設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

いつまで続くか

2005年12月26日 17時50分37秒 | 独り言
とうとうクリスマスも終わってしまった。
誰もがケーキと鳥肉を買い求めるヘンテコな日。
でもなぜかそう思いながらも それに乗っかっている自分。
ケーキ買って鳥肉求め 子供が楽しみにしているプレゼントを
夜中に枕元に置いておく。
いつまで続くかわからないこの行事に今年も振り回される。
果たしてサンタを今年は信じているのか。信じてないのか。
これも毎年の疑問である。
で、当たり前だが もう大きくなったので信じている訳もなく・・・
そう思っていたのだが・・・

朝 妙に興奮している次男。
なんでも自分が頼んでいたものとは違うのが一つ余計についている
だの 長男の頼んでいた物にも余計についているだの・・・
実は今回 長男は本5冊。弟はCD二枚のリクエストが
それぞれ足りなく 勝手にこっちの都合で他のものを
つけておいたのだ。

なぜ違うのがあるのか!と言ってくるので冗談めかしく
サンタの国で在庫切れじゃろうと答えれば 今度は
感心している始末・・・・

サンタ 凄い!自分の好みまで把握だと!

ここでふと気がつく。
次男に関しては完全にまだサンタなるものを信仰している
らしいと・・・・
そこからは笑いをかみしめ 夫婦揃ってのバカ騙しとなる。
さすがサンタだ!と同調する。在庫がなければ好みを察して
代わりをよこすとは アッパレと。

さすがに学校へ行けば「バカじゃーん。何言ってる!」
という話が出ているとは思うけど・・・
来年もこうなのか。。。

でも不気味なのは最後の最後まで終始無言の兄・・・
一体 このバカ騙しをどういう気持ちで見ているのか。

まあ、いいけどね。。。。

幻の・・・でなく

2005年12月21日 11時51分17秒 | 独り言
「幻の子供像」という言葉があるらしい。
なんでも親や教師がなどの大人達が 心の中に勝手に
つくりあげてしまう スーパースターのような子供
という意味らしい。

よく食べてよく寝ての赤ん坊の頃から始まって
よく笑い 多くの友達に囲まれ 勉強が出来て
スポーツが出来て 運動会ではいつもリレーの選手、
音楽会では主要な楽器のパートナーなどなど・・・・

要は大人にとっては都合よく そして外の競争に
いつも勝者でいてくれる。
そんな親の気持ちを晴れやかにしてくれる子供だそうだ。
正に神の子!!という感じだけど バカバカしいと
読んでいながら そんな気持ち 親なら誰にでもあるに
違いないと思わず その「幻の子供像」についての
内容を読み入ってしまった自分である。

外との競争で勝ち抜く事。
これは自分も小さい頃を振り返れば そういう雰囲気が
知らず知らず周りにはいつもあった。
それはテストでいい点を取ればホッとしている母親の
表情であったり 他の子供より少しでも頭が引っ込んで
いれば憂鬱そうな大人達の顔色だったりと・・・・
大人達は何も意識していないのかもしれないが
よく出来ている、出来てないが自分を計る物差しで
あったのはよく覚えている。

世の中 競争のない世界はない。
大人になっても上下の世界が自然にわかれ だからこそ
人は上を目指そうと努力もし 必死にもなるのだが・・

しかし競争していいもの よくないもの。
これも世の中 一杯ある事も事実である。

子供が産まれるまでは「元気であれば」
そんな気持ちを持っていない親達はいなかった。
きっと子供が「いてくれる」そんな事だけに感謝出来た。
存在だけで喜びになれる。これが子供を持った親の
最大の醍醐味かもしれない。
だが現実はこの「普通に存在」している事になれきるのだ。
いつしか「こうだったら」「なぜこうならない」
そんな不満ばかりが起きてくる。

自分と違う個所を見つけてはため息。
思い通りにならない個所を見つけてはため息。

ありのままを受け入れるというのは難しい。
すんなり素直に受け入れる事が出来るのは
自分だけかもしれないなとも思う。

来年は戌年。
長男が初めての年男を迎える。
次の年男を迎えると彼は もう立派な成人の歳。
自分は歳ばかりくって 親として成長しているのか。

次の年男までに 自分も大きく成長したいものだが・・
それにはまず「幻の子供」でなく「現実の子供」を
きちんと見る事なのだろうか。。。。

面倒な作業ながら

2005年12月17日 18時13分12秒 | 独り言
年末は憂鬱である。
面倒な事が目白押し。
といっても 主婦らしい事なんてまーったく
しないのだが・・・・・

その面倒の中に年賀状なんてものがある。

もう準備OKの人達も多いけど我が家の年賀状作りは
毎度毎度 夫の仕事。
で、子供が小さい時はちょっと顔だけ載せてなんて
やっていたが・・・
さすがに今年は「やめよう~~」という意見が出始め・・・

