あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

映画『碁盤斬り』にがっかり(-_-;)

2024-09-06 | 映画

とつぜん、時間ができたので映画でも観ようと思い立ち、少し遠い映画館へ。


以前お友だちがすすめていた草彅つよぽん主演の時代劇『碁盤斬り』を見ることに。前にここで見た、同じ草彅くんの『ミッドナイト・スワン』が素晴らしかったのもあってね。しかも『碁盤斬り』はネットの評価もすこぶる高い。
しかし、上映開始まもなく... 
あれあれあれ? なんか違うぞ~とボクの好みではないことが判明。いや待て、そのうち面白くなるかもと期待したが。途中であることがキッカケで草彅くん演じる元お侍さんの人格が豹変し、ますますおかしな方向へ。
この映画、先のストーリーが容易に読めてしまい、ちょっとね〜アレでしたわ(苦笑)。

こちら↓ ボクとほぼ同じ感想を抱いた方のレビュー。

【解説レビュー】映画『碁盤斬り』酷評-草彅剛の無駄遣い。面白くない2つの理由|清原果耶×白石和彌×柳田格之進【ネタバレ考察】

まあそれでも演者は皆さん熱演されておられたし(國村凖さんや清原伽耶ちゃん)、さいごは丸く治まったので後味は悪くはなかった。ただ、正規料金1900円の価値はなかったな~ こんな時だけ「早くシニアになりたい!」。

小腹がすいたので、


ロビーのカフェで簡単ランチ。

「バグダッド・カフェ」← 映画にちなんだ名前がいいね。

思いのほか美味しいホットドッグと


窓からの眺めに癒されて、映画館をあとにした。気分は小旅行〜♬

 

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喫煙シーン多し! 韓国映画『WALK UP』

2024-07-07 | 映画
昨日から突然、トイレのウォシュレットの温水が出なくなった。温度を上げても水しか出ない、うう...。TOTOさんのアドバイス通り、電源(コンセント)を抜いてリセットを試みたが、今日もやっぱりダメだ(TOTOさんが言うように経年劣化だろう)。こういう時、大家さん=分譲貸しの家主、の連絡先を知らないというのは不便だ。法人契約の管理会社は週末は休みときてる。明朝連絡するとして、はて、いつ取り替えてもらえるだろうか。しかし能登の被災地で続く断水を考えると、なんのこれしき! 
とことん、われらは便利な生活に慣れちゃってるんだね(~_~;)。

さて本題。小学校がひと足早めの夏休みに入ったので(担当する小朋友・悟空が中国へ一時帰国)、わーい!と解放された気分で神戸の映画館へ。



気になっていたホン・サンス監督(韓国)の新作『WALK UP』を鑑賞。

入場時に配られたカード。

おととし初めて同じ映画館で観た、ホン・サンス監督『あなたの顔の前に』がとてもよかったので、今回もいいんじゃない?と。

本作は地上4階建てのアパートを舞台にした人間模様。ほんとにこの建物しか出てこない。他のシーンは一切なし。

主役は日本人にとってはお馴染み、あの「冬のソナタ」でヨン様の同僚・キム次長を演じた俳優(クォン・ヘヒョ)だ。彼は映画監督の役で、彼を取り巻く女性たちとの話で、アパートの階を上がるごとに物語は4つの章(場面)に枝分かれしているという不思議な映画だ。ちなみに号泣・感動するようなシーンは皆無で、淡々とした会話のやりとりが何ともおかしみがあって心地よい。97分ぽっきりというのも腰痛もちにはありがたい。


全編モノクロの映画のなかで、何に驚いたって? とにかく喫煙シーンが多いのだ。登場人物がほぼ全員タバコを吸う。時には初対面の相手から”貰いタバコ”をし、スパスパ吸いながら語り合うシーンが多い。ってことは、韓国は映像作品での喫煙シーンに寛大なんだな。日本じゃ映画・ドラマでの喫煙シーンはコンプライアンスの関係でNGだと聞いている。それがチンピラ映画などでリアルさを欠いてしまい、ジレンマを抱える俳優さんも少なくないようだ。

映画後のおやつに...と高架下でゲットした、つぶあん入り塩パン。うまかっちゃん!

