BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

ミュシャ展

2007年12月06日 | Weblog
いよいよ終盤に突入した「アルフォンス・ミュシャ展」に行ってきました。

フランスの女優サラ・ベルナールのポスターで有名なミュシャ。「これも見たことある!」というリトグラフがたくさんありました。

ポスターといっても、劇場などに貼ってあったものでしょうから、予想以上にサイズが大きく、なかなかの迫力。とくに「ペルフェクタ自転車」はその大きさにびっくりしました。

印象的だったのは、パリ時代とチェコ時代で描く女性の顔や色調ががらりと変わっていること。パリ時代は可憐な良家のマドモアゼルや粋なマダムといった感じですが、チェコ時代は少し色調が暗く、女性の顔が完全にスラブ系なんです。祖国を深く深く愛していて、チェコの産業や文化振興のために尽くしたそうです。

写真は連作≪四季の花≫より「百合」。1898年制作、リトグラフ。

■ミュシャ展は宮崎県立美術館で12月9日(日)まで開催中。