あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

まるで罰ゲーム、胃&大腸カメラ

2020-06-28 | 健康第一
今週、無事に内視鏡検査(胃&大腸カメラ)を終えることができた。
正直、この手の検査はできれば避けたい・・・
「だって、怖いんだもーん」。
手術の時と同じような同意書を3枚も書かされるし。
そのうえ今回は初めてのクリニック(しかもその日は院長がお休みで、他院の代理医師による検査)ということもあって、
少し不安も・・・
ってことで、ボクにとっちゃ”罰ゲーム”みたいなもん。

また以前通っていた西宮のクリニックでは鎮静剤を使って「口から胃カメラ(挿入)」だったのが。
今回のクリニックは「鼻からの胃カメラ」、いわゆる経鼻が基本だという。
しかし、この歳になると新しいことにチャレンジするのが億劫になる。
「もしや、鼻から挿入して血管ぶち切れでもしたら!」
とマンガのような恐ろしい図を思い浮かべ、やっぱ口からが無難だよな~と…
ここはハッキリと「口からでお願いします!」と主張した。

午後一時前。いよいよ検査着(穴あきパンツ)に着替え、
「検査台に横になってください」という段になっても
看護師は喉に含ませる麻酔をボクに飲ませるのをすっかり忘れていた。
よほど口からのケースはないのだろうか? こっちから言ってみることに。
「すみません、口に含む麻酔、なかったでしたっけ?」
「あ、そうそう、そうでした! まだ横になったらダメですねー」と
看護師さんは紙コップを渡してくれた。
このどろんとした液体がめちゃくちゃ苦い。
なのに舌の奥で1,2分置いてから飲まないといけない(最悪!)。

その後、左側を下にして横になり、
鎮静剤を打つために左腕をゴムで締め上げられる。
「あれ? いつもは前腕(手首とひじの間くらい)に針を刺されるのに、
今回はひじの内側、いわゆる採血する箇所に針を刺されるんだ・・・」
と思っているあいだに薬が入り、そこからは記憶なし。
***
目覚めたら、ベッドに寝ていた。
「ここはどこ?」
そっか、検査が終わったんだ。
この目覚めた瞬間が好きだ。とーっても幸せな気分。(手術の時もね)
まだ麻酔が抜けなくて頭がふらふらする。

まもなく看護婦さんがきて「ピロリ菌の検査ですよ」と座ったまま、
なにかに息を吹き込むよう促される。
まだふらつくのでしばらく寝ていた。

午後1時に検査が始まり、なんとか起きて着替えができて、
先生の診察に呼ばれたのが午後4時頃。
さいわい大きな問題はないとのこと。
ただ、大腸の一部が念のため組織検査に回された。

初めてちゃんとお会いした代理の先生。
先週お会いした院長先生のようなハイテンションな方ではなかった。
落ち着いたフツーのお声と、たたずまい。(まだ若くて品があるというか、お坊ちゃま育ちなかんじ?苦楽園で開業されてるだけあるわ〜なんちって、、)
***
今回の検査でひとつ「医学の進歩」を感じたのは、
大腸検査の下剤がかなり飲みやすくなったこと。

以前のニフレックに比べれば、このマグコロールというのは ほぼポカリと同じ味で飲みやすい。

でも午前中はトイレとおともだち、なーんにもできなかったや。

そして午後4時すぎ、歩いて帰る途中でみつけた珈琲館で

この日の朝食をとった。
罰ゲーム、とりあえず終了。
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中国ドラマ「エイラク」が面白すぎて。

2020-06-24 | テレビ
5月の連休に見始めたBS12チャンネルの中国ドラマ「璎珞(エイラク)」。原題は《延禧攻略》。

(百度より↑)
月-金の夕方5時からの放送を録画し、夜の空いた時間に見ている。
全70話もあるこのドラマはようやく折り返し地点を過ぎ、今すんごく盛り上がっている。
先週、今週と次々と信じられない(関西弁で言うと ”えげつない”)ことが起こり、目が離せない。

思えばコロナでつらい時期もこのドラマのおかげでいいリズムがうまれ、乗り切れた気がする。
昨日は昨日で、新しい職場でズタズタに落ち込み、身も心も疲れて帰ってきても…このドラマがボクを待っていてくれた( ;  ; )。

本当は話題の韓国ドラマ「愛の不時着」のヒョンビンがみたーい、けど。
今は余裕がないので「アシガール」(特に若君)と、この「エイラク」で余は満足じゃ(^_^)v。

*おまけショット*
「エイラク」のある回で「杭州」が話題に出てきたので思わずパチリ。

杭州は… 
日本語字幕があるので助かりまする。

皇帝が手にした団扇には西湖の景色が。

 ああ懐かしのしーふー(西湖)!
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父の日に♬单车を聴く(by陳奕迅、李克勤)

