設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

根源の根源

2005年11月26日 16時01分00秒 | 独り言
「鉄筋量減らせと指示」 姉歯建築士が聴聞で弁明 (共同通信) - goo ニュース

ついつい このニュースには目がいってしまう。
そしてどんどん ボロが出てくるような・・・・
とりあえず 全く関係のない我が家でもないので 
このまま「とかげの尻尾切り」じゃない事を願ってしまう。

テレビで誰かが「氷山の一角」なんて言ってたけど
それが現実っぽくて怖い。

それにしてもきちんと仕事を全うしている構造設計事務所の
関係の人達は大迷惑ではないだろうか。
でも逆にこの事で 素人とはいえクライアントの方も
色々なカラクリが多少は垣間見えたのではないだろうか。

いくら「他の設計事務所に変える」と脅されたにしても
「生活」が大変だったとはいえ 建築士としての
良心が働かなかったのは 人として自分を捨てたに等しい。

今のところ 責任のなすり合いで住んでしまっている人達が
具体的に解決している状況ではなさそうで・・・
ローンを抱える身 家族がいる身にとっては「この先」
そう考える度に不安と怒りがこみあげてきてしまうだろう。

なんだか怪しいこの業界・・・・
それでも「住む所」というのは人にとっては切っても切れない
永遠の課題でもある。
怪しくても おかしくても なんとなく高額なお金を払って
頼り切るしかない。

マンションやホテルに限らず 公共の建物や道路や橋。
それに個人の住宅だってと疑いを巡らせば たとえ自分の
家が絶対安全と言いきっても 一歩外に出てしまったら
お終いという事だ。

世の中 確かに「絶対」はあり得ない。
計算上が合っていても 自然のやる事はわからないし
誰もが予測出来ない事もあり得るのが現実。
たかが一件の家といっても「凶器の家」となる場合もある。
だからこそ あり得ない「絶対」に向けて頑張るのが
本当なのではないだろうか。

こんな事で連日テレビで「建築士」「建築士」と連呼される度
ついつい見てしまう。
現に住んでしまっている人達の為にも これから「家を!」と
考えている多くの人達の為にも おかしいカラクリの
根源の根源が出てくれば・・・と願う。


孤独と孤立

2005年11月24日 16時55分00秒 | 独り言
段ボール、犯人持参か 女児殺害 (中国新聞) - goo ニュース

なんだかまたもや 痛ましい事件が起きてしまった。
忘れた頃にやってくると思う程 この種の事件が多過ぎる。

変質者 引きこもり ニート オタク等々・・・・
色々な言葉が必ず飛び交う犯人像。
決まって逮捕されてからは 他人との関係を築けない
大人子供のような人物である事は確かだ。

こういう風に育ったから こうなる。
それは一言では言いきれないかもしれない。
事実 引きこもっている人達 オタクと呼ばれる人達が
全て大人の女性に持てない感情を小さな少女に
向けるのかといえば そうでもなく 環境や育った
過程もあるかもしれないが 個体の問題でもあるような
気もする。

ただ 孤立をしてしまった人には「普通の常識」で
押さえられる感情やら行動が全く制御のきかなくなるという
状態になるのではないかとも思う。
要は 制御の効かない自分という車を乗りこなしている大人。

よく個人住宅の設計の話で出る話題は「子供部屋」
ともかく「篭らせたくない」
こう願う親達が圧倒的に多い事に驚く。
家族の共通の場所は大きく「個」の部分はなるべく小さく。
きっとどこかで自分も含め親達の脳裏には
「個部屋」=「篭る」=「引きこもり」という系図が
出来始めているのだろう。

昔と比べ子供の数は圧倒的に減り 家の中の子供の
位置も変ってきた。
いつの間にか 家の中の王子様&王女様的存在に
なってしまう場合もある。
大きな個室。テレビにゲーム。冷暖房完備。
玄関から直通の個室。これをやってしまうと確かに
家は家族が集う憩いの場所でなく 各個人だけが
存在する下宿屋と化してしまう。

