設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

あれから1年も。。。

2012年03月13日 08時55分02秒 | 独り言
週末は、震災特集のテレビで一杯だった。
そうそう、あれから1年もたってしまった。
いつも思うけど、人の生活、思惑、感傷等々
関係なく 毎日夜が来て朝が来て
淡々と時間というのはたっていく。

長男の模試結果が なんじゃこりゃあ~~という
結果ばかりで、いくらもう大人の受験である
大学受験でも、ああ、頭が痛い~~っと
凹んでいたが、あの日からの1年を思うと
受験出来る幸せ、悩める幸せ、愚痴れる幸せ
なんて贅沢なのだろうかと。。。
まだまだ苦しい立場、いや最高に大変な方達も
いっぱいいっぱいいて、それ以上に
たったの数時間であっという間に命が
消えていってしまった方達もいっぱいいる。
普通であること、行ってきますとただいまが
言える毎日。眠いとかだるいとか面倒とか
文句言える日常の幸せ・・・・
改めて 毎日が凄い事だと感じる。

同時にこの1年、テレビもマスコミも政治も
全部グレーだったなあとも感じる。
天災、人の力ではどうしようもない運命。
それだけだったら、今回は確かに凄い事だったけど
これほどグレーの出来事はなかった筈で・・・・
今回はグレーが多すぎる原発が絡み
あの丸々と太っていらしている元官房長官様の
「ただちに健康に被害はない」という言葉から
グレーは始まり・・・・
いまだに 何が正しく何が間違いかはっきりしない。
加えて 被害者である側が「大げさだ」いや
「もっと危機感を」「非国民だ」「信じられない」
等々 なぜか躍らされているように争っている。

失礼ながら豚さんを連想してしまう時の総理も
さっさと収束宣言・・・・・なんだかなあと・・・
収束してそんなに安全ならば全国会議員の方々
官僚の方々、東電の幹部の方々、今すぐ
避難所で或いは原発近くで暮らした方がいい。
いっそ議員宿舎は、困っている方達に解放するとか・・・
霞が関は、福島に移動するとか・・・・
アナログ時代じゃないから仕事は、どこでも出来るのでは??
なんて こんな素人のおばちゃんですら疑問疑問の毎日。

自分の身は自分で守る。
1年たって つくづく思う。
ともかく嘘と騙しあいは辞めてほしい。
勝手に選ばせてほしいものだ。
取捨選択の自由位 平民だってある筈だし。

最近の政治家の方達みると つい「千と千尋の神隠し」の
冒頭で人間だったお父さんとお母さんが
勝手に食べ物食い散らかして豚になっちゃう姿を想像する。
まあ、今、食べているのは国民達の税金なんだけど・・・
これからの1年、食べた税金分をなんとか
グレーから白の世界に戻すよう 少しは仕事をしてほしいと
切に切に願うだけである。



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最近の訓練??

2012年03月08日 15時35分37秒 | 独り言
先日 夫殿が面白い本買ってきたので
ほぼ毎日読んでいるじゃなく訓練??している・・・
マジカル、アイというこの本、以前なんか
テレビでもやっていたような・・・
平たく言えばある模様を じーーっと
見ていると立体的な絵が飛び出したり
引っ込んだりして見えるという物。
自分の場合は、3Dのように飛び出してくる。
なんでも老眼とか視力回復に良いというが・・・
どうなのか・・・
なんだかわからないが 結構はまる。面白い。
ただ じーーっと見ているだけでは
普通の模様であるが 目の焦点を合わせてみたり
寄り目っぽくしたりすると あら不思議、
模様から様々な物が飛び出してくる。
でも、これがなかなか見えなくて見えなくて・・・
最初は、目の前に指を一本立ててその指を
見る感じにする。で、その後ろの絵が
徐々に浮き出てきたというやり方で・・・
この格好、結構不気味・・
知らない人が見たら、本片手に一本指立てて
いっちゃっている人に見えるだろうが・・・
ともかく本人いたって真面目な訓練タイムである。
しかーし最初はと言いながら、いまだにそうしないと
単なる平面の模様しか見えない!

