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あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

子育てに保姆(シッター)が欠かせない中国

2024-03-26 | 中国 見聞録

杭州のカワユイお友だちに、宝宝(ばおばお=赤ちゃん)が産まれました。




これらは産まれて15日めのショット。

ママちゃんにも見せたら、生まれたての割に 顔がはっきりしてるな~と。


鼻も高いし、「肯定是美女=まちがいなくベッピンさんやわ~」と書いたら、

「是男孩子(笑)=男の子やで」と返事が。そうそう、そうだった。つい可愛いので”美女”なんて書いてしもたよ。

して昨日。宝宝の名前が気になって、チャットで聞いてみたら、最新のショット&動画(生後25日くらい)が送られてきた。



美女じゃなくって、帅哥(イケメン)ですな。

「実家のお母さんはまだいるの?」と聞くと、「母はもう(宁夏に)帰ったけど、(哈尔滨の)義父母が来てる」とな。そっかそっか。早く初孫の顔、みたいもんね。

そのあと「さっきの動画で喋っている女性の声は、〇〇阿姨」と聞き、産まれたての宝宝のために保姆=ベビーシッターさんを雇っていることがわかった。(阿姨=おばさん、あるいは年上の女性に対する呼称)

〇〇阿姨は2ヶ月、仕事をしてくれるようだ。そして「いま、宝宝は〇〇阿姨と寝に行ったので、私はちょっと休憩~」。

ななんと、シッターさんは泊まりで面倒をみてくれているようだ。絶対の信頼がないと、そこまで任せられないだろう。おそらく彼女のお母さんがいる間に(産まれる前から)、そのあたりの手配はしておいたのだろう。

われらが杭州にいた時、おじちゃんの同僚(独身女性)が深刻な病気で入院した際も、身の回りのお世話のための「保姆(ばおむー)」を雇っていた。入院期間が伸び、保姆が途中で替わることもあり、「保姆には当たりはずれがある。今の人はちょっと...」と彼女が言っていたのを記憶している。(ちなみに中国の看護師は日本みたいに患者の身の回りのお世話はしない。パッと見、かなりえらそう・爆)

今回垣間見た、中国でのベビーシッター事情。カワユイお友だちがいつ会社に復帰するつもりなのか?知らないが。実家で出産→その後の育児もガッツリお願いする(場合によっては預けて帰る)という選択肢ではなく、夫婦2人で育てる選択をした。そんな彼らの決断を心から応援したい。

(まあ、ひと口に実家と言っても、彼女の実家はロシアほど遠いからな~ なんたって中国は広い)

子育ての経験豊富な保姆さん(シッター)がいれば、ダンナさんが仕事でいない日中も安心。かたや日本ではいわゆる”ワンオペ”で頑張っている若いお母さんが多そう。こういう点は中国に見習ってもよさそうな気がする。もちろん、一朝一夕にはいかないけどね。

ps.宝宝の幼名は润发(るんふぁ)。香港スターのチョウ・ユンファ(周润发)からつけたのではないようです。

 

 

 

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ロックダウン中の上海市民を描いた漫画

2022-04-19 | 中国 見聞録
上海市の隔離生活も場所によっては延べ3週間に。

こちらは週末、上海のKちゃんちに届いたお弁当。
自炊をしない男性にとってはありがたいかも。

さて本日は杭州の知り合いのウィチャットで知った、ある漫画(上海市民の隔離生活を描いた風刺イラスト)をご紹介。
まずはこちら↓

「封鎖が解かれた一日目」にしたいこと。
1.8時:マクドナルドで朝食 
2.9時:理髪(美容院へ)
3.10時:映画をみる 
4.12時:海底捞(人気の火鍋屋)で火鍋 
5.14時:子供と公園散歩 
6.17時:日本料理店でお寿司 
7.21時:小龙虾(ザリガニ)を食べる 8.23時:寝る
と理想のスケジュールが書いてある。

お次は…

Q)おたずねします。こんなジャガイモとブロッコリー、まだ食べられますか?
A)それはあなたがどこにいるかによるね。上海だったら、食べられる!
(食糧不足の上海、少々腐っててもOK⁉︎)

お次は、その食糧調達に悩ましい上海市民のスマホのホーム画面。

食糧調達のアプリがたくさんダウンロードされている(右下の「毎日优鲜」はボクも杭州生活の終盤、お世話になりました)。
実際は殆ど機能していないだろうな~ 配達する人もいないし。