以前 雑誌で見た個人住宅は子供部屋はおろか
ドアの仕切りさえなかった。
ひとつの空間を時には区切ったり 大きくしたりと
そうやって「個」になる時だけ変わる家だったが・・・

まあ、「個」に対する「子供部屋」に対する考えは
人それぞれ。それにその育った家の環境が全て
人格に影響を与えると断言出来る事でもなく・・・

でも個人的には 人は成長していくにつれ「孤独」を
時には求める生き物でもあると思う。
ふと1人で好きな音楽を聴きたい。
1人でゆっくり好きな雑誌でも本でもめくりたい。
ボケーッと考え事をしたい等々・・・・
あんな我が家の小学生の長男ですら 最近は自分の部屋で
音楽なんか聴いている事がある。

誰かと群れていたい反面 人は我儘だから無性に1人にも
なりたがる。
だがこの1人は「孤立」でなく「孤独」である。
群れる場所。人といれる場所があって初めて人は
「孤独」を時には自ら選ぶのではないだろうか。

煩わしいと思ったり嫌気がさしても 人は結局 人の群れに
戻る。それがわかっているから「孤独」にもなる。
しかし「孤立」は違う。たとえ 周囲に人がいようと
場所が個室じゃなくても「孤立」してしまっている人は
戻る場所や帰る場所がいつも「自分」なのである。

だからひとりよがりが強く 自分の抑制がコントロール
出来ない。

「子供部屋」を云々と考え抜く前に 親として子供達が
「孤独」ではなく「孤立」に陥ってないか。
それを見ていかなければいけない時代なのかもしれない。

たった1人のひとりよがりの生き方が 僅か数年しか生きていない
大切な命をいとも簡単に奪ってしまう。
なんだか やりきれない・・・・




怖い怖い

2005年11月19日 14時23分00秒 | 独り言
マンション耐震強度偽造 揺れる関係住民・自治体 (朝日新聞) - goo ニュース

一体何を信じて家を建てたり マンションを購入すればいいのか。
そんな気持ちが こんな事件が起きれば誰しもおこる。

我が家も構造設計事務所と仕事で絡むけれど
変な話 みんなで「騙す」みたいなところが
あれば どんな仕事でもクライアント側が不利に
なる事が生じる。
なんていっても買う側 建てる側のクライアント達は
当たり前だが素人の人達が圧倒的に多いのだから。
建った建物が新しくて奇麗だというそれだけで
自分のような素人は「凄い~」と言えてしまう。

買わせる側 建てさせる側は客がとれれば それで
お終いだ。客のその後の支払いローンがどうなろうと
知った事ではない。その後の生活がどうなろうと
それも当たり前だが知った事ではない。

今回は この構造設計事務所の人が1人で偽造を
やったような事も言っているけど 果たして
本当にそうなのかは個人的には怪しく感じる。

仕事が速く出来る。それだけ依頼が増える。
仕事が増えてくれる。
そんな理由で こんな本末転倒的な事をしてしまうのだろうか。
裏の裏には「コスト削減」の絡繰りがどこかに隠れている
ような気がしてならない。

どんな仕事にも人が絡む。
最終的には信じ合いながらの事だって生じる。
こんな事件が起きると どこの誰を信じていいやら
わからなくもなる。

氷山の一角の事件だとしたら・・・・
ちょっと考えたくないけど それもあり得そうで
本当に怖い。

どんな時代になっても きちんとした仕事には
きちんとした事が帰ってくる。
それだけは一応 信じていきたいものだけど。。。

日常の項目

2005年11月17日 16時08分00秒 | 独り言
昔は日常生活に「昼寝」という項目があった。
小さい子供は「昼寝」がある。
まあ 個人差があるけれど我が家の息子どもは
体力無しなのか幼稚園の年中位まで それはそれは
よく「昼寝」したものだ。
だが今 振り返ると なんだか自分が寝たいが為の
無理やり「昼寝」だったような・・・・