「見る」って動作は、脳が命令をだしていると思うので
脳って不思議だ!!ってつくづく思う。
この模様は、模様でしかない!と思い込んでいると
全く見えない。発想の転換というか
意外に頭の柔軟さが見える、見えないを
作っているのではないだろうか。。
という事は、やはり自分は頭カチコチらしい・・・

こういうテの事は、大体出来ない。
昔、「頭の体操」とかいう結構流行った本があって
子供が生まれてからどの程度出来るか
何冊か与えたけど、くやしいけど子供の方が
出来たりする。やっぱり若い??
あれも発想をあれやこれやと広げられる方が
正解出来る。
公式当てはめ ともかく詰め込み詰め込みで来た
受験世代おばちゃんには、脳は一方方向丸出し。

最近老眼がめっきり進んだ感じなので
今日も読むじゃなく訓練のマジカル、アイである。
ホントに効くのかなあ~~~。。。


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リベンジ??

2012年03月07日 13時54分34秒 | 独り言
世の中、受験シーズンも一段落。
まだ国立系の大学受験の結果が残っているらしいが・・・
自分の周囲の私立、都立の中学、高校は
とっくに終わっている。
我が家は、今年受験生はいなかったが
来年受験生とその2年後にまた一人が
受験となる(大学受ければの話だけど・・・)
で、この時期 自分のような母性うすーーーい
母には、信じられない現象があるらしい・・・
ちょっとした燃えつき症候群の「母達」
受験を受けた「子供」じゃなく「母」って
ところが、ううーーーん現代病??とかって
思ってしまう。。
それと当たり前だが第一志望に受からない場合の
親の決め文句が次の受験で「リベンジ!」と
言うらしい・・・
これって、凄く個人的な感想だけど
はあ~~~~~??と どっちらけになって
しまうのは自分だけ???

そりゃあ親ならば、我が子には希望通りの
進路に行って欲しい。そして出来るなら
優秀なところに行って欲しい。
当たり前の感情である。
で、子供自身が 今の場所で頑張って次の
場所へ行く時には もっと頑張るぞ~~っていう
意味での「リベンジ!」となるのはいいけど
勝手に親だけが「リベンジ!」ってどうなのか・・・
見返してやるとかリベンジとか そういう言葉
出るという事は、受験の競争相手は自分自身じゃないって
事なんだなあと・・・・
変な言い方してしまえば見栄の受験。
他人の為の受験。

受験は、誰との戦いでもなく自分自身の戦いである。
どれだけ自分の能力を試験当日に発揮出来るか。
答案を埋めて合格基準点に達っせられるか。
単純に言ってしまえばそれだけの作業。
その作業が出来るか出来ないか。
それは子供本人次第。
親は、結局その能力を淡々と見守るしかない。

よく「うちの子はやれば出来るんです」
という親の方達がいるが、あれも自分からしたら
結構引いてしまう。
「やれば」「出来る」って事は、「やらない」って事。
「やらない」能力 そういうのもあるのではないか。
要するに能力は0って事じゃないのかなと・・・

なんだか子供の受験が親の所有物化となっているように
最近感じてならない。
昔は小学生が受ける中学受験にそういう傾向を
よく見たが、最近はそれが大学受験まで
上がってきている・・・・
自分達 親がちょっとおかしくなっているのでは?と
思わずにはいられない。

しかしよく考えれば今週日曜は震災から1年。
受験の苦しみ 辛さすら知らない世界もある。
受験出来る幸せ、悩める幸せ、それも忘れては
いけないなあと思う。
リベンジだとか見返すとか言っている言葉が
出る自体、それは凄く幸せな事かもしれない。
ちょっと個人的には引いてしまうけど・・・・



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凶器にもなる家

2012年03月06日 17時02分56秒 | 独り言
昨年、なんでも夫殿は商売のHPを
リニューアルしたのと同時に
今、住んでいる足立区で新しい事を
試みているらしい(らしいとしかわからない素人!汗)
一応 ペタリと宣伝~~宣伝~~っと。