とにかく食糧が死活問題!ってことで、描かれたのがこちら↓

「いまの上海住民の日常」
寝ているワタシは(上から)地震でも暴風雨でも起きないし、(下へ)宇宙人が侵入してきても起きないのに、(下右)町内会が食べ物を配ると聞くととたんに目が覚める。
お次は・・・

「月度総括」3月は何をしましたか?
答え:31回、PCR検査を受けました。
ああ(><)

たくさんあるけど、そろそろさいごに…
「以前しょっちゅう聞かれたあの質問」

問い:「仮に一つ部屋が与えられ、ちょうどいい温度で食べ物もあって、携帯とWi-Fiもあるとしたら、どれくらいボーっとしてられる?」
答え:「一生(いくらでも)」
って、あの頃は若かった。わかってなかった~!(泣)

ちなみにこの漫画家さん、プロフィールみるとドイツ在住らしい。なんじゃい。(だから書いてる余裕あるのかな?)
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上海のロックダウンで配られた食材

2022-04-03 | 中国 見聞録
上海に駐在する会社時代の同期・Kちゃんから、昨夜こんなチャットが届いた。
「ロックダウン2日目、こんなのが届いた。巨大な青物は手ごわい(汗)」

たしかに…にんじん 大根 キャベツ 玉ねぎ じゃがいも、はわかるが。
真ん中の”巨大な青物”はなんぞや? 
どうやら日本で言う”茎レタス“らしい。
右は上からソーセージ、冷凍ワンタン、冷凍エビか。
だから、そろそろ自炊に挑戦したら?と事あるごとに言ってたんだよ。なーんて、こんな非常時に口が裂けても言えやしない。
どうやらこの食材はマンションの各住戸ごとに、同じ分量が配られたらしい。何日分の食材かもよくわからないという。

Kちゃん、卵や果物なんかは買えてる(買い置きしてある)のかな?と聞いたら、ない模様…ああ。
とりあえず、鍋にお湯沸かして、ざっくり刻んだキャベツとソーセージ茹でて、そこにワンタンを入れたら 具だくさんスープになるよ。
また、根菜があるから(塩&コショウはかろうじてあるようなので)ポトフ風のものもできるね、なんてオススメした。
ただKちゃんによると、水も節約したいらしい・・・うーん、悩ましい。

同じマンションには日本人もいるらしいが、ロックダウンは基本「部屋から一歩も出るな!」と言われてて、家同士の食料の融通もダメらしい。
***
日付変わって・・・
本日のお昼、こんな写真↓ が届いた。

「とりあえず切って、茹でてみた。茎レタスにも挑戦(笑)」
うう、涙ぐましい努力の成果。よく包丁使えたな〜頑張っているじゃーないか! いったい何の調味料で食べるのか?(塩コショウ味?)わからないが。これでひとまず飢え死にすることはなさそうだ。


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中国のマツコ⁉ 名物司会者・金星のこと。

2021-06-07 | 中国 見聞録
中国ネタに興味のない方にはヒジョーに申し訳ない m(__)m。
このブログはボクの備忘録にもなっているので、あしからず。

***
名物司会者・金星(じんしん)のこと

杭州にいる時にもここで触れたことがあるが。
中国のバラエティ番組で忘れられない女性司会者がいる。
「女性⁉︎」。
今は女性だが昔は男だったらしい。もともと舞踏家として海外で活躍した経歴を持つ、トランスジェンダーの金星(じんしん)だ。みんなには金姐(じんじえ:金ねえさん)と呼ばれている。
彼女はボクが中国杭州にいた2015-2017年頃、テレビで活躍していた。

▪︎毒舌がウリの軽妙なトーク。
▪︎旬のスターたちの懐にもするりと入り込んでしまう巧みなインタビュー。

とても早口なので殆ど聞き取れないが(中国語字幕を追っても、理解できてるのは半分くらいか?)。
その話術は見ていてちっとも嫌味がなく、胸がスカッとするような痛快さがあった。
そして本職のダンスはもちろん、コントも演技も難なくこなす。

日本でいうと誰だろう? マツコ・デラックスとカルーセル麻紀と上沼恵美子と黒柳徹子と・・・色んな人をドッキングさせてもまだ及ばない⁉︎
とにかく頭の回転が速くて多彩な人だ。

当時、金星の冠番組は2つあった。(いずれもテレビ局は上海卫视。 卫视とは衛星テレビのこと)
まずは、
)「金星秀」(じんしんショー)。

これは脱口秀(トークショー)、いわゆるトーク番組。
番組冒頭、金星の相方(アシスタント)の男性タレント沈南とその日のテーマに関係する小芝居を披露した後に、トークが始まる。