そう 子供を「寝かしつける」「添い寝」なんていう
名目で自分も毎度ちゃっかり昼時の気持ち良い~~
時間帯にすやすやと寝ていたのだ。

「毎日働いているお父さんごめんなさ~~い」と一応
言葉に出しつつ「これがあるから主婦はやめられん~」
という言葉で締めくくりの毎日。

それが瞬く間になくなった。
当たり前だが子供は成長する。
「昼寝」とは無縁の今・・・・では そうなっているか。
そう問われると これがまた同じ時間帯に眠くなるのだ。
毎日じゃないけど(弁解!)時には(?)トローンと
目がしてくれば ごろんとひっくり返ってしまう。

「オイオイ また寝てるよ」
たまに家にいる息子どもの こんな声を聞きながらも
寝てしまう。

昔は自分だって電車に乗っている大人達が寝始めるのを
不思議に見たものだ。
「まだ昼じゃん!なんでそんなに大人は眠いの!?」
そう驚いたものだ。
それが今や あの時うつらうつらの大人達の一員になっている。

でも何かのニュースにあったけど 昼の数十分の昼寝を
試している学校の生徒達の学力が上がったとか。。。
やっぱりね!と勝手に納得したけれど 眠い時に
何しても無駄のような気もするのだ。
少し寝ると本当にスッキリするのだから。

そうは言っても仕事をしている時に寝れやしない。

仕事の辛さって確かに人間関係とか色々あるけれど
その時間を買われているって辛さだ。
自分の時間を提供しているという事は寝てしまって
提供しないという訳にはいかない。
自分も大昔 一応働いている身として これが辛かった
ような・・・・

何を言っても「昼寝人」の言う事は単なる怠け者
となるだろうけど。。。



早くも・・・

2005年11月16日 15時06分00秒 | 独り言
クリスマスソングが早くも流れている。
なーんだか毎年早い!そう思うのは自分だけか?

一年があっという間である。
一昨年より去年 去年より今年と・・・

そしてクリスマスといえば年末。
年末といえば 自分にとっては大嫌いの大掃除が待っている。

と偉そうに書いても 毎年 なんだかウヤムヤとしたまま
年を越す事となるのだが・・・・

なんでも古い物をためこんだり 汚れた家は家族中の
運気を低くするそうな。
これは某有名な風水の方も言ってるが 常識的に考えて
ごちゃらごちゃら~とした家にいるより スキッとした
空間の家にいた方が健康的にもいいような気もするし
気持ちもやる気が出るような気もする。

古い物はためこまないけど どうも昔から片付けというのが
下手くそで・・・・
「あ~~どうにかしたい!」
そう一発奮起して片付けても 数日たつと引き出しの中やらは
又々ごちゃら~~~となってしまう。

「ウチもだらしなくてぇ~」
そう知り合い達は口を揃えて謙遜してくれるのだが
たまに遊びに行ったりすると
「どこが汚い!?」と言葉が出るほどスキッとした
家に住んでいたりする。
でも ごくごくたまーにこの人は超奇麗好き!みたいな人が
「本当に今は汚いのお~」と招き入れてくれた家の中が
「本当に汚かった」状態の家の中だったりもする。

なぜかその人には悪いが超ホッとしている自分もいたりして・・

それで 最近ふとなぜ片付けが上手下手があるのかと
考えたら 基本的な納得が出てきた。
要は片付け上手な人って 当たり前だけど使った物は
元に戻している。
これが出来ないとごちゃら~~っとした事が起きるのだ。

わかっているのだけどねえ~~~

ついつい 出した物を少しの間 どっかに放置という
事をしてしまうのだ。そのほんの少しの間が汚い元凶。

片付けがどうのこうのというのは 要は性格の差なのか。
自分に甘く他人に辛い。こういう身勝手人間が結構
だらしないような・・・そんな気もするのだが・・・
どうだろうか。。。

何はともあれ また年末に大掃除如きで憂鬱にならぬよう
今から「自分に辛く 他人に甘い」人間になっておかないと・・・・


嗜好が変わる

2005年11月15日 09時41分38秒 | 独り言
テレビ番組の嗜好が変わってきている。
最近 そう感じる。

大昔はドラマが好きだった。
あの頃見ていたドラマは「トレンディドラマ」なんて
言われ始め(年がバレバレだけど)今の自分と等身大のような
主人公が気になって 話題もドラマが多かったし・・・

