あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

水原一平通訳、解雇のニュースをみて

2024-03-22 | スポーツ

お金というのは怖い、ほんとうに怖い。米大リーグ、ソウルでの開幕2戦目を前に、完全に水を差した形となった水原一平通訳の解雇。野球ファンにとっては昨日朝、関東地方でおきた地震よりも”激震!”てなもんだ。(いや、ほんとは地震の方がゼッタイ怖いし、注視しないといけないのだけれど)

「水原氏は大谷翔平にとって、通訳以上の関係」と言われ続けてきた。ファンもそれは水原氏に大いなる信頼を寄せてきた。なのでここで突然、”キャラ変”されても困る。「大谷さん、かわいそう」「ご主人さまへの裏切りや」「一平ちゃん、ああ見えて実はワルやったん?」てな声が聴こえてきそうだが。ある専門家は・・・

「大谷も悪い。横で大金ちらつかせたら、そらアカンで」(by 齢90のよろず相談員ロウバ・シン)

◆お金は誰に管理してもらうべきか

スポーツや芸能の世界で成功し、多大なる富を手にした者が、マネージャー等にお金を持ち逃げされされた、という例はよく耳にする。古くは歌手の島倉千代子、「ブギウギ」のモデル・笠置シズ子もそうだった。かつて大リーグで富を得た北海道日ハムの新庄監督にもそんなことがあったとか。じゃあ、やはり赤の他人ではなく、身内に金銭管理を任せるべき? いや、それはそれで万全とは言えないようだ。作家の群ようこさんは本が売れて以降、実家の母親にさんざんたかられて苦労した経験をエッセイに再三書いている。また歌手の中森明菜は金銭トラブルから家族と絶縁状態にあるという(どこまでホンマか知らんけど)。

マネージャーも家族も信頼できないとすると、一体誰に託せばいいのか? 自分でやるのが一番いいとわかっちゃいるが、そんな時間も才覚もなし・・・これお金持ちさんの贅沢な悩みね。

◆ギャンブル依存症

今回、「自分はギャンブル依存症です」と告白した水原氏。これも一つの病気だろうか。いま大相撲を見ていることもあり、ギャンブル依存症といえば、王鵬の父である元・貴闘力を思い出さずにはいられない。貴闘力は自分の父親がギャンブル依存症だったので、決して自分は賭け事には手を出すまいと思いつつ、結局はやってしまった。億単位の借金は義父である(元・大横綱の)大鵬さんが何度も肩代わりしたとか。われらには到底理解できないが、これは立派な中毒症、病気の一種なのだろう。

ちょっと面白いのが、最近大鵬の孫である王鵬のことを調べていて。王鵬の母(大鵬の3女)が若干19歳で部屋にいた新鋭・貴闘力のことを気に入って結婚したことがわかった。その際、王鵬の母は貴闘力がギャンブル好きだと知っていたようだ。それでも結婚したのは「貴闘力はお酒を飲まないから」。酔っぱらって、たびたび深夜に帰宅する父(大鵬)を見ていた娘は”お酒飲み”が嫌いだった。酒飲みに比べれば、賭け事のほうがまだマシ、と判断したらしい。結局、2人は離婚に至ったが。息子4人に恵まれ、いずれも格闘家や力士として活躍しているのだから、まあいいじゃ~ないですか。

と話が完全にそれました。大谷さんにはこれを機に”水原さん頼み”から卒業してもらいましょ。長い目で見ると、大谷さんにとってもいいような気もします。

*おまけ*

昨夜は大リーグ、サッカー、競泳...とスポーツ中継が重なりましたが。ちょうど見ていた競泳・男子200mバタフライ決勝で


優勝した寺門選手の朴訥としたインタビューに感動してしまった。

2位でともに代表切符を手にした先輩・本多選手とともに。オリンピックが今年なんて、まだピンときまへんなぁ。
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小学生も悲しんだ、天才⚽小野伸二の引退