帰り道・・・三宮センター街のユニクロの店頭で


お花を売っているのをハッケン。その名も「ユニクロ フラワー」。

なかなかお安いじゃございませんか。近かったら買って帰りたい~

しかも七夕をまえに、笹の葉も飾られていて、

「彼女ができますように。」なんて願いごとがなんともほほえましく、かわいかった(> ごめんやで〜)。

結局お花はあきらめ・・・阪急神戸三宮駅の「御座候」で赤と白を1個ずつ買い、ママちゃんへのお土産としました。

 

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日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』

2024-05-31 | 映画

素敵な映画だった。”素敵ですね♡”〜最近いろんな場面でこの言葉を多用する傾向にあるが。これは正真正銘、素敵な作品だった。ストーリーはありがちだし、旅の途中で出会う人たちがいい人すぎるし、最後のまとめ方がちょいとくどすぎるし・・・と粗さがしをすればキリがないのだが。とにかく主演の2人、台湾俳優シュー・グァンハン(許光漢)と清原果耶がいい。

22歳の清原さんはここんとこ映画に引っ張りだこ。現在公開中の草彅剛主演『基盤切り』にも重要な役=草彅くんの娘役で出ているしね。本作をみて、世の映画監督やプロデューサーたちがこぞって”今の清原果耶”を起用したい気持ちがよーくわかった。ほんとにいいんだ。手垢にまみれていない美しさと確かな演技力。若手女優多しといえども、こんな人、そうそういない。


TOHOシネマで入場の際に渡された絵葉書(映画のワンシーン)。平日昼間なので4,5人しか見てなかった。

 

「日本のスクリーンで許光漢(シュー・グァンハン)が観られる」。

たまに覗くブログ「中華ぐるぐる丼」の、このひと言にボクの心は大きく揺さぶられた。シュー・グァンハンって誰だ? そんなにすごいの、カッコイイの? 

めざましテレビかなんかでみたプロモーションの映像では、台湾というより韓流スターっぽい風貌にみえた。


中国の百度百科、トップページのシュー・グァンハン。

あと、プロデューサーが台湾俳優の张震(チャン・チェン)というのも気になった。ウェキペディアによると、チャン・チェンがジミー・ライ氏の紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』にインスパイアされ、映画化を企画。監督には『新聞記者』『余命10年』が大ヒットした若手の藤井道人氏を切望し、プロジェクトが始動したという。

◆ストーリー:

*18年前の台湾。高校3年生のジミーはアルバイト先で4歳上の日本人バックパッカー、アミと出会い、天真爛漫な彼女に恋心を抱く。しかし突然アミの帰国が決まり、意気消沈するジミーにアミはある約束を提案する。
*現在。人生につまずいて久々に帰郷した36歳のジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取り、あの日の約束を果たすべく日本へ向けて旅立つ。東京から鎌倉・長野・新潟、そしてアミの故郷・福島へと向かう道中で、彼女と過ごした日々の記憶がジミーの心によみがえる。

映像がとても美しい。ロードムービーの要素もふんだんにあるので、ロードムービー好きのボクにはたまらない。『トランスアメリカ』はよかったな~。日台合作の『南風』はまあまあ。

またジミーときくと、台湾の絵本作家・幾米(ジミー)を思い出す。


幾米さんのHPから。かなり前に幾米作品を映画化した『向左走,向右走』(金城武主演)をみたが、期待はずれだった記憶が。

いかんせん、タイトルが言いにくい。「青春18×(かける)2ー」なんて「青春18きっぷ」のようじゃないか。「ほんで、なんの映画みたん?」と老婆に聞かれて、もごもごしてしまった。

とにかく主役の2人が”ステキ”すぎて。映画館出た直後、ボスちゃんとイオンモールをぶらつきながら。さも自分が清原果耶ちゃんになった?ような気分でボスちゃん、超ゴキゲンでした。

*おまけ*

まさかや〜!あの周杰伦(ジェイ・チョウ)が監督・主演をつとめた映画『言えない秘密(不能说的秘密)』が日本でリメイクされるってさ(まもなく公開)。


すんません、ネット記事はいしゃく。

主演は京本大我と古川琴音だってよ。京本大我はピアノ弾けるの? そもそも設定が違うのかな?