もっともっと大昔はアニメが好きだった。
大人達が野球中継やニュースにチャンネルを回してしまうと
「なんでこんなものが面白いのかなあ」と毎度思ったものだ。
しかめっ面のアナウンサーが淡々と読み上げる番組。
聞いててもちーっとも面白くない。
いつもそう思っていたものだ。

それが今や 一日一回ニュースを聞かないと落ち着かない。
新聞をとってない我が家。ネットでは簡単に情報が入るけど
それでもなんだか物足りない。

ニュースが面白いなんて思い始めているとは・・・
年とったのか とりあえず一応大人になっている部分があるのか。

報道特集とか特番とか やたら見てしまう自分がいる。
でも 世には疎い専業主婦に変わりはないのだが・・・

見ていて毎度思う。
マスコミの力って凄い~~と。
番組に取り上げられて解決した事件もあるし 皆の
関心を一気に引き寄せるのは やっぱりテレビが今の
ところダントツかもしれない。

NHKの衛生放送も何気に見てしまっている。
夜は海外ドラマもやるし 海外情勢の特集がよく組まれている。

惚れた ハレタ(?) 別れただのの毎度お決まりのドラマより
面白いと思い始めているなんて・・・
悲しくなるけど どうもドラマ見るならこっちになってしまう。
きっと等身大の主人公じゃない自分なのだろう。
ああ、悲しい・・・・

だから今 熟年が離婚するというドラマが中高年の間で
爆発的に見られているとか・・・・
やはり人は そのドラマの中の世界に少しでも共有感を
持ちたいと思っているのだろうか。

長男のお年頃の女の子様達は早々とドラマのチャンネル権を
親と争っているらしい・・・
我が家は♂なので今のところ「見たい」と騒ぐものもないが
今に「なんてつまらんものを見ているのだか・・・」
そう自分も言われる事になるのだろうか。

繰り返しってこういう事なのか。
テレビ番組の嗜好一つでこうなのだから 人の成長って
なんだかおかしい・・・・

また考えさせられる

2005年11月14日 11時27分43秒 | 独り言
町田の刺殺 被害少女、「うざい」と疎遠に 高校入学後 少年、憎しみ抱く? (産経新聞) - goo ニュース

町田の女子高校生殺人事件。
またまた「男の子」の犯行かあ~~とやはり食い入るように
テレビのニュースでも見てしまう。

当たり前だけど「男の子」が加害者になるパターンが多い。
力の差もあるけれど 本当的に♂は小さい頃からなぜか
攻撃的なところもあり・・・・

まだ一歳や二歳でも公園の砂場で一つのくだらない玩具の
取り合いを展開しているのは 毎度♂の子供が多いし・・・
我が家も♂二匹。毎度 このテの悩みには悩まされてきた。

ここ最近 当たり前だが理性が生まれ 集団生活にも
もまれて 自分の「我」を力だけでは押せないという
事は学んできているようだが こんな事件が起きるたび
「どうして こんな事にぃ~~」と他人事とは思えない
なんともいえないモヤモヤの気持ちが生まれる。

先日もくっら~~い様子で長男が帰宅し 何をしたのかと
思っていたら案の定 ふざけて友達を押したらロッカーの
角に口が当たり 上唇が切れてしまったとか!
口の中というのは結構出血が激しく 授業の途中だけど
保健の先生に付き添われ 友達は歯医者に行ったそうな・・・

この話を聞いた時 頭にひらめいたのは
「本当にふざけていたのか!?」という疑問。
子供の事を信じてやれないのかと呆れられるかもしれないが
ふざけて口を切るか!と真っ先に頭に浮かび 自分の
子供だから冷静に判断しろという言葉が なぜか頭に
浮かんだのも事実。

相手の家に電話し 菓子折り持って会いにいき 色々な
話を聞いたところ とりあえずは本当にふざけていたみたい
だけれども ともかく自分の身体の成長と力の成長を
自覚しきれないところが多々あるという事が これでわかり
なんだかドーッと疲れた出来事であった。

