設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

身体で稼ぐ(?)

2004年09月21日 10時30分55秒 | 独り言
趣味は?と聞かれ 無趣味の私は毎度 言葉に詰まるが
あえて 本当に「あえて」答えるとしたら
月並みな 読書  もう一つあげるなら「献血」・・・・
趣味と言えるかは わからないが「献血」回数だけは多い

世の為 人の為・・・そんな理由も確かに独身時代は あった・・
でも今は ひたすら 自分の為・・・・
献血で何がいいかと言えば タダで採血の検査も後日 送ってくれるし
タダで その場で お土産なんぞももらえる。
この「タダ」 主婦になってからは この言葉に滅法 弱い・・・

前回は パンと洗剤であった。この お土産をもらうと
なんだか意味が違うようだが「自分の身体で稼いだ!!」
という気持ちがヒシヒシと実感される(?!)
心なしか 血を抜いた重苦しい腕まで 
「ヤッター!」という感触になる。
「もらってきた~」と騒ぐ私に 毎度「くっだらな~~い」
という目つきの 家族達だが 家庭の主婦にとって
「自分で稼ぐ」という感触は 結構 悦だ・・・・
この悦も なんだか意味は違うとは わかっているが・・・

それでも この献血 誰でもかれでも出来る訳ではない。
まず問診があり 血圧計り 血液の濃度を計り
全てにパスして 晴れて献血台へと上れる。

今まで二回 血液の濃度で落選した時があった。
笑顔の優しい 看護婦さんが 
「気になさる事はないですよ~体調によっては 濃度
 薄くなる事ありますから~~」
微笑んで言って下さるが なんだかバカみたいに落ち込む
「不健康です!」こう宣言されたように 本当に落ち込むのだ
献血は出来なかったのに なぜか係の方達は優しくて
最後の飲み物を 飲んで言って下さいとか声をかけられるのも
なんだか肩身が狭く 悲しい気分になる・・・・

だから 毎度 献血前の問診は心臓がドキドキと・・・
そんなバカらしいドキドキが関係あるのか 血圧は
通常よりも 大幅にアップしたりしている。本当に くだらない・・

献血会場は 割と中年世代の方達が多い。中には 私と同じ種類か
と思わせる団体の おば様軍団も・・・・
献血しながら 早くも今回は何くれるのかしら~などと声高に
しゃべりあっていたりと・・・正に私の お仲間か・・・

ずっと以前であったが 隣で献血をしていた 超ガッシリタイプの若者が
いざ注射針を自分の腕に刺した途端 気分が悪くなって ぐったり
してしまう事もあった・・・やはり男の人は血に弱いらしい・・・
それにしても何しに来ているのか・・・時間を割いて献血へ来て
逆に献血されそうな青白い顔をして介抱されていた・・・
大丈夫かなあ~と思いつつ ついププと吹き出したりも・・・・
(嫌な性格~~)

こんな献血会場の いろんな善意の人達の 出来事もつい
おもしろくて
「次回はどこで?」今日も区のホームページや広報誌などで
探してしまう自分であった。
献血・・・趣味の中でも「悪趣味」の部類かも(?)しれない・・・