設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

花火大会

2005年07月30日 10時46分14秒 | 独り言
今日は隅田川の花火大会だけど 我が家の近所の花火大会は
木曜に終わってしまった。隅田川の大規模さに比べれば
少々ショボイところもあるが それでもその日は
一体どこから人が流れてる!?と思うほど 浴衣姿の高校生から
家族連れから 自分達の町が人であふれかえる。
そのうち こんな場所まで!と驚くほど いつもはありふれた
道路にところ狭しとビッシリ露店屋まで出る事になる。

ビールからおにぎり 唐揚げといやあ~~売れる 売れる。
どさくさに紛れて おにぎりなんぞを売ってしまいたい位だ。

花火観賞は毎度 自宅のベランダから見られるのだが
これがちょっと斜め角度で物悲しい。
どうせ家で見られるなら 本当はリビングからという
特等席を用意したいところだが そんな贅沢はさておき
よっこらしょと椅子をベランダに確保しての観賞となる。
勿論 片手にはビールが似合うのだが 悲しいかな・・・
ビールが飲めないときてる・・・しょうがなく枝豆だけを握りしめの
花火観賞となる。

夫は この時とばかりに絶対帰宅する。これはサラリーマン時代
からもそうで・・・・でも確かに絶対帰ってこれないという年も
あったが 独立してからは自分で予定が立てられるのをいい事に
この花火の日だけは夕方から予定を組まない。
恐ろしい執念だ・・・そしてビール片手に花火観賞。
やっぱビール飲める人はお得である。何しろ夏には海や花火といった
ビールに似合う行事ばかりあるのだから・・・・・

この日ばかりは外は騒がしく 大掛かりの仕掛け花火が舞い上がると
自分と同じ奇声やどよめきを共有出来る。
「おお~~~!」だの「すげえ~~~!」だの大の大人達が
妙に感動して同じように騒いでいる。
なんだかその空気もいいような気がして この花火大会は欠かせない。

そのうち仕掛けがドンドコ上がり始め 花火もクライマックスとなる。
最後の最後にこれでもかという位の連発が終り 一層大きい
どよめきとなぜかこれも毎年の 誰が唱える訳でもない
拍手が近所のあちこちから一斉に聞こえる。
勿論 我が家も知らず知らず拍手なんてして興奮しているのだけど・・・
これが下町の良さっていったらそうだけど 同じ物を共有して
同じように感動するって何も下町だからという事はないかもしれない。

そんな花火大会は花火の一瞬の瞬きと同じように あっという間に
終焉を迎える。きっと後に残るのは無責任な人間達のどっちゃり
残したゴミの山なのか・・・・
これも毎年の如く 翌日 ベランダから見える土手沿いには
朝早くからボランティアの近所の方達なのか 大きなゴミ袋を
ぶらさげた集団が見える。

そして二日たった花火会場は今はまた元の顔になっている。
朝と夕方には犬の散歩の人か 一人黙々と走るランナーの人の
影がうっすらとベランダから見えるのみ。
あの ありんこのような黒だかりの人影は嘘のようである。
なんだか寂しいようなホッとした表情の川も垣間見れる。

一年に一度 しかも この夏だから盛り上がる花火大会。
やっぱり来年も家族元気に とりあえず枝豆片手に
観賞したいものである。

お得部分

2005年07月28日 09時52分19秒 | 独り言
夫と同業の世界って女性が圧倒的に少ない・・・・
あの芸能人の菊川怜さんは東大の建築学科だそうで・・
多分 大学ではウルトラ貴重な「女性!」だったのでは
ないだろうか。

今は女性でも設計事務所やらデザイン事務所を
自ら運営しているようなカッコいい女性達が増えてきているという。

「カッコいいなあ~~なんで もっともっと女性が増えないのかしら」
素人のオババは ついそう思ってしまうのだが どんな世界も
そうだが 仕事を持つというのは中途半端じゃ出来ない。
ましてや建築の世界って よっぽど「好き!」という気持ちが
ないと出来ないのかもしれない。
徹夜もあるし 現場の打ち合わせなんかに行ったら お洒落な
格好ですら出来やしない。周りは年期の入った おじさんが
多いし職人さんも多いしで・・・確かに女性の好みそうな
職場でもない。