本人は凹んだ様子で神妙に我ら夫婦のカミナリを
聞いていたけれど ♂をマトモに育て上げるって
やはりこっちが気を引き締めないと駄目だなあと
つくづく感じ・・・・

溺愛も駄目。突っ放しも駄目。
どこが冷静に見守るって事なのか。
その境目がなぜか他人の子供には出来るのに
自分の子供となると冷静に出来ない自分がいたりする。

それにしても返り血を浴びた制服をクリーニングに出したと
いう犯人の少年のお母さん・・・・
10針も縫うケガをして帰宅した息子。
クリーニングに出すほどの制服。
何も感じない親は絶対にいないだろう。

いつも こうやって何かをウヤムヤにしてたのだろうか。

親子の間で どういう躾がとか どういう接し方とか
そんな事を考えるより 真っ正面から嘘のない親の自分が
子供と向き合っているか。
それだけを考えていればいいのだろうか。

♂育てる真っ最中の自分には 最近 考えさせられる
事件が多くて憂鬱になる・・・・

弱いから変わる

2005年11月09日 09時56分00秒 | 独り言
小さい頃は本当に誤解ばかり受けていた。
なぜ誤解が生じたか?
今の自分にはよ~~く分析出来てしまう。
要は自分の意見をはっきり伝えられないから。
まあ、自業自得というか どうしようもない。

良く言えば大人しい。悪くいえばネクラ。
これが自分の幼少時代。

近所の人に話しかけられても無視だし 学校のクラスでも
発言なんておろか 先生に話しかけられてもただうつむき・・・
なーんてくっら~~~い女の子。〔一応)

いつから今になったのか(?)定かじゃないけど
自分の意見をはっきり伝えるって凄い事でもないんだという
発見がどこかであったような気もする。

だから あんまり我が子には強く出れないけど
昔の自分チックな部分を垣間見ると 無性に直したくなる。
なんとまあ、身勝手な親だと思うが・・・・
そういう身勝手が親というものである。(開きなおり!!)

今の時代はディベートの時代なんていうのもあって
人の前で自分をいかにアピールするかで決まる事もある。
黙っていては伝わらない。
何も伝えなかったら それでお終いという事もあるのである。

建築士というと とかく理系っぽい?とついアキバ系の
方々を思い浮かべてしまうが やはり一流と言われる
大御所の建築家と呼ばれる先生方は しゃべるしゃべる。
そしてクライアントに対しての押しの一手も物凄い。

確かにセンスやら その大先生が言うからというのも
あるけれど技術云々の前に 説法がやたら響く人が
確かに勝ちである。

クライアントとの打ち合わせでも建築士が だまーって
悶々としていたら仕事にはならず・・・・
当たり前だが率先して話し込むリード役も任される。
それは仕事が小さい大きいに関係なく どの場面でも
要求される。

そう考えると夫はどうじゃろか・・・・と少々不安にもなるが・・
一応この仕事で食べている我が家なので 苦手云々の前に
やっているようであるが・・・

大人になると時には自分を殺したり変えなくてはいけない
事もある。それがわかったのも つい最近のような。
根っこはまだまだ大昔の自分がいる。
だから毎日「あ~~やっちまった」という後悔事も多い。

思えば 誤解を受けたままでも変わらぬ自分を
貫いていた方が強き人間なのかもしれない。

自分にはそんな強さも勇気もない。
という事は 弱い人間ほど小さい頃とは様変わりするのか。
だから そういう人が多いのか。

なんていっても 人間自分も含めそうそうに強い人は
いそうもないから・・・

手荒れの手見て・・・

2005年11月08日 17時40分50秒 | 独り言
毎年 この時期から手荒れがひどくなる。
なんだか手荒れが出るほど家事にいそしんでいる
ようだが それはまーったくで・・・・
と考えると 年々ひどくなる=年々 年を重ねている
という事になり 手まで老化かよ~~~と悲しくなる・・