2023-12-16 | スポーツ

今週、小学校へ行ったら3年3組のTくんが話しかけてきて、「小野伸二(札幌⚽)が引退しちゃったよ~」と嘆いていた。3年生のわりには大人っぽい雰囲気の彼。新学期の頃には地元ヴィッセル神戸・イニエスタのユニフォームを着ていたけれど。さすがはサッカーファン、天才・小野伸二のことも敬愛していたんだね。「おばちゃんはそのことが嬉しかったわ~」とボス説。

今月3日におこなわれた小野伸二引退試合(札幌vs浦和)はNHKで中継していた。小野の出番が終わってベンチに下がった後、解説の播戸竜二が感極まって泣いていた。そうかぁ~ ばんちゃんは同時代を共に戦った仲間、そりゃグッとくるわな。

また、つい最近「ニュースウォッチ9」のスポーツコーナーで引退直後の小野伸二のインタビューをやっていた。そこで ”自身の選手としてのピークは?”と聞かれ、すかさず「高校時代ですかね」と答えたのには驚いた。それは浦和でプロデビューした翌年、シドニー五輪予選(フィリピン戦)で悪質タックルを受け、左ひざ靭帯断裂の大ケガをしたことが大きく影響している。ケガの後は以前のような自由自在なプレイはできなくなった。それでも海外での活躍などを経て、44歳まで現役を続けた小野伸二。負傷離脱を繰り返しながら・・・どれほどつらかっただろう? 傍目にはいつも楽しげに見える天才・小野伸二の内面など、凡人にはわかりようもないっか。

【PS.長めです】

1)本日、図書館でサッカー雑誌をみかけたので読んでみたら。いくつか天才・小野伸二引退に関する記事があり、「小野伸二はあのケガがなければ、メッシやマラドーナのような世界的選手になっていた」と誰かが書いていた。セルジオ越後さんだったかな?

2)ケガで思うようにプレーができなくなったアスリートといえば、ボクの場合は前田さん、プロ野球広島カープの前田智徳だ。ただし、キャラは「いつも笑顔の小野伸二」とは真逆でしたな、、。

3)キャラが”真逆”といえばー 小野と同世代のヒデ、中田英寿だ(今朝もテレビで見かけた)。彼が引退会見をしなかったこと(HPでのみ発表)を今でも残念に思う。← 我ながら相当しつこい(>_<)

4)10代でW杯に出場した小野伸二。あの、天然パーマのあどけない姿を鮮烈に記憶しているだけに、引退まで見届けてしまうなんて・・・まさに隔世の感。いや、これは幸せなことやもしれぬ。

このように、ジブンが「歳とったなぁ~」と痛感する機会は多い。

たとえばNHK-BS「レジェンドの目撃者」。子どもの頃みていた野球選手がご老人になって登場し、「わっ!(別人やん)」とか思ったりする。

そこで最近よく思うのは・・・ 今まさに活躍している若い選手たちが「わっ!」と別人のようになって登場する姿は、ジブンには見ることができひんのやな~ということ。当たり前なのに、どこか寂しく思うのである。(ましてや、小学3年生が一人前になる姿など... 到底見られませんな)


初めてヤクルト1000ゲット!
お味は、そんなにあま‥くなかたよ。特においしくもなく。睡眠に効果あるんかいな?よくわかりまへん!