2020-06-21 | DJ(おもに中文歌)
きょうは父亲节(父の日)。
父亲节は日本だけでなく 世界的な节日(節句、記念日)というのを
さっき杭州のラジオ番組を聴いていて あらためて気づいた。
「父の日特集」みたいなテーマで曲を流していたのだ(たぶん)。

そのなかで、ボクの大好きな曲がかかったのでアップしよう。
陳奕迅 Eason Chan《單車》[Official MV]

イーソンこと陈奕迅(チェン・イーシュン)の《单车》。(以前にもアップしてたらゴメン!)
単車とはバイクではなく、自転車のこと。
なぜこの曲が父の日に流れるのか?って。
それはこの曲が父と息子の思い出を歌った曲だから。
「百度」にこの曲の ”創作背景”が載っている。
(だいたいこんな内容↓)
「作詞をした黄伟文氏は自転車がだいすき。なぜなら彼は中学の時、父の自転車で海へつれて行ってもらった。
それが唯一、父に親近感と愛情を感じた機会であり。この経験によって、父の自分への愛に気づいたという。」

お次はイーソンと同じく香港の人気歌手・李克勤によるカバーバージョンを。
これは彼がMCも務めた大陸・湖南卫视の音楽番組「我是歌手」での映像、
「この曲をすべての”お父さん”に送ります」と言って、渾身の歌を披露します。

李克勤《单车》— 我是歌手4第5期单曲纯享 I Am A Singer 4【湖南卫视官方版】

ちょっとアレンジがオーバーだけど、聴かせるね~
粤语(広東語)が心地いい。何言ってるかさっぱりわかんないけど、
冒頭の ♪パテュ パテュ…の部分。普通語では ♪一切一切也都是为我而做=すべてのことはぜーんぶ、ボクのため。
いきなり父の愛が歌われている。
(最近天国に行ったおじちゃんのパパと重なって泣けまする(;_;))


ちなみにこの方、中国の李克强(リカちゃん首相)じゃなくて、香港歌手・李克勤ね。
彼は若い頃《红日》という曲(大事マンブラザーズの ♪負けないこと投げださないこと...のカバー)を歌って、一躍トップスターになったらしい。
とにもかくにも「父亲节快乐!」、
コロナで通勤も在宅もみーんなお疲れさま、おとうさんたちをねぎらいましょ。
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声の印象って大きい(特に男性)

2020-06-20 | 日記
コロナで先延ばしにしていた胃の内視鏡検査。
さすがにもう大丈夫だろうと判断、地元のクリニックに予約をしに行った。
面倒だが検査を受けるには まずは初診が必要だ。

初めて行くそのクリニックは、この春から日曜日の診療も開始した。なんとお休みは祝日のみ。
いつだったか、診療時間変更のチラシが新聞広告に入っていた。
(そういえば昨年から通う地元の歯科も同じようなことを始めている。今の流行りというか、患者を取り込む作戦かな?)

今どきは町の開業医でもたいていHP(ホームページ)があり、「ドクター紹介」のページもある。
HPによるとそのクリニックは「苦痛のない内視鏡検査」をウリにする内科を院長(男性医師)が、皮膚科を副院長(その妻)が担当している。
この副院長さんというのがなかなかの別品さんで、メガネ店のポスターに出てきそうなメガネ美人… というのは置いといて。

院長さんもメガネをかけ、いたって柔和なたたずまい。感じは悪くなさそう。
おっと、「クリニック理念」のページには医師2人のツーショット写真もある。
お似合いの2人〜 いつ撮ったものかわからないが、経歴から推測すると40代前半ってとこか。

事前に問い合わせた際「午前中は混みます」と言われ、夕方の診療へ。
一番乗りのつもりで行ったが(貴重な梅雨の晴れ間のせいもあってか)待合室にはすでに10人ほどいた。
しかし思いのほか早く、20分ほどで「タカハシさーん」。書きかけのチャットを途中でやめて、診察室へ。

診察室に入ると、そこには院長らしき白衣の人が。
あれれ、なんか写真と違うぞお。

「はい、こちらに荷物を置いてくださーい」
「きょうは胃カメラと大腸カメラの予約ですね、うんうん、そろそろしておいたほうがいいですね」

な、なんだ? この軽いノリは。
やけに高くてデカくてハイテンションな声にはびっくりした。
むむ、この声のかんじ、どっかで聞いたことあるぞ~ 
そうだ。NHKの日曜夕方6時「これでわかった!世界のいま」の永井伸一アナのノリにそっくりだ。
(あの番組、もうちょっと面白くできそうなものを、なんか物足りないのは永井アナの空回りっぽい司会のせいじゃねーか?と思ったり。最近見てないけど、、)