女性の建築士というと とかく 繊細なイメージでインテリアや
キッチンに通じていてという印象をもたれがちだが
最近 夫の事務所で盗み見る女性建築家の家特集なんて
本を見ると 意外にそんな感じが見られないような家もある。
でも必ず説明には こう書かれる。
「女性ならではの観点で ああだのこうだの」と・・・・
これは 本当に男だらけのこの世界では武器にしてもいい
殺し文句になる。
なんたって素人の自分たちオババは 医者でさえ女医というだけで
選んでしまうという感情がどっかにあるのだから。

「同じ女性同士なら わかりあえるのでは」
この初めの発想は 物凄く心強いのだ。

世の中はまだまだ男女平等にはいかないけど 違った意味で
この世界は「女性だ!」というだけで ちょっとお得な
部分が出来るのではないかと勝手に思う。

そう考えると その他大勢部類に入ってしまう 年期の
入ったおじさん部類の我が家は・・・・何も特色なしとなる・・

うーん 女装でもさせるかしら。
いや・・・これは違った意味で 引かれる存在になりそう・・・

出る事

2005年07月25日 19時57分00秒 | 独り言
突然だけど 女の人って便秘症の人が多いらしい。
近所の知り合いにも一週間もザラなんていう強者もいたりして・・・
思わず そんな知り合いの下腹部を見てしまう。
(なんて失礼!!)

変な話だけど 汚い話だけど 実は尤も重大な身体の事。
大昔は皇室の人もテレビで出てくるアイドルも 誰も
かれも自分と同じ排泄というシステムがあるんだ~と
バカみたいに感心した小さい頃もあったものだが 子供
なんか生まれると愚かしい位 今日は出ない 昨日も
出ない なんて事ばかり気にする日がやってくる。
それ位 この話題は健康のバロメーターとなるのだ。

一応♀である自分はどうかというと これが全く無い!
やっぱり♂なのかしらんと思うほど 今まで便秘で苦しんだ
日常がない。正に快調!という感じで・・・・

だが今まで生きてきた中で最高に苦しんだ数日間があった。
それは10年以上前のヨーロッパへと行った新婚旅行。
いやあ~~あれは地獄であった・・・・
何しろ毎日出ていたものが 旅行中ピタリと出なくなったのだ。
原因はわかっていた。繊維不足・・・・・・

海外で何が困るというと食べ物。
確かに野菜だって出てくれる。それに日本食だって売ってるし
持っていけばいいしと臨機応変にやればよかったものの
なーんだかその時期は最後には口に物を入れるのも嫌に
なってしまう有り様で・・・・
イタリアなんかでサラダが出てきて食べるぞ!と意気込み
口に入れた途端 ドレッシング代わりのオリーブオイルが
かかっていたりすると もうギブアップ状態となってしまう。

いつしか甘い新婚旅行は夫と毎度こんな会話で始まる朝となる。
「出たか?どうだ?」
「駄目 ちょっと未熟児・・・」
「今日は全く陣痛もないよ」
そんなアホらしい だが当時は真剣な会話ばかり繰り返し・・・

いっそ 添乗員さんに相談しようかと思ったほどだけど
今みたいに 一応オババじゃないものだからやめてしまい
とうとう苦しんだまま帰りの飛行機となる。

でも出さないと 当たり前だけど体調が絶対おかしくなる。
飛行機に乗った途端 猛烈な吐き気に襲われ隣の夫に
ぶちまける羽目となる・・・もうさんざん・・・

同じツアーで仲良しとなった方達からは
「もう おめでたらしい」
なんて大誤解を生んでしまうし その後は感染者扱いとなり
皆とは別の出口から下ろされるわで・・・・

本当にトホホの甘い新婚旅行・・・・

出る杭は打たれるけど 出る事は大事である・・・
こんな事で気がつきたくなかったけど・・・

毎度の風景

2005年07月23日 09時12分58秒 | 独り言
とうとう(?)あっという間に今日の夕方 長男が帰ってくる。
たったの二泊三日の臨海学校だったけど いやあ~~家の中は
平和そのものだ!くっだらぬ事で諍いを起こす相手もいなく
次男は借りてきた猫状態・・・・
どうしてこうも兄弟というのは 一緒にいて何かとトラブルを
起こす割には 毎度同じところにいたがるのか理解に苦しむ・・・
まあ、自分もそういうものだったが・・・・