金星は最近遭遇した出来事や、旬の話題についてのトーク&持論を展開する。




一人語りといえば、かつて「NEWS23」のなかで筑紫哲也氏の「多事争論」があったが。金星の場合は政治の話はなく、庶民の生活に密着した話題、また業界の裏話などを笑い話にして披露する。(詳細が聞きとれず残念しきり…でも今の中国が少しわかっておもちろいのら)
相方のタレント、芸人?である沈南(中央)

トークの最中、相方の沈南が合いの手を入れたり、ボケたりして場を和ませる。

このメイン部分だけ、後になって杭州のFMラジオで流れたりしていた。
それ自体が「喋るコラム」というか漫談というか、一つの作品なのだ。
それだけ彼女のトークは価値があり、大衆の人気を得ていたのである。
(イメージはこちら ↓)

《金星秀》第125期:“私人空间”那些事 The Jinxing show 1080p 官方干净版

まさか中国で禁止されているYouTubeにアップされているとは。(最近知りました)

★「金星時間」:
番組後半に「金星時間」という明星(スター)のインタビューコーナーがあった。
これがおもしろいったら。ゲストは映画スターや監督さん、ドラマで話題の俳優など。
プライベートや恋人についての突っ込んだ質問もゲストは嫌がらずに答える。
ゲストは金星のことを金姐(金ねえさん)と親しげに呼ぶ。

(下の動画は、ドラマ・映画で活躍中の黄轩-ホアン・シュエンがゲストの回 ↓)

《金星时间》第20170329期:黄轩澄清跨国恋情 自曝演艺之路多坎坷【东方卫视官方超清】

彼ももとはダンサー、舞踏学校を出てるから、金姐と相通ずるものがあるかも。

徐静蕾(かつて”中国の松嶋菜々子”と言われた人気女優)の回もおもしろかった 。
 ↓
《金星时间》第20170322期:徐静蕾回顾演艺道路 自爆父亲对自己产生童年阴影【东方卫视官方超清】

長年結婚せずにいるうわさの恋人(俳優で歌手の黄立行)とのことを聞かれてもたじろがない姿が印象的だった。
今や映画監督でもある彼女。

★印象深い番組スタイル:
①中国のバラエティ番組では番組冒頭、司会者が大大的にスポンサー企業や商品を紹介。これでもか!というくらい強調する。
(日本でも昔はそうだった気がする。例えば「素人名人会」でアシスタントが盛んに“エビオス”をPRしていた記憶が...)

金星の場合もー 彼女が登場するやいなや、メインスポンサー「超能」(日本でいうライオンや花王のような会社)の洗剤のキャッチフレーズを連呼しながら、番組名を言うのだ。
こんなふうに・・・
「超能女人用超能洗衣机・・・」(超できる女は、超できる洗剤を使う・・・とかなんとか)、ちょっと早口すぎて正確には聞きとれない(><)。

スタジオのお客さんも楽しそう。

特徴その2

②トークがひと区切りするたび、金星のすぐ後ろにいる生バンド(ギター、ドラム、鍵盤)が短く演奏する。
まるでFMラジオのジングルのような役割か。ちょっとジャズっぽい音楽だ。これは臨場感があって楽しい。

金姐の後ろにバンドが控える。

***
長々とごめんちゃい!
つづいて金姐司会の2つめの番組を紹介。

)「今夜百乐门」(今夜はゴールデンナイト)。

同じく上海卫视の番組。おそらく「金星秀」の成功を受け、よりエンタメ性の高い番組を企画したのであろう。

こちらはいきなり生バンドの演奏と、金姐&レギュラー陣のダンスで幕が開く。

にぎやかなオープニングの最後にその日のゲストがド派手に登場↓

初回から中国を代表する二枚目俳優・黄晓明(ホアン・シャオミン)が登場。

おどけた自己紹介する黄晓明,しかし…


イケメンにコメディはちょいと無理あるね。

また、ある日のゲストはかつての香港四天王の1人、黎明(レオン・ライ)だったり。台湾偶像剧(アイドルドラマ)の人気女優・林依晨(アリエル・リン)も登場した。


番組の中心はひたすらお笑い、コメディ芝居だ。吉本新喜劇さながら。

カフェのウェイターに扮する黄さん↑
女性陣はレギュラー芸人たち。

数分の小芝居が終わるやいなや、さっきの番組よりもずっと豪華な生バンドの演奏が始まり、場面展開が行われる(わさわさとスタジオ移動)。
金星ら出演者がカツラや衣装を着替えるなど“早変わり”している様子も隠さず、カメラが追う。

