設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

老いる その1

2012年02月28日 09時58分35秒 | 独り言
知り合い達に結構「ホームヘルパー」という
仕事をやっている人達が多くなってきた。
町のあちこちには、事業所なるものも多くて
老人産業まっしぐらだなあと感じる。

自分、諸事情あって大学は福祉学部なんていう
今じゃあ 一応花形(? なんでも就職率いいとかの話で)
らしいが、昔は、なんでそんな学部に??という
場所に4年間在籍。
よっぽどボランティア精神強いの??とか言われたが恥ずかしい話
そんな事は、全くなく・・・・
猛烈に障害者の方達の為に!とか子供、高齢者の為に!!なんていう
素晴らしい考えは全くなく・・・ともかく事情あっての理由が第一で
言い方悪いと妥協としての学部でもあった・・・・
だから卒業したら さっさとバブルの追い風に乗って一般企業就職~
今の息子達を非難なんか出来ないほど要は、「いい加減な若者」
だった訳である。情けなし、でも事実。
そんな訳で、嫌々の4年間ではあったが、その数年の間の経験は結構濃くて
老人施設も精神病院も障害者の施設も色々行った(というより行かされ)
その経験は、かなりのカルチャーショックと共に
逆に自分にとっては、凄く財産にもなったと今では思っている。
そして、わかった事は、この世界で働こう!!と思う人には
二通りあるんだという事。
一つは、本当に天使のような人達。
弱者を助けたい、困っている人達の力になる!!
というきっと人が本来は持っていたであろう
平たく言えば「思いやり」の原始的感情だろうか。
まだ言葉も発せない二歳児位の幼児が時折
泣いている同じ年頃の幼児に頭をなでて
慰めるシーーン。あり得なさそうで意外にある。
あれはきっと慰めている自分は偉いだろうとか
褒めてもらいためにやろうとは思ってない。
泣いている、困っている、なんとかしてあげようという
原始的な感情からだ。
たまにこの心が大人になっても残っている方達がいる。

そしてもう一方は、殆ど自分と同じ天使じゃなく
人間っぽい人達。そんな志はないけれど生活の為
或いは、もっと商売と考えて動いている等々・・・

で、今現在のこのヘルパーの方達の増加で思うのは
この仕事を天使な気持ちでやっている人達は圧倒的に
少ないだろうなと思う。
それが悪いなんて全然思わない。否定も全くない。
事実、やっている知り合い達は口揃えて
「他のパートより割高の賃金で自分のペースで出来るし」
という理由が圧倒的に多い。
働くとは賃金をもらう事。だったら効率良い場所へ
移っていくのは当たり前である。
ただ悲しいのは、この世界の仕事はお金だけでは
割り切れない部分も多々ある。
ともかく 人対人がこれほど濃厚な世界はないだろう。
だから辞めたという知り合い達もこれまた多い世界。
難しいなあと思う。

ヘルパー資格に安くもないお金を投資して、ひどい場合は
その投資額をやっと返した辺りで辞めてしまう人達も
少なくはない。
向き不向きというのが色濃く出て当たり前なのである。

だからこそ この世界の現場で働く人達には
もっともっと 資金をあげてほしいと思ってしまう。
自分が満たされて やっと他者を満たす。
悲しいかもしれないけど、これって大事である。

人は結局 気持ちで動く。
その気持ちを持っている人達が少ないのが現状なら
外部的な要因で気持ちをあげていくのもやむをえない
のではと思うのである。

こう書くと なんだかどれもこれも お金お金で
虚しいが、たとえお金で動いているにしても
ヘルパーという仕事を選んで動いている知り合い達には
本当に偉いなあという尊敬しかない。

なんたって ともかくそういう世界から逃げてきた
いい加減な若者から ちーーっとも成長してない
「いい加減おばちゃん」なので・・・・

すっかりサボ

2012年02月26日 10時58分26秒 | 独り言
ここのところ 自分なりに少々ショックな事あり・・・
お気楽にブログ書いて~~なんて心境じゃなく・・
気がつけば またサボとなって・・・
こうしていても 当たり前だけど毎日は関係なく流れ
自分のブログだし、また勝手な事書いて続けなきゃなあと
そろそろ再開です。。。

という深刻めいた話とは、全く関係ないけど
ここのところ為替は、すっかり円安モード・・・
自分のしょぼいしょぼいFX毎日は、ここ1週間
ぼろ負けで・・・(涙多し!!)
すっかり週末、猛反省となっている。。。
自分、ここ2年の取引でちまちま勝てるのは
相場もチマチマしている時。そして大きく
どっかーーーーんと負けるのは、こうして相場が
一方方向に動いた時。面白いほど この現象有りである。
でも、周囲でFXやっている人の呟きに耳すませると
結構多い、この現象にやられる人達。
って事は、それだけ人間なんだ!!敗者が多い訳だ!
と変に納得。いやいや納得している場合じゃない。
この悪しき習慣を絶ちきらないと!
ううーーーーん、何の為にやっているのか。
口座残高を増やし勝利の為にやらなくてはいけないのに・・・・
ともかく禅の修業である。。。