で、今の小学校というのはさすがで 小学校のHPから
逐一 臨海学校の速報を写真つきで報告してくれる。
行きのバス風景から海に入った様子 夜の夕飯から
キャンプファイアーの様子まで 校長先生がデジカメで撮った
写真にコメントつきでHPに載せてくれる。
時代は変わりつつある~~~とオババな自分は違うところで
感心したりする・・・・・

我が子はどこに・・・・結構 知り合い達もHP覗いてみたという
メールが来たりして どこの親もせいせいしたと言いつつ
心のどこかでは「大丈夫かいなあ~~?」という気持ちが
あふれている。
我が家もなぜか母よりも 長男の天敵である次男がなぜか
暇あればHPをチェックしている。
「映っている!」という次男のすっとんきょうな声にHP
覗いてみれば 夜の夕飯風景にげっそり疲労した長男の
ボケーっとした様子が映っている。おまけに隣の子供は
きちんと夜に備え長そで着込んでいるというのに半袖・・・・・
臨機応変に着替えも出来ないのか・・・なんでこんな毎度
暗いんだろう・・・・大丈夫かしらという感激よりも
又々 毎度の文句しか心に出てこない母の自分。
やっぱり心優しき 母性あふれる母にはなれん!

今日の夜からは毎度の風景に戻る我が家。
今に毎度の風景は 夫婦二人となるのか・・・・
ちと寂しい気もするが それも楽しみと思ってしまう自分は
やはり向いてない・・・・
この「母」という商売に・・・・・

後半日で 毎度の風景に戻る我が家は 今は驚くほど静寂である。

お任せタイプ

2005年07月22日 09時23分00秒 | 独り言
星の数ほど設計事務所も多いが 星の数ほどクライアントもいる。
本当に「同じ」というクライアントの方達は絶対いない。
なんて 人の数だけ個性があるのだから当たり前なのだが・・・

よく こんな商売をしていると言うと
「変なお客さんいるでしょ」なんて言われる。
設計事務所なんてサービス業的なところも多いから
しかも個人住宅なんてなると本当に長きつき合いに
なるものだから お互い最後の最後は「こういう人」と
いうのがバレバレになる。

仕事だし 一応大人同士のつき合い。
「勘弁してくれよお~~」という思いはあっても
当然 夫は顔色には出さないが(?)個人的に こういう
タイプのクライアントって一番やりにくいのじゃないかなと
思うタイプがある。物凄く勝手な個人解釈だけど
「なんでもお任せしまーす」と言う方・・・・・・
勿論 この言葉のまま 正に「お任せ」でくるタイプもいるだろう。
最初から「お任せ」言っていただけるなんて信頼関係バッチリか
或いはよほど太っ腹のクライアントの方かもしれない。

でも この「お任せ」と言うタイプ。実は「お任せ」ではなく
単に自分の中の考えからは一歩も出ない!という固い
決意を持った方達が相矛盾するようだが多い。

建物はどんな小さいものでも でき上がったものを想像するのは
素人にとって難しい。例えパースなりイメージ写真なり
模型なりがあったとしても 
「こんな感じになるんだ~~~」という驚きは結構多いものだ。
だから「お任せ」は一番怖い。
いい意味での期待破りは建築士とクライアント双方にプラスに
なるが「こんな筈じゃなかった~~~」という言葉は
絶対あってはならない。

そういう意味で
「こんな事を言ったら笑われるのじゃないか」とか
「これは おかしいか 無理なのか」とか 勝手に
腹の中に押し込めないで どんどん口に出してもらった方が
物凄く楽だと夫は言う。その為の打ち合わせであり その為の
建築士との家造りなのだからと。

それには やはり双方の信頼関係が大事となってしまう。

変な言い方だが うまく建築士を利用して 理想通りの
自分の家を造り上げているクライアントというのは
「お任せ」と「自分の考え」をうまく使い分けている。
任せるべきところは とことん信頼して任せ 自分の
考えや主張すべきところは とことん出す。