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「日本はPK戦を練習してなかったかな?」by 某外国人のつぶやき

2022-12-06 | スポーツ
昨夜のクロアチア戦。ボクははなから「PK戦になったら(日本は)ヤバいな」と思っていた。
いつぞやのW杯、日本がPK戦で敗れたシーンが忘れられない。(駒野~!)
また、いつぞやの大会では(五輪orW杯?)中田ヒデさえもPKを外し、天を仰いでいた。
逆にクロアチアはこれまでPK戦にめっぽう強いらしく、前大会は準優勝までしている。
なので延長戦が終わった段階で、すでに勝つ気がしなかった。しょうがない、これが経験と実力の差だ。

今大会、ウィチャットに日本代表チーム(特に三笘薫)のことを盛んにアップしている知り合いがいた。日本で働く中国(青島)の女性Nさんだ。
彼女はいわゆるにわかファンだと思うが、今回すっかりハマってしまって、日本代表ユニまで買いこんでいた。
大枚はたいて買った三笘と堂安のユニ。
スペイン戦に続き、昨夜も「ご覧になってますか?」と観戦中にチャットが届き、応援に気合いが入っているのがよくわかった。ともに応援している気分でこちらとしても心強い。

そして時間は流れ・・・

PK戦で敗れた直後、彼女はこう言った、
日本チームはPK戦を練習してなかったかな」。
あはは、実に素直な感想だ。
これまでPK戦を何度か見たが、あれほど立て続けに外すのは見たことがない。
日本サッカーを初めて目にした外国人でなくても「練習不足?」とか思われても仕方がない結果だった。
(あれが仮に遠藤保仁だったら?GKの動きが見えてから蹴れるのに...なんて思ってしまったボク、、)

ベスト8はならずとも、日本サッカーの歴史を大きく変えたサムライブルー。
この2週間、ほんとうに楽しませてもらった。あとは近々発表されるであろう金子達仁さんのコラムや、「ナンバー」でも買って余韻を楽しもうかな?なんてね。
今日は山が綺麗だった(ママ家から甲山方面を臨む)。W杯なんてどこ吹く風~の老婆でちた。

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「いいじゃん、板倉!」W杯⚽ドイツに勝利

2022-11-24 | スポーツ
昨夜はホント、起きていた甲斐があった。って、12時前ならそんなに遅くもないっか?
(うちのおじちゃんは後半戦見ないで寝てしもた… なんてもったいない!)

”ドーハの歓喜”を呼んだ、強豪ドイツ戦の勝利。
前半はドイツにいいように球をまわされていたので、「もう9割方負けやん」とボスちゃんとがっかりしてたんだ。
サッカーのことはよくわからないが。前半の反省を踏まえ、ぽいち(森保一)監督は後半にシステムを変更。そして選手を次々と交代させたことでゴールが生まれた!

ゴールを決めた2選手もすごいけど、ボクが注目したのはCBでフル出場した板倉滉(こう)選手。以前ここで紹介したライターの金子達仁さん、イチ押しのDFだ。
「金子さん、板倉が間に合ってほんとによかったですね!」
夏に靭帯を断裂するケガを負い、W杯出場は絶望的だと思っていた板倉選手がフル出場し、しっかりと勝利に貢献した。そう、2点目をあげた浅野琢磨にロングパスを出したのは板倉くんだよ。
恥ずかしながら、彼の日本(Jリーグ)でのプレイを見たことがない(ボクが杭州にいた頃、デビューした模様)。
今回、初めてピッチ上の板倉選手をみて、とてもいい印象を持った。DFだから相手にぶつかる?のが仕事でしょ。競り合って、相手が倒れた後に板倉選手が手を差し伸べて笑顔で起こしてあげるシーンを何度も見た。なんかね、見ていてとても感じがよかったんだ。

板倉選手のインスタより。

もちろん、後半のピンチの場面で相手のシュートを止めて止めて、止めまくったGK権田選手もすごかった。金子さんが言うところの「神がかるGK」と言えるのではないか。

*おまけショット*
①試合直前のNHKでは

おなじみ中村憲剛くんと、意外な人選?前回の代表・武藤嘉紀くん(現神戸)

グレンチェックのダブルでしょーか。野球選手ではいませんな~こんなのさらっっと着こなせる人。

②昨夜は興奮冷めやらず。寝る間際に、

ウィチャットにアップ。(興奮して寝つけません、と)