リメイクといっても、まったく別もんでしょうな。龍井茶さん、情報非常感謝です!
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映画よりも話題になった 贾玲(ジアリン)の50㎏减肥

2024-02-20 | 映画

中国にはお正月映画というのがある。かつて日本で寅さんシリーズが封切られたように。

春節期間に「クチコミの上位3作品を観に行きました」とウィチャットでアップする人もいた。

その中の一本がこれ↓


国民的喜劇女優・贾玲(ジアリン)が監督・主演した『热辣滚烫(ルァラァグンタン)』。ヒリヒリ、とてつもなく熱いという意味だが。調べてみると日本の映画をリメイクしたものらしい。安藤サクラ主演『百円の恋』。これ、脚本が朝ドラ「ブギウギ」の足立紳さんなので面白そうだ。

ウィチャットを見ていると、この作品が話題というより、監督・主演をつとめた贾玲が撮影のために100斤(50㎏)も减肥=ダイエットしたことが大きな話題を呼んでいるようだ。

もともと太りやすい体質だという彼女。お笑い芸人という意味では、ぽっちゃりしていた方がよかったのかな?

前作、2021年の春節映画だった『你好,李焕英(こんにちは、私のお母さん)』の時は、


こんな感じだったが。
今回の撮影のために、

ここまで変身した。

まるで別人ではないか。

どうやら撮影の途中で痩せて、後半の撮影に臨んだっぽい。

ウィチャットを見る限り、やっぱり彼女は大衆に人気があり、しかも尊敬されてるんだな~と感じる。日本じゃ、お笑い芸人だとちょっと軽く見られる傾向があったりするでしょ。でも中国ではそんなことはない。今回の贾玲にしてもそうだけど、彼らの陰のたゆまぬ努力を一般庶民はちゃーんと理解していて、そこに尊敬のまなざしを向けるのだ。


テレビでよく見かけた贾玲はこんな感じ。

ボクは杭州時代から、感覚的にあんまり贾玲のことが好きになれなかったけど。言葉がちゃんと聴き取れれば、また違ったかも。

やっぱり日本はジェンダーの面では中国よりはるかに遅れてるなぁ。日本の映画界で監督・主演をこなす北野武さんばりの女性なんて、当分出てきそうもないしね。

*おまけショット*

きのう阪急電車の車内でみかけた、ある就活のポスター。


福井も相当、人出不足なんでしょーか。(合説は豪雪とかけてる?なわけないか)

人手不足といえば。今年の年賀状である友人が嘆いてました。障がい者を支えるヘルパーさんが人手不足で、このままじゃ生活自体が立ち行かなくなると。切実な訴えが届くといいけど...。

 

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イランが舞台の『聖地には蜘蛛が巣を張る』

2023-07-05 | 映画
♪ピーピーピー、どこからともなく聴こえるリコーダーの音色。物悲しい旋律・・・耳をすませば、映画『ひまわり』のテーマソング。いい感じだ。今どき学校でこんな曲を教えているのか?
YouTubeで誰かリコーダー演奏の『ひまわり』をアップしてないか探してみたが、「ひまわり」と検索しても『ひまわりの約束』(秦基博)しか出てこなかったよ、、。

毎月一本は映画をみたいと思っている。
6月、『グッドモーニング,ベトナム』に続いてみたBSプレミアムシアターは、アルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』。
これ、新聞でみつけた時、主役がアンソニー・パーキンスとあるから録画した。しかし見始めても、いっこうにアンソニー・パーキンスは登場しない・・・。いや、すでに登場していた(怪演を披露)。ボクが見たかった俳優はアンソニー・パーキンスではなく、アンソニー・ホプキンスだった。
それでも『サイコ』はおもしろかった。ヒッチコックの映画って、あの有名な『鳥』もそうだけど。見ていてハラハラ、ドキドキ。そっち行っちゃダメ、殺される!とわかっていながら、人々は突き進み、あぶない目に遭う。次のシーンが怖くて、録画再生を止めたりしながらみていた。

映画館でみたのは、新聞の映画評を読んで以来、ずっと気になっていた『聖地には蜘蛛が巣を張る』。

ペルシャ絨毯(&イランの娼婦)がデザインの変わったポスター。
イランが舞台の映画ってなかなかない。(但しこの映画、製作はデンマーク、ドイツなど。イランにあらず)
娼婦ばかりが狙われる連続殺人事件の解決に乗り出す、女性ジャーナリスト役の女優さんがカッコいい。
前から常々思っていた、映画の公式サイトについての不満がある。映画館情報が「THEATER」と表示されているものが多くてわかりにくいのだ。「劇場情報」ならまだいいほう。シンプルに「映画館(情報)」でいいと思うんだけど…。

*おまけショット*

梅シロップはすでに完成。なんとか蒸し暑い夏を乗り越えたいもんですな。
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