建築士とクライアントの家造りは 正にこのデコボコ加減が
うまく噛み合って いい家ができ上がるように思える。

家ってやっぱり その家族の個性の塊のようだ・・・・・・

プチ親の心子知らず

2005年07月21日 11時26分00秒 | 独り言
今日から長男が二泊三日の臨海学校へと行く。
去年の6月も行ったから 初めての泊まりという訳でもないが
その日が来るまで 関係ないこっちまで落ち着かない。
ご丁寧な事に行く一週間前から体温計ったり 前日検診があったりと
なんだかそういう雰囲気が落ち着かない。

一応暇な母だし学校は目と鼻の先だし 見送りをしたいという
次男の要望もあって とりあえず学校へ行ってみる。

緊張と期待が入り交じった表情の子供達。
もう当たり前だが親の方を振り向く子供もいやしない。
そんな中で やはりボツボツ集まってきた知り合い母達だけが
今更しょうもないのに「あれ持たせた?これどうした?」
そんな会話ばかりしている。
だが ここが幼稚園児の母達と違うのは バスに乗り込む
子供達を送り出すと
「あ~~~明後日まで静かねえ~~」
なんてスッキリした顔つきになっちゃってる。勿論 自分も・・・
それは自分と同じオーラの知り合い母達だからかもしれんが・・・
中には「寂しい・・・」なんて涙ぐんでいる心優しき母も
いるかもしれない・・・

でも親のソワソワした気持ちとは裏腹に大半の子供達の心は
友との旅行への期待ばかりである。
正に「プチ親の心子知らず」というやつだ。
それでいい。というより それが自然な流れなのである。

いつかこうやって子供達は親の自分の方など振り向きもしないで
さっさと自分の世界へと旅立って行くのだから。

友達とふざけあって バスに乗り込む長男の背中を見送りながら
そんな日がそう遠くないような気がした。
少々の寂しさ感じながらも 家に着いた途端 
「あー静かじゃ!!」と安堵の一声!
やっぱり母性薄い自分には 寂しさは一瞬で通り過ぎてしまうらしい・・
やれやれである・・・

涼を求め

2005年07月19日 09時39分33秒 | 独り言
とにかく暑い・・・・もう梅雨明けだし・・・

せっかくの3連休。せっかくの暑さ。
少し涼を求めと出かけたのは 埼玉県長瀞。
ちょっと 人込みを避けたのが本音だけど やっぱり
海なんかより うーんと空いていた。さすが!

長瀞~~?どこじゃ?と小バカにしてはいけない。
川あり山ありで ホントいいところ。なんて実は初めて行った!
行った日は調度 連休中日だったので人は少ないとはいえ
なんだか中年チームのハイキング族がやたら多い。

長瀞を流れる荒川は我が家の近くを流れる荒川の上流だそうだが
こんなにも違う!と思うほど 奇麗であった。
せっかく来たのだから名物ライン下りでもと家族で乗り込む。
以前 鬼怒川でやった事があったのだが その時は穏やかな
川をスルスルと進んでいるだけという感じで 自分が座った
後ろに用意してあるビニールが何も活躍出来ずであった。
今回は どうだろうかと乗ってきた船を見れば 船頭さん達が
船の底から水なんかかき出している!!おお!これはかなり
急流へ行くか!とちょっとワクワク。

運良く(?)自分がなんと一番前列になってしまう。
それでも先頭さんは 自分の隣側が調度水が来るからと
そればかり注意。
「なーんだ今回も穏やからしい」

船はスルスルと透明度のある川に入り 船頭さんの説明と供に
進んでいく。それにしても涼はない・・・川の上なのにぃ~

すると突然船頭さんの注意声!
「ビニールあげてくださーい」でも こっち側じゃないし~
船はいきなり穏やかから なんだかラフティングの船のように
激流へと突っ込む。おお!楽しそう!と 思ってたらバッシャーン!!
バケツの水が降ってきたように・・・船の中で自分と隣にいた家族ども
だけがびしょぬれとなっている・・・
「こっちも濡れるじゃないかあ~~~」
「涼しくていいでしょう~~」
ニコニコして送り出してくれた船頭さんを尻目に 我が家族達は
たっぷりと涼を味わう事となる・・・