とにかくHPで受けた院長先生の印象とはあまりに違う、違いすぎる〜大丈夫か?
どこかだまされたような気分になりつつも内視鏡検査の予約をし、診療室をあとにした。

***
容姿だけでなく、声や語り口で人の印象は大きく変わる。
いつも北朝鮮による拉致被害者の1人、蓮池薫さんをテレビでお見かけするたびに、そのことを痛感する。もし蓮池さんが甲高い声だったら、印象はがらりと変わっていただろうなーと。
低音の語り口で女性ファンの多い、姜尚中さんなんかも同じ。彼の声が高ければ今の姜尚中氏はなかっただろう。

先月、電車のなかで新型コロナの専門家会議副座長・尾身茂さんそっくりの男性に遭遇した。
お向かいに座っていた。年かっこう、白髪のまじり具合、ふさふさ加減、黒縁メガネまでそっくりだけど。
いでたちはいたってカジュアルでスニーカーを履いておられた。
名付けて ”オフの尾身さん”。できればお声を聴いてみたかった。
しわがれた尾身さんの声。コロナと安倍総理に翻弄され、疲れ果てておられたせいか。
それとも、あれがもともとの声なのか。
2月3月以降、安倍政権がすべての判断を尾身さんたちに丸投げしているように思えて気の毒だった。
同時に、尾身さんたちのことを100%信用していいんかぃ?と疑っている自分もいた。
あの頃はボクも色々あって、気が変になりそうだったんだ。反省。

*おまけ*
今週アップした微信のモーメンツより。

あじさい選手権!ちょい残念なのは、うちのマンションのあじさい(8枚目のガクあじさい)がイマイチ綺麗じゃないこと。最後の写真はようやく届いたアベノマスクだよ。

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戦前のアメリカ映画『心の旅路』

2020-06-15 | 映画
先週BSプレで録画してあった古~いアメリカ映画『心の旅路』(1942年)を週末ブツ切りでみた。
アメリカ映画だけど舞台はイギリスで、主役の2人も英国俳優だ。
こちらが主演女優のグリア・ガースン。

美しい。イングリッド・バーグマンばりに。(>ごめん、適当なコメントで)

相手役はロナルド・コールマン(右)。

『風と共に去りぬ』のクラーク・ゲーブルってこんな雰囲気じゃねー?(← これも適当、、)

時は20世紀初頭。負傷兵スミス(ロナルド・コールマン)は戦争で過去の一切の記憶を失い(スミスも仮名)精神病院に収容されていたが、不当な束縛に耐え兼ねて脱走する。
街をさまよっていると偶然ローラ(グリア・ガースン)という女性に出会う。
スミスの身の上を案じたローラは彼を助けたい一心で旅回りの踊り子の仕事を捨て、ともに田舎町へと列車で逃亡する。
ほどなく相思相愛になった2人は結婚。3年後に子どもが生まれると、ようやくスミスにも仕事のチャンスが。
たびたび寄稿していたリバプールの新聞社から「あす、社に来てくれ」と電報が届き、スミスは妻子を置いてリバプールへ向かう。
しかし、スミスは訪ねて行こうとした新聞社を目の前にして道路を横断中、車にはねられる。(>まるで韓流ドラマにありそうな展開やがな~)

事故の衝撃でスミスの記憶はすべてよみがえる― 大富豪の子息、チャールズ・レイニアに戻る。
しかし同時に、復員後”スミス”と名乗った時代(含む ローラとの生活)をすべて忘れてしまうという残酷な事態に。
でも最後はハッピーエンドでめでたし、めでたし。

あちらの映画のジ・エンドの斜体、好きなんだよな~ とにかく、いい映画でした。

But,1つ素朴なギモンが。
映画の冒頭に登場するスミスは一見、うらぶれた戦争帰りのおじさん。
(ボスがOL時代の呑兵衛な上司に似てる、とか言うてます)
なのに美しい踊り子が身を挺して守ろうとする。なんでやー?

また、チャールズに戻ってからは美しい姪っ子にひとめ惚れされ「おじさまのことが好き、本気よ」と会うたびに迫られ、最後には婚約するほどのモテっぷり。
なんで~?
どうみても40すぎのおじさんなのに。
きっと彼は当時の典型的な二枚目だったんだろう。
(ちょっとクラーク・ゲーブルっぽいし)

余談:
元総理の田中角栄氏がこの映画の大ファンで繰り返しみていたらしい。
古い映画もバカにできませんな。今後もBSプレは要チェックだ。
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