あ、一応このブログ内のブックマークなるところにも
貼っておいたが・・・
是非是非 安かろう良かろう家を~~と
興味のある方!足立区外でも勿論!覗いてください~~

http://www.nihei-architect.net/assist.html


っと、一応宣伝と・・・
で、思ったけど 大体 家造ろう~或いは建て直すぞ~って
なった時に、真っ先に思い浮かぶのは、大工さん=工務店?
ハウスメーカー?後は何??ってなるのが殆どじゃないだろうか。
そうそう設計事務所で家造りとか建直しって
ピンと来ないのである。
自慢じゃないが自分も夫殿と結婚して、へえ~~
こんな世界があったのね!という感じ・・・・
まあ、今はいろんなリフォーム番組とか
家とかに興味あり!という人達が増えて
設計事務所で造るというのも以前より
増えてきているらしいが・・・・
そのおかげか、リニューアルしたサイト作ってから
ポツンポツンと じわじわとって感じで
問い合わせは来ている。
これも結構へえ~~~っと感心。
というか我が家の経済考えたら、問い合わせ殺到とかが
超嬉しいのだが、そうもいかなく(涙)

そこで毎回 この素人なりが思うのが
大体 設計料って何よ??って事・・・
よく全くこの世界を知らない知り合い達から
「いいよねえ~~ 2、3枚おウチの図面描いて
 いっぱいお金もらえるんだよね??」なんて
凄い勘違いのお言葉を頂く・・・・
そうだったら、我が家は今頃億万長者~~っていうか
この世界で働く人達が うほうほの世界になる。。
とんでもなーーーい!!の世界である。

図面を前にクライアントの方達との長き長き
打ち合わせもあるけれど、それ以上に監理もしなくてはいけないし
諸々の手続きから施工との打ち合わせから
おまけに当たり前だが家は、ともかく人が住む。
という事は、命に関わる責任も生じるわけで・・・・
この間の震災でもつくづく思った。
家って凶器にもなるんだ!!という事実・・・
その全部ひっくるめての「設計料」・・・
でも、一般的には、設計料なんかなくてもいいんじゃないかとか
サービスって言われたとか とんでもなーーーい誤解の数々・・
タダで出来るものなんか しかも凶器にも
変化してしまう家に対してある筈なーーーい!!

家というのは、多分人生最大の買い物。
ともかく予算は削りたい。安ければ安いほど嬉しい。
それは当たり前の感情。
でも、ひたすら安かろう悪かろうを求めちゃうと
凶器が出来てしまう。。
難しい・・・・

妥当な値段が見えない世界。
素人が一番わかりにくい世界。
結局、設計事務所が出来る事は、ともかくわかりやすく
見えやすく 透明な世界での家造りってなるのでしょうか。
そして凶器じゃなく安全な場所を絶対提供する事。
そういう全てが 設計料としてもらう対価なのでしょうか。。

あんまり割に合わない仕事です。
(あくまで一個人の偏見ですが・・・)

心で育てる

2012年03月02日 18時52分21秒 | 独り言
育児っていうのは段階があるらしい。
これ、一応 色々読んだ「育児書」っていうのからの
受け売りでもあり、よく聞く話。

「手をかけ目をかけ育てる」
「手を離し目で育てる」
「手も目も離し心で育てる」

勝手に我が家は そろそろ第三段階かなあと
ぐうたらな母は思っている。

子供が中学生になった時に遅れながらも
これからは手を離す時期だ!でも目だけは
追いかけてないと!!っと思ってた。
で、そろそろ長男は成人へと近づき
目で育てたくても もしかして高校卒業と同時に
自立して家から出たら 目では追えない。
結局 必然的に手も目も離れ 心だけで
育てるという感じになるのだなあと実感した。

しかーーし現実は、そんな素晴らしい理想の子供達じゃ
勿論なく・・・・・
成人に近い長男にさえ あーーー手出している・・・と
嫌になる・・・・
そのくせ当たり前だが 子供自身の世界はどんどん広がり
こっちがわからない部分は、どんどん増え・・・
それは良い事なのだが肝心なところさえも
「目では見えない!」という状況になっている。
こうなると子供信じて ある程度泳がすほかなし
という事が一杯出てくる。
まあ、世の高校生のお子様お持ちの方達は
多かれ少なかれそういう感じかなあとも思うが・・