で、こう円安が続くと 私のような素人以上にもっと
ド素人の方達が蟻のように投資会社とか銀行様の
口車に乗せられて それ買うんだ~~!運用だ~~!なんて
出てくるらしい・・・
ひーーーー恐ろしい・・・・
自分のお金、コツコツと一生懸命に貯めたお金
他人様に預けるなんて~~~!!っとそこが恐ろしい。。。
元本割れなんていう可愛い言い方じゃなく
いっそ博打預けとか つけた方がしっくり来るのでは??と
個人的には思ってしまう。

お金増やす事ですら「他人事」になっている人が
多いという事なのか。
はたまた 甘い話は絶対ある!と変な確信がある人達が
多いのか・・・・

相場は世界中で勝手に動き、その中で自分が
どうするのか。
売るのか、買うのか。利益確定するのか、損切りするのか。
全部全部自分のたった一本の指(パソコンでポチっと押すのみなので)
入場も退場も自分だけが決定する。
お世辞とか繕うとか他人の目とか一切関係ない世界。
儲けるのか、失うのか。
それだけを淡々とこなす作業。
そして今週 自分は失ってしまった。あーあ。
自分のポチっと押した自分の意志で。
だから一応納得。だから余計に自分に腹立つ!!

そんな行動を他人様に預けるのは、自分の中では
ぜーーーったいあり得ない~~~!!

来週から自分は、勝てるのか。
それは相場に対してではない。
自分に対して。
こんなに苦しんで、なんでこんな事しているのか。
時々バカらしくもなるけど、この世界だけが可能性を
教えてくれる。だからいるのかも・・・・
自分だけという可能性。体力も頭もないおばちゃんの可能性。

可能性をやっと開花させた時には、自分がもっと
強くなれているのだろうか。。

FXは、勝率の良い方向へかけていく作業。
絶対はないけれど、あり得そうな方向へ
かけていく作業。
だとしたら、可能性を開花させる方向へ
来週から自分をかけていくと思うしかないのか。。
結局、おばちゃん、最後の最後は精神論で
乗り切ろうとか思ってしまっている(苦笑・・・・)

この時期。。。

2012年02月02日 11時46分21秒 | 独り言
とうとう「この時期」到来である。
この時期・・・・??
我が家は、とんと関係ないのだが
昨日の2月1日より都内私立中学の受験が
始まっている。
そして2月3日は都立中高一貫校の入試。
2月の半ばあたりからは、高校入試がどんどん
始まる。そして大学入試もセンター終わり
私立も始まりつつある・・・・

我が家は、長男、ラッキーというべきか
非常に「まさかの合格」中学受検だったので
親も一番本人が実感も感動も感激もない
この時期であったが(それに既にこの時期は合格していた)
次男は、2月1日私立中学受験、3日は都立中学受検
したので、やはりこの時期になると親の自分だけが
あーーー今頃だったなあと変に感慨深くなってしまう。
当の本人は、なーーーんも感動なしっぽいが・・・

ともかく中学受験いうのは異質な世界でもある。
あれほど「親」が試される受験はない。
本人が小学生というのも厄介。
模試、学校説明会、諸々の日常の管理も親がかり・・・
向いてないなあ~~と何度この母性欠落の自分は
嘆いた事か・・・でも、普通の公立中学を探しても
「でもしか公務員センセイ」達しか出会えなく・・・
本人も受験すると意味もわからずのたまわっていたので
どうせやるなら絶対合格!!!と気持ちだけは思っていた。

2月1日の朝、あの頃、次男は自分より身長低く
雑踏に隠れるように、でも案外落ち着いてスタスタ試験会場に
向かう後ろ姿見送って、あーーー終わったあ~~
という変な安堵感があったのは覚えている。
もうここからは、親の出番なしである。

そして来年、今度はというか今度こそというべき
長男の受験が来る。
今度の受験は、やはりというか当たり前のように
もう既に親の出番はない。
予備校決めから模試の準備から当然学校選びから
当日の試験に行くのも、全部自分がやる。
こっちはATMの役割のみ。
それはそれで、どうなるのかなあと不安もあるが・・・
親がどうのこうのと騒ぐ年でもない。

人は何度選ばれる経験をするのだろうか。

こんなに努力してきた、こんなにやったという過程は
たったの「不合格」でゼロになる。
意味のないものはないけど、ともかく選ばれないと
合格しないと先に進めない現実もある。
苛酷だなあとつくづく・・・

社会に出ればこんな理不尽は山ほどあり
受験なんて甘いものだけど、あの雑踏に消えた
次男の小さい背中を思い出す度
苛酷な現実は、まだ知らないで良い年なんだろうなと
思ってしまうのだ。

ともかく全ての受験生達、頑張ってほしいなあと
陰ながら応援してしまう時期到来である。