設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

一回捨てて考える。。

2013年08月06日 14時33分58秒 | 仕事
たまーーーに 自分の実家に帰ると
昼間だけど家の中で電気をつけます。
これは、ふつーーーの都内近郊の
住宅密集地だと当然のような
おウチも多いのでは・・・
自分実家も 相当古い古い木造住宅なので
当たり前のように昼間より電気という生活。
昔は、ふつーーって思ってました。
窓なんかあっても 開けたら
当たり前のように隣の家はあるわ
壁はあるわで・・・・
で、結婚後マンション住まいとなり
南側がひらけているので
雨以外は 昼間滅多に電気はつけなくなり・・
そうなると 昼から暗い家が
当たり前じゃなく ええーー嫌だあ~~と
いう感覚になっています。
毎日の住環境というのは
凄いなあと つくづく思うのです。

それに現在のウチ稼業を見ていると
密集してても 日はささなくても
明るい家にはなれる事もあるんだ!と
わかった時は、自分なりに
そうだったの!!と結構感動したりしちゃいました。

暗いか、明るいか。
ただそれだけですが
家帰って、玄関入って
どんよーーり暗いより
やはり明るい家に
「ただいま~」としたい。
これがしたい~と思う人達が
大多数なのでは・・・

ただ 知り合い達と話していると
この「明るさ」というのを
はなから諦めている方達が多いです。
「都内に住んでる限り無理」とか。
「野原の一軒家じゃないんだから
 昼から暗くて当たり前だよーー」とか。
あ、自分も絶対そうでした。。
勿体ない事だったのかもなあと思います。

あの暗くてジメジメっとした
自分実家も 時遡って
ウチが稼業している時に
建てられたら、ぜーーーんぜん違う採光と
風の通りと間取りになっていて
今、独りで住んでる母親が
ああー住みにくいだの
ああー暗くて嫌だだの
言わない家になったのかなあと
考えます。。
何しろ昔は、部屋があればいい。
風呂があればいいというような発想の家造り。
住みやすさとか快適とか
そんな事は二の次三の次。
それでも何十年とそこに住んじゃうと
それが「ふつーー」になってしまう。

家造りに関しては、自分の「ふつーー」
「しょうがないーー」
そういう感覚を一回捨てちゃうのも
大事なのかもなあと思い始めてます。

って、自分の家 一生造らない感じ
なのですが・・・・あーーー( ̄_ ̄ i)



夫殿のホームページです~ 家造り、土地運用↓まで!
http://www.nihei-architect.net/index.html


ココにポチっとお願いします~
凄い励みになります~m(_ _ )m
↓↓↓

第一号の10年目。。。

2013年07月11日 11時24分44秒 | 仕事
我が家が設計事務所として独立して
第一号のクライアントになってくれたのは
自分の会社時代の親友宅でした。
同じ会社に夫殿もいたので
一応 奥さんである彼女も顔見知り。
そんな縁で 調度二世帯住宅を造ろうとしていた
親友宅が「是非!建築士さんと一緒に!」と
言ってくれて始まった家造り。

ありがたかったです。

正直 独立しました~なんて言っても
まだ作品と呼べる物は当たり前ですが
夫殿の会社時代の物以外は一個もなく
よく信頼して依頼してくれたと
今でも感謝感謝です。

だって 自分だったら・・・
ちょっと嫌かもーーーー(爆)
いくら友達とそのご主人。
人柄も知っているし 怪しいところでもない。
ぼったくりとかもないと思うし
きっと頼めば良い家が出来るかも・・・と
思いつつも、家ですよ!ケーキじゃない!
たかーーーい たかーーーい買い物。
しかもローンとかあるし。
要は、あーーまずかった~次回はやめよって
出来ないのですよね。。
それを親友のご主人、それに二世帯なので
ご主人のご両親達まで信頼して
仕事を任してくれたところが凄いというか
いやいや ありがたいというか・・・・

一応 期待を裏切らなく(?)ココ怪しいけど
いまだに 良い家よ~使いやすい~お洒落~と
会う度に親友言ってくれます。
最初は、親友宅にも行ってた自分ですが
お互い子供大きくなり、すっかり自宅以外の
場所で 食べたりしゃべったりして
とんとご自宅も見てなかったのですが
先日、10年目という節目点検のようなもので
夫殿が訪問するというので
自分もノコノコついていきました。
なーーーーんも関係なのですが
友とおしゃべり~みたいなノリで・・

10年前と変わらないキレイさで
住み続けている二世帯住宅で
改めて ありがたいなあと思いました。

ご主人のご両親達もお元気で
大人達と建物が あまり劣化(?)しない中
あの時 赤ちゃんだった下のお子さんは
もうランドセルしょって 外を走り回る
小学生になってました。

10年って そういう年月なんですよね。
あの建物で10回 お正月とかクリスマス
真夏の暑い日、ご家族が笑ったり
時にはケンカしたり病気になったり
なんか不思議だなあと思いました。
そして10年前と変わらないで
親友と語り合える今にも感謝。

やはり家造りは、信頼関係。
つくづく思った日でありました。

こいういう輪が広がるといいけど・・・
あ、そうすればウチも潤うし(^▽^;)
邪な発想でした。。いかんいかん。。


夫殿のホームページです~ 家造り、土地運用↓まで!
http://www.nihei-architect.net/index.html


ココにポチっとお願いします~
凄い励みになります~m(_ _ )m
↓↓↓

もう一個のブログタイトル変更~

2013年05月05日 10時03分40秒 | 仕事
このブログは、自分用なのですが
最近は、ここと同じ内容を
夫用の商売用のブログにも
書いており・・・・
そっちのブログ、なーーんか
タイトルがおかしかったのです。

「nayoのブログ」
だったので・・・・・
にゃお??猫??って感じですよねえ~
家造りとか 設計事務所とか足立区とか
そういうお仕事系のイメージが
ないぞ~~~と夫婦の中では
話題になり(遅いよ!)