③本日、コンビニでみつけて買いそうになった↓

カルビーのスナック菓子。大迫はおらんやろーが。(結局買わず)
いじょー。



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いちいちエモい! 金子達仁のサッカーコラム

2022-10-26 | スポーツ
住んでるマンションにお友だちがいないボクであるが(気楽っちゃ気楽)。
たまにエレベーターに乗り合わせた住人と言葉をかわすことも。
この夏、2度ほど遭遇したのはサッカー練習帰りの少年(小学生)だ。日本代表ユニフォームに身を包んだ彼は日に焼けて眼光鋭く、幼いながらも精悍だ。
ここで黙っちゃいられないのがボク。
我:「サッカーの練習ですか?おつかれさまです」
少年:「はい、ありがとうございます」
我:「日本代表ですね・・・ミトマ・カオル君ですか?」
少年:「(首を振り)クボ・タケフサ です」
なるほど、君は(日本代表の)久保建英だったのか~ それは失敬。
***
あとひと月に迫った、サッカーW杯カタール大会。
代表メンバー26名が発表されるのは11月1日(火)の午後2時。この運命の瞬間を多くのサッカーファンはどこで迎えるのだろう。考えただけでもドキドキしてくる。
が、一方でプロ野球ほどは盛り上がらない、この現状に憂いてもいる。
普段サッカーを殆ど見ないボクだが、W杯は日本代表の試合を全部みたいし、大いに盛り上がってほしい。こんな風に思うのも、スポーツライター金子達仁氏の影響が大きい。

以前ここでも紹介した、金子達仁氏のサッカーコラム「春夏シュート」。なかでも8月27日のコラム「”悲願”達成へ 足りないW杯日本代表への期待」には「なるほど!」と大いに頷いた。
コラムの中で金子氏はこう述べている(抜粋)。
●カタールW杯を間近に控えたこの国にとっての”悲願”はなんだろうか。
●森保監督が掲げる「ベスト8」は、国民的な悲願たりえているだろうかー そうは、思わない。
●叶わない悲願はないかもしれないが、悲願と認められるレベルにならないと大きな願いは叶わない。
●要は、どれだけ日本代表の躍進を期待する声を高めていけるか。それが、W杯を戦う上での大切な要素になりそうな気がするがー いまもまだ、まるで足りない。

そうだよな~ このままだとヤバいよなぁ。
日本サッカー協会もそれなりに頑張ってはいるらしい。
今週「ニュース9」に協会理事補佐の宮本恒靖氏が出演していて、自分が代表キャプテンとして出場した日韓W杯の時はこんなに盛り上がった、などと語りつつ。今の活動を紹介していた。(←やらないよりはマシだけど、ちょっと付け焼刃的な気もした)

あと、金子氏のコラム(8/20付)で知った、ドイツで活躍する板倉という選手。
「それにしてもボルシアMGの板倉滉が素晴らしい」
これほどベタ褒めする選手、きっとW杯で見られるんだろうな~と楽しみにしていたら。
9/17付コラムでは、
「ボルシアMGの板倉が左膝靭帯を部分断裂した。(略)痛い。痛すぎる」
と板倉選手のW杯出場がほぼ絶望的であることを嘆いており、こちらまで悔しい気持ちになったもんだ。
またあるコラムでは、W杯の経験豊富な長谷部を選手の良きアドバイザーとしてチームに受け入れた森保監督(その器の大きさ)に驚嘆したり...。
もう、いちいち心を揺さぶられる。今どきの言葉で言うと”エモい”のだ。
本筋に入る前には大河ドラマや阪神タイガースなど、わかりやすい例え話も巧みだ。(いまだライター修業中のボクにはとても勉強にもなる)

オリンピックなどもそうだが、とかく”大会”というのは始まってみたら案外盛り上がったりもする。今の心配はただの杞憂に終わってほしいものだ。
とりあえず11月1日の午後、森保監督の会見を待とう。
「クボ・タケフサくん、君は当確っぽいね (^_^)v」。
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