涼を味わいたい方は 是非ともライン下りでは前列がいいらしい・・

冬にやってしまうと とんでもない事になるけど 今の時期なら
ちょっと笑ってすむくらいだから調度いい。

今度は秋の紅葉の時期に またトライしてみたいものだ。
まあ、その時は座る席をじっくりと選びたい・・・

変わらぬもの・・・

2005年07月13日 18時25分00秒 | 独り言
夏限定で息子の小学校では家庭からの水筒持参が許される。
水筒・・・何するかって勿論 飲用の為。
要は学校の水道水をがぶ飲みは衛生的に・・・健康的に
どうもねえ~~という風潮から どの学校でも徐々に
水筒解禁が許され始めているらしい。
中身はお茶か水。なんとも毎日面倒だが・・・
確かに水道水を飲むよりはいいかと思い・・・

それにしても 自分が子供の頃なんて水道水がどうの
こうのなんて言ってる人 いたのだろーか。
今のように「熱中症」なんて言葉もなく 考えれば
よくあの炎天下で水分補給もしないで部活動だの
体育だのと倒れなかったなあと感心する。
部活動の時などは 唯一水分がとれるのは 休み時間。
友と競い合って あーんなぬるっこい校庭の水道水を
ガブガブと・・・お腹がチャポチャポするほど
飲んだ記憶がある。

今は ともかく「水分補給」
プロのスポーツの試合でも ひっきりなしに選手の人達は
「水分補給」である。

思えば 昔は「常識!」と言われた事が今の現代では
まーったくの「非常識!」になってたりするから
人のやる事や言う事は 当てにならないのか・・・

子供が小さい頃 熱などでひきつけた時は口に何も入れないでと
口酸っぱく近所の小児科の先生から言われた事がある。
ひきつけて舌を噛むという考えから 昔のおばあちゃんなんかは
口の中に箸やスプーンを入れてしまうが ナンセンスだとか・・
それよりも吐いたものが詰まらないように 横向きにさせて
冷静に時間を計る事らしいが・・・・

病気に関しては 昔の「常識!」が今 全く違うものに
なってしまっているのが多いのではないだろうか。
火傷にはミソをぬれだとか 熱が出たら 思いきり暖めるだとか
どれもこれも 今は推奨されてないようで・・

今 自分たちが普通に「常識だ!」とやっている事も
後数十年したら息子達に笑われる事があるのかもしれない。

年を取って 新しいものを吸収しようとせず昔のウンチクばかり
述べていると とんでもない恥をかきそうである。

でも昔も今も変らないものも 確かに今あふれている。
代表格は「おばさんパワー」だろうか・・・
なんていっても 日韓関係が不穏な空気を見せてる時でさえ
「ヨン様~~~」と黄色い声で韓国を渡り歩いていたそうだから・・

見習うべきか まだ傍観者になるべきか・・・
そろそろ選択の時代が 自分にも迫りつつあるようだ・・・

キャッチボール

2005年07月13日 16時50分58秒 | 独り言
母の愛気づかず…両親殺害の少年、通帳の名義見て涙 (読売新聞) - goo ニュース

人の気持ちと言葉は相手とのキャッチボールで どうにでもなる。
自分が投げたボールと同じ速度で取ってもらえればいいが
相手がほんの少し早くボールを投げたり 或いは乱暴に
返球してしまえば キャッチボールは目茶苦茶になってくる。
それは自分が相手から受け取ったボールに対して
同じ行動をしてしまっても同様になる。

親は子供の為 今の生活の為と忙しく働き しかしそれは
全く子供には伝わっていなかった。
そして子供も 親の心の裏側を垣間見る事もなく 一番
自分を守るべき存在を自らの手で消してしまった。

まるでボタンの掛け違いが 膨らんだ結果のようで上記の
記事を読んで いたたまれなくなる。

親だから 子供だから「わかっている筈」は甘いのかもしれない。

他人には 大層気を使えても 自分の家族になるとそうはならない。
何も媚びる事や 何かしてあげる事ではないが 人と人としての
最低限言ってはいけないマナーだったり 最低限思ってやらなければ
いけない事を とかく「夫婦だから」「子供だから」
その一言で終わらせてしまっている事は 自分にも多々あり・・・
やっぱり家族を持つって単純なようで 人を成長させるような
そんな気もする。

一人で暮らしていたら・・・確かに寂しい。
でも 家の中という超プライベートな空間で 気持ちと
言葉のキャッチボールをする必要もない。
何しろ 一人だから。
勝手に自分の中でボールを自在に投げていればいい。
それを虚しいと感じるのか 幸せと感じるのか。
それは各個人の捉え方となるに違いない。