小芝居は10場面近くあり、そのうちのいくつかにはゲストも参戦。
黄晓明は女装して故郷・青島の自分の母親役に扮したりも。
また黎明(レオン・ライ)はコントのなかで「かつての四天王のなかでは一番仕事がない」といじられたり。また、若い頃の主演映画「ラブソング」のパロディをやらされたり。
見ているこっちがハラハラするほどのギリギリの演出、これがもうたまらなく楽しかった。

スタジオで“バンドが生演奏“という趣向は、かつて日本にもあったな~と「シャボン玉ホリデー」や「夢であいましょう」(←これは古すぎてリアルには見てない)を懐かしく思い出した。

では最後に、黎明(レオン・ライ)が出演した回の楽しすぎるオープニングを。
 ↓
《今夜百乐门》第12期出场秀:黎明自黑四大天王“最差” 吐槽郭富城秀恩爱【东方卫视官方超清】

スターを前にして、なんでもあり!って感じがいいっしよ? ( ◠‿◠ )


***
当時、誰もが彼女の才能を認めていた。
ボクがお世話になった同じマンションの”安おじさん”も「金星、彼女は才女だ」と言っていた。

だが残念なことに・・ある時ぱったり、金星はテレビから消えた。謎の放送終了だった。
彼女の辛口トークが共産党の逆鱗に触れたのか? そのへんはよくわからない。
こんな記事も)

金姐は今どうしているのだろう。本職のダンサーに戻ったのか?
それとも夫ハンス(ドイツ人)や子どもたち(養子がいるらしい)との日々を楽しんでいるのか。

あの頃、異国でひとり寂しい夜に、偶然あなたの番組に出会えたことはラッキーだった、本当にありガトー!
金姐,感谢您! 我忘不了您( ;  ; )
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ハグする "热情" な中国人

2019-02-22 | 中国 見聞録
ひさびさの「中国見聞録」とまいりましょう(^^)/ 《ハグする "热情"な中国人》by ボスちゃん こんなことを書くのは こっぱずかしい気もするが。かの地(杭州)で忘れなれないのは「ハグ」である。 日本で暮らして50年、そうそうハグする機会なんてなかった・・・ な~んて言ってるのは私だけ? 今の若者たちにとっては日常動作で、ちょっとした挨拶の一つだったりするのかな? とにかく、かの地では色んな折にハグしてもらった。特に別れの時はね。 最初はハグといえば、欧米人の専売特許かと思った。 なぜなら、浙江大学の留学期間を終えて母国へ帰るクラスメイトたちと食事をし、別れ際にそれぞれと「ハグ」しあって別れを惜しむー あの時はてっきり、 彼らがイギリス人、チェコ人、オーストラリア人だから?と思っていた。 また、大学の補講のつもりで通い始めた、語学学校。 風邪で休んだあと、授業に復帰すると、教室に入るやいなや、 老師にギュッとハグされた。恥ずかしいけど、うれしかった。 ちなみに老師は30歳くらいの女性だ。 偶然知り合って、時おり訪ねていくようになった同じマンションの老夫婦。 この人たちもとっても"热情"で、とてもよくしてくれた。 特に阿姨(おばさん)は突然訪ねて行っても嫌な顔ひとつせず、 いつもまずは「ぎゅっと、ハグ」して迎えてくれた。 もちろん、杭州を去る日も(涙)。 別れといえば、帰る直前に挨拶に行った浙江大学の老師とも 最後にハグしあった。ストレートに「我喜欢您!」(あなたが好き)と言いながら。 日本人のお友だちのなかにも、最後にハグして別れた人がいる。 これがもし場所が@日本だったら、ありえないだろう。 ハグっていいな。体温を、ぬくもりを、じかに感じる。 身をもって相手のやさしさ、温かさに触れられた気がする。 中国でで覚えたハグ。今度はこちらから誰かに「ハグ」してあげよう。いつか、そんな出会いがありますように・・・。 (完) よくお友だちと集ったカフェ、コーヒースター。 最近閉店したみたい(;o;) (参考) ハグ、抱き合うは中国語で「拥抱(よんばお)」。また「热情(るーちん)」とは、心がこもっている、情熱・熱意溢れるの意。 上に出てきた同じマンションのおじさん、おばさん宛に 1月後半に出した年賀状が本日とうちゃこしたらしく、おじさんからチャットで連絡が。無事着いてよかった、よかった( ^ω^ )
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