で、今朝、変えたらしいです。
タイトル・・
こんな感じになったらしいのですが
↓↓↓
http://ameblo.jp/nyao002/

足立区で~と始まるタイトル・・・
ううーーん、もうちっと 
煮詰めた方がいいのか、どうか・・・

言葉って難しいですよねえ~
特に お仕事絡みとなると・・・
自分なんかスキルも何もない
ど素人おばちゃんで、ウチの商売には
何もプラスになる事はなく
何かないかなあ~何か一個でも~と
始めたのが このブログ。。
無駄になる可能性大有りと思いつつ
一軒だけ 形となるお仕事がやってきた事あり!!
「奥さんのブログ読んで~」というきっかけが誕生!
変に感動しまくった覚えがあります。。

という事でバナーとかいうのもハリハリしようと
貼ってみました~
種類多いなあ~あまりにも邪かしら~あははーー
↓↓↓

今後とも 二つのブログ しょぼいですが
よろしくお願い致します~



夫殿のホームページです~ 家造り、土地運用↓まで!
http://www.nihei-architect.net/index.html



ココにポチっとお願いします~
凄い励みになります~m(_ _ )m
↓↓↓


いるのかな?マイホーム・・・・

2012年08月24日 13時20分44秒 | 仕事
商売柄、こんな事言ったら
元も子もない!っていうか
はあ~~~??って思われるかもしれないが
夢のマイホームって果たして
本当にいるのかなあって最近思う。

というのも 今 自分も夫殿の実家も
一軒家に ポツンと老人一人が住んでいる。
自分の実家なんか 狭い狭いウチだったけど
最大では、大人6人、子供2人いたんだから
笑ってしまう。
夫婦に子供2人に老夫婦2人に父の弟と妹。
要は、自分にとってはおじさん、おばさんに
当たる人まで一緒に住んでいた。
で、祖父が他界し、新築する事になり
そこで おじさんが独立して出て
おばさんが結婚して出ていった。
でも大人3人子供2人。
決して核家族でもなかった。
それが祖母が亡くなり、姉が結婚し
自分も結婚して家を出て
残された老夫婦のうち 父がこの4月に亡くなった。
で、今は老いた母のみ残っている。

夫殿の実家も最大では子供3人大人2人の
計5人住んでいた家が子供たちが
それぞれ結婚し、今、義母が病気で入院中。
高齢で自宅に戻れるのかは、怪しい段階である。
で、義父が一人で住んでいる。

まあ、二世帯で住んでいるのならば問題は
ないのだろうが、今の時代、大体
仕事上、実家近くから離れない子供というのは
いるのだろうかと思う位、皆それぞれの
生活基盤は離れていく。
だからテレビでも独居老人特集なんて
しょっちゅうやっている。

皆、家を造る 或いは買う時は
夢を造る、或いは買っている。
なるべく広く広く なるべく快適にと。
大多数の人達が一生ローン背負って
なんとかマイホームマイホームと
進んでいくけど、その夢のマイホームは
変な話 永遠にその家族達が住んでいる可能性は低い。
一人欠け、また一人欠けて、結局は
住みづらい~とか言いながら、そこに
年老いた夫婦のどちらかが住む。
一件の家を維持していくというのは案外大変で
電球の球 一つ取り換える事すら
老いていくと困難になる。
家の戸締まりも多く、昔建てた古い家は
段差激しく夏冬の温度も厳しかったりする。
結局、家は途端に単なるハコになる。
それも不自由なハコ。
それでも、思い入れがある。思い出があると
頑張ってそこに住み続ける人達も多いだろう。
その事自体は、全く否定はしないけど
いつから自分達は、安易にマイホーム神話に
なっていったのかなあと思うのだ。
一時 家族が増えるその期間だけを過ごす家。
結局 うほうほと嬉しいのは利息をとれる
ローン会社、銀行と建て売り業者やハウスメーカー
辺りなのかなあと。。。
皆が皆、家は賃貸で 人数によって越していこうね
なんていう価値観で埋められたら、ローンで
家を必死になって建てるという発想も
なくなっていく。

なんだかね、作られているような
躍らされているような気もしないでもない。
今後ますます 変に広く変に使うづらいハコに
ポツンと老人一人が多くなるだろう。
まあ、自分も将来 このマンションにいれば
変に使いづらくはないけど、ここで
ポツンと一人の可能性大である。
かといって 老人一人での賃貸は
今の世の中、なかなか難しい。

発想の転換を家に対して皆がやったら
面白いのになとも思う。

本当にこんな商売しながら書く事でも
ないかもしれないけど、裏窓ならではの
本音である。。。


夫殿のホームページです~ 家造り、土地運用↓まで!
http://www.nihei-architect.net/index.html