思えば 身体的には辛かったけど(夜泣きとか抱っことか)
うんと小さいときの育児悩みは 本当に楽だった。
やれ食べないだの寝ないだのと・・・
ともかく親の自分がわかる範囲で くよくよと
悩んでいれば良かった。
生活の主導権は、当たり前だが自分達親であり
その保護下に子供を置いてさえいれば安心だった。
今も 勿論 未成年なので子供達は保護下には
いるものの 中身は全く様変わり。
変わらないと絶対困るけど!!

こうやって 悶々としながら育児っていうのは
終点はどこなのだろうかとも思う。
成人になって家から離れてくれて
経済的にも精神的にも自立した大人になってくれた時に
やっと「終わったあ~~」と言うのだろうか。。

心で育てるようにはしたいが、今日も長男の部屋の
あまりの汚さが目に飛び込み・・・・
ううーーーんと唸り声しか出ない・・・

いつになったら、いつになったら終わるのか・・・
空の巣症候群の逆バージョンの病気みたいのが
あったら かかりそうで怖くなる。。。

老いる その2

2012年03月01日 10時47分45秒 | 独り言
いやいや増えている。
何がって、老人たちの幼稚園・・・・

家の前まで送迎バスが来て、食事して
レクレーションしたり一応リハビリしたり
で、夕方はまた送迎バスで自宅前・・・
これって幼稚園と同じような・・・・

そりゃあ、中には 本当にリハビリの為に
通っている人達もいるだろうが大多数は
こういってはなんだけど「暇つぶし??」
って感じである。
凄い偏見かもしれないが明治生まれの祖母に
育てられた自分からしたら 現代の高齢者の方達
ちょっと自分がない??って感じに思えてならない。
これだけ老人の幼稚園が増えた背景には
「自分の時間をどう使っていいかわからない」
そういう人達が増えたって事じゃないだろうか。

自分の親世代もそうなのだが、ともかく
こうしよう、ああしようという考えがない。
別に凄い事をする必要もない。
お金をかける必要もない。
どうしたら老いていく身体と心を遅らせつつ
今現状をなんとか楽に楽しく暮らせないかなと
いう事を他人事のようにとらえている。
やってーやってー攻撃が多いように感じる。
こんなに年寄りなんだから こんなに弱いのだから
当たり前でしょ~~~っと言っているようだ。
別に悪い事じゃないけど、それって??と思ってしまう。

今思い出せば 祖母が70代後半から80代後半
だった頃を振り返ると 現役バリバリだった。
勿論 外で仕事をしていた訳でもない。
ここでいう現役とは 自分の生活をしっかり
自分でやっていたという事。
果ては、当時もう高校生位になっていた自分や
姉の細々した面倒もしっかりみてくれてた。
食事作りから洗濯、掃除とごく普通に動いていた。
だから今の同じ年代のあまりにも「老け込みすぎている」
状態の方達を見るたび、ショックを受ける。
で、うちの祖母は・・・と話せば、そういう方達
口揃えてこう言う。
「あなたのおばあちゃんは、特別よ!」
そうかなあ~~そうなのか~~と又々 疑問・・・

医者には勿論厄介にはなってたし、身体がしんどい時は
よく昼寝をしていた。でも、なーーんか違う。
突き詰めると 自分の人生を他人事にはしてなかった。
何か楽しみを些細でもちっぽけでもいいから
見つけよう、見つけようという気持ちと行動は
高校生の自分が見ても貪欲過ぎて呆れたほどである。

興味の目を閉ざさない。
ともかく自分の脳で考えて行動する。
この二つは、言われてないけど教えられてないけど
祖母の背中が いつもこう叫んでたように見えた。

後 数十年したら自分も絶対祖母と同じ年代になる。
その頃 自分の意志なく無気力な気持ちで
幼稚園に送迎されているのだろうか。
それだけは、しないようにと・・・・・

そう言いながらも 本日もダラダラしている~