こんな記事ばかり目で追うようになったのは やはり自分が
与えられた家族ではなく 今現に作り上げた家族を持ち始めてからだ。

息子のボールを 夫のボールを 友人達のボールを 自分は
毎度 どんな感じで返しているのか・・・
考えると空恐ろしくなる。

恐ろしくなりながらも やっぱり一人でいるのは虚しいと
考えてしまうタイプ。

キャッチボールは一人じゃ出来ない。
今の自分は やはり誰かとキャッチボールをまだまだしたいようで・・・
いい球が相手に届くよう 今日も気をつけたい・・

物よりナントカ・・・・

2005年07月11日 16時02分56秒 | 独り言
昨日 なんだか遠くに行こうではないか!なんて言っている
旦那の一声で茨城の大洗海岸へと・・・・・

暑いし 休日だし さすがの茨城だって混んでるに違いない!と
思い込んでいったが やはり「さすがの茨城」である。
予想に反して そして海開きがまだのせいか 確かに人は
いたけれど 確かに泳いでいる人なんかもいたけれど
なーんか湘南やら江ノ島の人込みは嘘のように 少なく感じた。
それに我が家が大好きな駐車場「タダ!」みたいなところも
大いに嬉しく
「やっぱり海は茨城だねえ~~」
とケチな母は訳もわからず納得・・・・

大洗サンビーチは 本当の海水浴場という感じだが ともかく
無計画の何も考えてない一家は 水着も着替えもなく・・・
ならば 岩場の多い大洗海岸へと場所を移す。
結局 子供達は裸足になり あちこちの岩場を渡り歩く
だけで楽しいらしく こっちの疲労も考えず ひたすら
砂を掘ったり 岩場の水と睨めっこしているだけで
数時間もたってしまった。

何もない タダの海でひたすら戯れるという才は 子供にしか
出来ない芸当だと つくづく思う。
盛った砂に波がかぶるだけで
「基地が壊された~~~」だの勝手な空想の世界に入り込んで
息子どもは キャーキャーと奇声を発している。

昔も今も 子供ってゲームやら与えられた玩具じゃなく
こういう遊びの方が数十倍も魅力的なんだろうなとも思う。

そんな柔軟な発想の子供とは裏腹に 大人である我ら夫婦は
せっかく来たのだから 帰りは何か特産物を買おうではないかとか
海のそばなんだから あれが食べたい これを食べて帰ろう
などと 何か自分たちに得になるものはないかと海を
見ながら考え巡らせている。

結局 帰りに海と山の地元の特産物を扱っている店で あれやこれやと
目がウロウロする事となった。

「あー安い。あー良かった。駐車場もタダだし~~」
たんまり買い込んだ魚と野菜を車に持ち込んで ルンルン気分の
自分に旦那のきっつーい現実の一声・・・

「高速使って 高い買い物だけどねえ~~~」

まあ、そうなんですが・・・主婦というのは目先の安さに
弱いもんで・・・・

それはともかく 後部座席で疲れ切ってグースカ寝ている
子供達にとっては どんな魅力的なゲームソフトをやっている
よりも 楽しかった一日だったのではないかなあ~~なんて
勝手な大人の贔屓目で感じた休日であった・・・・

物より思い出って確かにあるかも・・・・
でも自分には やっぱりこういう所に行くと
思い出より特産物!ってなってしまう・・・
いけない・・・いけない・・・・


もうすぐ・・・

2005年07月06日 17時39分23秒 | 独り言
もうすぐ夏休み。
大体 7月に入るとあっという間にこの時期は来てしまう。
だから近所で知り合いに会うと 決まって挨拶言葉は
「もうすぐ夏休みだねえー」
そして決まって 皆 憂鬱そうな顔。なぜ?

