
自分達がいる事が常に 大切だと思うのだが それでも 
その兼ねあいが 本当に難しい。

人間 不思議なもので 一回 色眼鏡で見た物は
どんなに修正しても変わらない。
「あそこは 他に聞いたら こう言ってた」
「本には 雑誌には こう書いてあったのに」
疑いは とめどなくなってしまう。

冷静に客観的にではなく 単なる「重箱の隅をつつく」
行為での「家造り」は 個人的には成功しないとも思う。

我が家の場合を見ても 一軒の家を完成させるまでには
専門屋(夫)と お施主さんの2人だけではない
数多くの人達が絡んでくる。
設備設計の人 構造によっては構造設計の人
そして施工会社の人達。施工会社=大工さんだけではない。
タイルや左官といった数多くの職人さん 外構の工事を
してくれる人達。建具屋の人達・・・・
一軒の家は 多くの人の技術の固まりでもある。
結局 人と人の繋がりで 一軒の家が出来上がるのも
事実である。

こっちが色眼鏡で見てしまえば 人間バカではない。
あっちも色眼鏡で対応してしまう。

とてもとても難しいが 色眼鏡をかける時期は
どこで造るか 建てるか それを決めるときに
たくさん かけて考えた方がいいと 個人的には感じている。

そして そんな色眼鏡を一度でもかけさせないように
するのが 我が家も含めたプロ達の本当の仕事と
いえるのでは ないだろうか。

このテの機械もん

2004年09月02日 15時23分49秒 | 独り言
我が家は 商売柄 どうしてもパソコンが多い。
殆どが専門屋(夫)の事務所と 自宅では専門屋(夫)の
部屋にあるのだが 一台だけリビングにある。

このパソコンがリビングで華々しくデビューした頃
私は 勿体ない事に開ける事もしなかった。
調度 メールや携帯も普及した頃で 近所の 
お知り合い達から 勿体ないからメール位しようと
誘われたり 専門屋(夫)からも 簡単だから 
やってみればと再三 言われたが・・・・
どうも このテの機械もんには 昔から「苦手!」
という意識が頭から離れない。

それでも ココとココとココを押して という感じで
どうにかこうにか使っている この頃・・・・・・・

実際に ちょっと慣れてしまうと 本当に単純だが
「いやあ~~~便利である。」
この一言だ。
インターネットというものも 凄すぎだ。
映画の情報から 駅の時刻表 旅行の手配等々 全て
座って 揃ってしまうなんて!凄い世の中だ。

ただ 悲しいのは 慣れても慣れても 機械もんに弱い
私タイプは 新しい事に挑戦する事が とても大変である。

大体 このテに強いと思われる人達を観察
してみると 結構 説明書も見ないで正に適当に
いとも簡単に こうかな ああかなと いじくる。
でも、結果的には合っていたりする。
逆に私タイプは わからないくせに 変なところを
変に押してしまったりして どんどんと深みにはまる・・・・

だから携帯を機種変更なんてした時には 慣れるまでは
もう 大変。何かする度 分厚い説明書と睨めっこだ。
それに 私の指が太いせいなのか トロイせいなのか 
携帯でメールを打つと 肝心のところの変換で
押しすぎてしまったりと・・・

何度 外出先で携帯片手に「あ~~~行っちゃったよ~!!」と
一人不気味に叫んでいたことか・・・・

「老い」を遅らせる事の一つに 新しいものを受け入れる
「好奇心」という気持ちがあるそうだ。
敢て 時代と逆行する事も 時には必要らしいが
今の私には自分の「老い」を食い止める為にも
こうしてパソコンに向かっている方がいいのかもしれない。


 

最強の「強運(?)」の持ち主

2004年09月01日 14時31分46秒 | 独り言
子供達は なぜか おみくじ好き。
初詣とか観光に行ったお寺や神社などで おみくじを
見つけると お参りも そこそこに おみくじを引くと
言い出す。

そして最近は 次男以外の家族達は 次男が引く結果を
自分の結果よりも気になって 覗いてしまう傾向にある。

なぜなら 次男は 我が家で最強の強運(?)の
持ち主だからである・・・・・

強運は 実は「凶運」
どういう因果か知らないが 次男が引く おみくじは
毎度「凶」なのだ!

やっぱり 人間 いくら おみくじと言えど「凶」を
引くと後味が悪い・・・・・
その後 ちょっと何かあると あの時引いてしまったからと
考えてもしまう。

次男が「凶」を引くと 私もなんだか いい気持ちはしないから
必ず もう一度 引かせてみる。
以前には なんと 又々「凶」!!
ここまで来ると 他の家族が やれ小吉だ やれ大吉だと
言ってる中 子供ながら不安になるのか、次男の凹みは
それはそれは ひどかった・・・・・
それで その日は3回目にもチャレンジ。結局 吉で終った。

つい この間も ある神社で お参りする機会があった。
そこにも 毎度ながらの おみくじが・・・・
そして次男の結果は またしても見事に「凶」!!
でも 慣れてきているのか 何なのか、次男はさっさと
「凶」の おみくじを境内近くの おみくじ結びに結ぶと
2回目を一人でチャレンジしていた。次は 小吉であった。
いい結果は 自分が持って帰り 悪い結果は残していく
そんな事を以前 教えた記憶があったが いつの間にか
次男の中では、習慣化してきているらいしい。
なんとも悲しい習慣・・・・・・

でもでもと考えてみる。「凶」という おみくじは
物凄く少ない確率だそうだ。何しろ「凶」は置かないという
お寺や神社もあるらしいのだから・・・
そんな確率に当たるというだけでも やっぱり「最強」
かもしれない!?などと 無理やり こじつけてみたりする。

「考えようによっては 物凄い確率運がついているのかも!」
こんな専門屋(夫)の言うことにも 触発され おバカな
母は次男を伴い いざ宝くじ売り場へも!

横しまな心がダメなのか こっちも見事惨敗~~

将来この「確率運」が どっかで自分の中で役に立てば・・・
とりあえず親心で そう願っているのだが・・・・

「確率運」云々の問題でなく
「くだらない事で目一杯の運を使い果たす」
そんな両親の 単なる遺伝だとしたら・・・・
次男は あまりにも悲しすぎる・・・・・