大体子供の写真付きで喜んでくれるのは せいぜい幼稚園位まで。
他人の子供の成長が年賀状でわかるから 結構自分は好きだけど
人によっては家族全員の写真まで載っている人達もいて
子供よりも変な意味で大きく成長なされた(?)ご主人の
写真なんぞ見ると笑ってしまうのだ。

ネット上で年賀状というのがきっと流行ると思っていたけど
案外恒例の年賀状人気は根強い。
一年に一回しか近況の聞けない人達。
この時期は年々増えてきている訃報のハガキ。
年賀状の準備の時期になると ちっぽけだけど自分の周りの
一年間の変わりようが思い出される作業となる。

この年になると友人達の名字が結婚で変わるというのは
なくなっていくが 違った意味で変わり(?)次の年は
また変わり(?)なんて事もある。
確かに年賀状がなければ とっくに途切れている人達も
大勢いて面倒と言いながらも 結局は辞められないのが
現状というところだろうか。

来年も年賀状だけで会える人達を ちょっと今から楽しみに
待っている。。。。


勉強する前に

2005年12月12日 17時05分20秒 | 独り言
テレビでは相変わらずマンション偽造問題を見てしまうが・・・
こんな時にも関わらず なんと新築マンションは
売れているそうで・・・・

確かに前は「安い!広い!」これがうたい文句だったけど
今やそれは「どこが構造?どこが施工?」に変わっているという。
構造の計算書を見せてくれという要望も多いらしい。
きっとこれを機会に絶対変なものを買わないように
「勉強しよう!」と意気込んでいる購入者達が増えそうである。

でもきっとわからない。
これが本当のところだ。計算書を見たり研究しても
最後の最後には「信頼」そう「信じ込む」しかないところが
ある。

そこで色々な商売があるものだが 正にマンション購入者の
代理人みたいな商売も成立している。
要はどんなに勉強してもわからない構造計算書などを
見てくれる専門家。しかも色々なアドバイスもする。
一件見れば○万円という感じでの商売。
これは勿論 耐震問題に詳しい構造設計の専門家の人達が
やるらしいが それとて意地悪な見方をしてしまえば
一級建築士という枠内に入っているので 何も知らない人達は
専門が意匠なのか構造なのか設備なのかわからずに
信頼してしまうところがある。

そう医者だって専門的に分かれている。
脳外科専門の医者に新生児特有の病気を何が何でも
診てもらおうとは思わない。
新生児だったら子供だったら 真っ先に思い浮かぶのは
小児科。まあ、医者だから絶対出来ないという事は
ないだろうけど それでも専門外に好んで行くという
患者は少ないだろう。

一級建築士・・・ひと言でそう言われれば我が家のような
意匠の設計も今回の中心となっている構造設計と同じと
思ってしまう。勿論 全くの素人の人達よりは当たり前だが
土地の事にしても法規にしても建物の事にしても
詳しいだろう。でも一級建築士事務所と看板を掲げても
不動産屋もあれば工務店もあったりする。

こんな時だから騙されないようにいい加減にされないようにと
必死に勉強するのもいいかもしれないが 一級建築士の
中身をもっと探った方がいいかもしれない。

ともかく全てがわかりにくい というかわざと
わかりにくくしているような変な世界だなと
つくづく感じる。。。

まだまだ続く

2005年12月03日 18時26分02秒 | 独り言
偽装マンション住民の公的住宅、自治体で費用の対応二分 (朝日新聞) - goo ニュース

昨日 ふいに地震があった。
こんな時 偽造マンションと言われてしまった場所に
いなければいけない方達は 正に心臓の止まるような
瞬間ではないだろうか。

連日のようにテレビでも取り上げられながらも
進展というものがあまりない この問題・・・

ローンも抱えるだけで大変だというのに 新しく住む
家賃まで払えというのは やはり腑に落ちない。
しかも住んでいる地域によって補助があったりなかったりと・・・
どうして取り上げるべき税金の時は さっさと決まってしまうのに
いざ 払う側となると同じ国でこうも違うのだろうか。

渦中の建築士は一級建築士の資格を剥奪されたものの
罰金はわずか50万だとかいう報道も聞いた。
逃げ回っている関連会社達も倒産で最後は逃げ切るのか。
こうなると「買ったもの負け」という 全くおかしい
結果だけが残ってしまう。

納得のいかない事が多いのが この世の中だけれども
この問題 たった1人の建築士の良心の問題だけでは
終わらない問題になっている。
今までの不透明なやり方 わざとわかりにくくして
一部の特権だけが膨れ上がっているやり方。
そんな諸々をこのさい 一気にどうにかしてほしいと
思ってしまう。

もう師走。
誰もが納得出来る結果が絶対来るようにと思ってしまう。
この おかしい問題 まだまだ続きそうである。。。。