普段いない子供達がいるだけなんだけど なーんか調子が狂う。
おむつをしている赤ん坊でもなく 一人で留守番の出来ない
小さな小さな子供じゃないけど なんか日常が吹っ飛ぶのだ。

そして夏休みは自分の実家に行かなくてはいけない。
自分の実家なのに そしてなぜ行かなくてはいけないという
義務化した感情になってしまうのか不思議だと 多くの
知り合いにも言われるのだが 自分はどうも実家が苦手。
しかもしつこいようだが自分の・・・・

きっとPCも持ってない老夫婦だから このブログも覗く事もない。
だから言いたい事を書き連ねてしまいそうだが 実家の
何が苦手かというと ともかく孫に対して無責任な事だ。
とかく祖父母というのは たまにあった孫に無責任だ。
たまにだから そういうものだから やりたいようにさせるという
寛大な気持ちが持てない自分には これが苛々する。

夕飯前にどっさりお菓子を与え ちっぽけな子供の胃袋が
ギューギューになるや 今度は当たり前だが夕飯は食べない。
すると決まってウチの父母はこう言う。
「なんで食べないの?」
だから言ってるだろうが!!という娘の言葉なんて右から
左である。こんな些細な事が自分の親だからこそ苛々するのだ。

個人差があって今の祖父母がどうのこうのじゃないけれど
お菓子や玩具といった何か与えて孫を喜ばす事しか
今の祖父母にはないようだ。
知り合い達も異口同音に嘆く。これが自分の親じゃなく
配偶者の方だとますます 感情は激化するようで・・・

自分の子供だと将来が自分たちにかかってくる。
それが孫はワンクッション。美味しいとこどりで嫌なところは
親達に投げる。まあ、こんな感情が強ければ強いほど
無責任な行為を孫にする事だろう。

冷たい娘かもしれないが 自分がおかしいかもしれないが
実家に帰っても実は気が休まらない。
そしてやはり自分には 子供に対して無責任でいられない。
でも とりあえず自分が育った世界をバッサリ切れるほど
強くもない。だから夏休みには憂鬱になる。
子供がいて非日常が嫌だとぼやきながら その子供を守ろうと
している実家での自分がいる。

こんな娘を持つ親は確かに不幸かもしれない。
そして実家に行くのを憂鬱がっている自分も不幸。
いつか子供達が大きくなって お互い こんな不幸が来ない事を
なんだか頼りなく祈っている。

朝型人間

2005年07月04日 16時56分00秒 | 独り言
夫と同業の方達は夜型人間が多いのではないだろうか。
以前 夫と同じ会社にいた頃 ふとそう思った事がある。
なんていっても 設計部の人達は残業が多い。
昼間の打ち合わせやら電話対応から開放され さあ、仕事!と
なるのが皆がお疲れさま~~と帰る夜からなのだ。
それに営業や事務といった仕事と違って なんだか見ていると
この仕事にはキリというものがない。
だから結婚して夫がサラリーマンの頃は 夜の9時頃帰宅すれば
どうした!?という事になる。
子供が産まれても
「お父さんは 夜いない」というのが日課だった。
その代わり フレックス制度になっていたので 帰宅は
終電車でも朝の出勤は少し遅めという生活だった。

そんな毎日だったから 勝手にこのテの仕事の人達って
夜型人間なんだ~~とずーっと思い込んでいた。

ところが!である。
会社を辞めて独立して設計事務所をやるようになってから
夫の生活は豹変した。ウルトラ朝型人間となったのだ。
ひどい時は9時半に寝ている・・・・・
そして起床は4時とか・・・ひどい時は3時とか・・・
家族達が寝静まった別の場所でカチカチとパソコンで仕事開始の
音がしてくる。といっても 夢の中で自分は聞いた事ないが・・
それは単に年寄りになって朝が早いというものなのか。
個人的なものなのか。きっと仕事の職種云々ではないと思うけど・・
本人曰く 楽だから~~なんて言ってるが・・・・

だから ごくたまにクライアントとの打ち合わせが夜の7時からとか
夜の飲み会が長引いてという時は フーラフラという感じで
帰ってくる。

確かに早起きは三文の得なんていう位だから 朝早く起きて
行動するって人間本来の生活のような気がするが・・・
子供が寝静まったシーンとした夜の時間に寝てしまうのは
ついつい勿体なく 夫のように早々寝てしまい しかも
まだ朝が明けきれない時間帯に起きるなんて 今の自分には
到底出来そうにない。

それにしても図面と睨めっこしていたりする姿は やっぱり
シーンとした夜中にやっている方が なんだか様になる。
そう考えると やっぱり我が家はちょっとケッタイな
設計事務所かもしれない・・・・