思えば独身時代は こんな武骨な手にもマニュキュアなんぞ
つけていたのだから笑っちゃう。
それでも年頃の独身時代は本当に良かった。
なんていっても「自分の事だけ」そう この「自分だけ」で
一日が終わるのだ。

何着ていくか。何身に付けるか。なんていう事で終わる生活。
自分の髪形とマニュキュアの色を考えるだけの毎日。
まあ、これだけの毎日だとしたら かなりバカみたいな
毎日だけど どの人にも若い若い独身時代には
こんな「自分の事だけ」に打ち込める時期があるのでは
ないだろうか。

家庭を持っても家族を持っても「自分」を磨いて考える
事は確かに出来るけど なんとなくウヤムヤというか
そっちまで気が回らずに終わる。
それは自分の貧乏根性と現実の貧乏ゆえの事実かもしれないが
マニュキュア塗った爪でどこへ行く?とか考えてしまう
のだから 主婦の日常というのは味気なしである。

でもまあ 自分を磨くというのは何も外見ばかりでもない。
最近年をとったせいか人の内面につい目を向けてしまう
事も覚えた。外見ではないカッコよさも ちょっとは
感じられる年になったように思える。
顔やスタイルや年収とか そういうものを全部とっぱらっても
「ああ、あの人は凄いな」と思える人。
そんな人が少しは わかるようになってきたように思える。

そう考えると この手荒れの手も 自分の中では
「頑張っているじゃん」と褒められる手になれるのか・・・

それにしてもガッサガッサの老婆の手。
やっぱり指輪の似合う手に憧れる。
その気持ちだけは少々 まだまだ独身時代が残っている。。。


中堅どころ(?)のコミニュケーション

2005年11月05日 21時37分19秒 | 独り言
今日ひょんな事から夫と土手を歩く事になる。

子供達が遊びに行った午後 夫が仕事場へ戻る前に
運動不足解消に土手を歩くというので ならば
同じく運動不足の自分も便乗!となったのである。

新婚時代の夫婦ならともかく 10年を超えた
中堅どころの夫婦(?)というのは とかく話題が
どうしても共通事項の「子供」の事になってしまう。

で、今日も土手を歩きつつ 結局 話題がこれになる。
お互い父性&母性を持たぬ いい加減な親ゆえに
「子供」の話題というより嘆き大会パレードとなるのだが・・・

「どうしてアイツは・・・」という文句大会となり
結局のところ お互いのDNAを見事に受け継いだという
悲しい結論を垣間見て この「子供愚痴大会」は
終りを告げるのだが・・・・

大体 次なる話題は又々共通事項の我が家の商売話へと
移る。といっても こっちは殆ど夫の仕事話となる。

世の旦那様の中には「仕事の話は一切 家に持ち込まない!」
なんていう男らしい方々もたくさんいるだろうが
我が家はまーったくそういう所はなく・・・・
こっちも興味津々の単なるババになって
「それでそれで?」「あれからどうだい?」という具合に
聞いてしまう。まあ だからこんなブログも立ち上げよう
なんて思ってしまったのだが・・・・

自分たちと同じような中堅どころ(?)の夫婦達は 周りにも
結構いるのだが実に様々だ。
会話すら消えてしまっていると言い切る知り合いもいれば
ラブラブじゃ~~~んと冷やかしたくなるような
仲良し夫婦もいたり。愛情は全て息子!夫は稼ぎ手よ!
などと今から姑根性を出している知り合いもいて・・・
人様の事を見て不謹慎ながら なんとも面白い・・・・

個人住宅の設計なんかでは この夫婦像が隠そう隠そうと
しても浮彫りにされてしまうのも不思議である。
それほど夫婦は やっぱり家族の核なのである。

自分たちが どういう夫婦パターンだか怪しいものだが
ともかく約1時間 土手を歩き続け運動不足の自分の
足は棒のようになる・・・情けなしである・・・

しかし それよりも疲労度が高いのは しゃべり続けた
口のようで・・・
一体何しに行ったのか・・・・

中堅どころ(?)の夫婦としては 結構 
いいコミニュケーションとれているかもと(?)
勝手に納得の土手歩きとなる。。。。