設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

ふと見上げた 都庁にて・・・・

2004年09月08日 15時00分49秒 | 独り言
先月 用事があって都庁へ行った。
こんな事を書いたら 現に公務員で 役所に勤めている
方達から怒られそうだが 昔は 役所のイメージは
悪かった。「役所」=「怠慢」「無愛想」などという事が
よく耳に入ってきた。

専門屋(夫)も仕事柄 お役所様とは 付き合いは長い。
いかにも
「戦ってきたぞ!」という態度で 役所から帰還する
時も しばしばで・・・・
一体 何の仕事なのか・・・とも思うのだが お施主さんの
代理として 時には施工側と時には お役所様と
戦う事もあるのが この仕事ならではらしい(?)ので
何とも 言えないのだが・・・・

それでも最近は 自分の用事で 役所に赴いても とても
皆さん親切で 昔とは変わってきていると言う人も多い。

初めての都庁は当たり前だが とても大きく なんだか
呑まれた気分で 変に緊張しまくった。
そして私の対応をしてくれた都庁の 女性職員の方に
又々 緊張しまくる・・・・
なぜって 目の前にいる私と目も合わせず ひたすら機械的。
久々に遭遇した ロボット的対応・・・・ もう終りと
いうところになって どうしてもわからない事があったので
ロボットお姉さんの 機械的に説明する声を 思いきって
中断させた。
「あのお~~・・・・・なんですか??」 

すると この時やっと ロボットお姉さんは 顔を上げ
「チッ」
勿論こんな声は聞こえない。だが こういう「チッ態度」で
説明し始めた。きっと 私の こんな質問は何十回いや
何百回と答えているのかもしれない。うんざりなのだろう。
そんな気持ちも よくわかるが それが仕事では?という
気持ちも沸々と沸いてくる・・・・・

勿論 都庁に勤めている人が全員 こんなロボットでは
ないだろうし 私の感じ方も間違っているのかもしれない。

でも 圧倒するような都庁を ふと見上げると この中の
ほんの小さな組織に組み込まれているだけなのに 
いつのまにか この巨大な建物を操っているような 
そんな勘違いが生じて 働いてしまうという事も
あり得そうな気がした。

建物って 人に不思議な影響を与えるかも・・・・
帰り道々 ロボットお姉さんに腹が立つというより
何か考えさせられた 初都庁であった・・・・