あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

ユタカ、ありがとう(@日本ダービーを観戦)

2022-05-30 | スポーツ
猛暑となった日曜はラグビーにバスケ、カーリングなど各種スポーツの決勝が行われ、特にNHKさんは中継に大忙し。
午後、ママ家に行くとちょうど競馬の「日本ダービー」が始まるところだった。
競馬にゃ興味はないが(特にJRAのCMは苦手)、この日本ダービーが特別なレースであることくらいはわかる。
大観衆の熱気が画面からも伝わってくる。セレモニーで石川さゆりが「君が代」を歌う。気の荒い馬たちはなかなかスタート地点のゲートに入ってくれない。そりゃぁ馬だって、走りたくない日もあるだろう。
ママちゃん:「騎手はたしかレース前にどっか部屋に隔離されるんやで。そうでないと、駆け引きで色々言うてくる人もいるしな」
ボクも聞いたことがある。あとで調べるとこういうことだった。

さて、今回の日本ダービーでボクが知っていることといえば、フランス人のルメールさん、福永祐一、武豊といった騎手が出ることくらい。
お馬さんのことはまったく知らないが、「オニャンコポン」という名前は気に入った(猫とは関係ないみたい)。


午後3時40分、レーススタート。わーわーわー、何ともいえない高揚感。疾走する馬たちはこの一瞬のためにどれほどの準備を重ねてきたのだろう。
最後の直線で後ろからガーッと攻めてきたのは武豊騎手のドウデュース。そのまま突っ走って勝った。さすが武豊だ。

武豊といえば。つい先週「ボクらの時代」で仲良しのヒロミ、山本昌と対談しているのを見たばかり。なんでも奥さま(佐野量子さん)が趣味のスケートにハマっているとかなんとか。とにかく3人でたわいのない話をしていたけど。そのオンエアの翌週に日本ダービーで6勝目! 53歳にして第一線で活躍しているってすごいじゃん。

武豊のドウデュースが勝った直後、競馬場の熱気がすごかった。ウイニング・ランでは「ユタカ、ユタカ!」とユタカコールが起こり、ゾクゾクした。競馬、これは一体スポーツなのか? 独特の世界観というか空気感に圧倒された。「これ、やり出したらハマるかも!」夢中になる人の気持ちが少しわかる気がした。「パドックで美しい馬を眺めているだけでも、たまらないんだよ」とその昔、競馬好きな知り合いが言っていたのを思い出した。

この夜、まもなく隔離が解かれると聞く上海のKちゃんにチャットしてみると。
「昨日、外出許可が出たので近所を散歩」と写真が送られてきた。6月1日になって隔離が解かれるといっても、時間制限はあるし、店は殆ど開いてないのであまり期待できないとのこと。
そんなKちゃんもテレビで日本ダービーをみていたようで、
「ユタカ、6勝目で元気が出た」。

Kちゃんに元気をくれた武豊&ドウデュース。そうか、競馬もまちがいなくスポーツだ。
”スポーツの力” なんて陳腐な言葉は使いたくないが。今日は「いい物を見た」と心から思えた。何よりママちゃん・Kちゃんを元気にしてくれたユタカこと武豊には「ありがとう」の気持ちでいっぱいだ。

*おまけ*
ママ家ではその後チャンネルを替え、プロ野球に。ちょうどBIGBOSS率いる北海道日ハムが巨人に勝ち、ヒーローインタビューが始まった。プロ初勝利の投手と猛打賞のルーキー、そして今やベテランとなった帝京魂☆杉谷拳士は新キャラの被り物をして登場。


ついさっき、武豊のインタビューをみたばかりだったせいか、
ママちゃん:「今日はなんや顔ばっかり見る日やな」(> はぁ?)
ママちゃん、元気でなにより(^^;)








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老婆、髪を切る

2022-05-27 | ママちゃん日記
昨日ママ家に行ったら、老婆の髪が心なしか短い。どうやら自分で切ったようだ。
老婆はかれこれ1年以上は美容院に行けていない。前回も自分で切っていたが、その仕上がりたるやひどいもので、昭和の夫婦どつき漫才の「敏江・玲児」の敏江ちゃんを彷彿とさせた。でも髪は伸びる。数日もすると、さほど気にならないスタイルになっていた。
今回は前回切りすぎた反省を踏まえてか、極端に短くはなかった。白い髪がボーボーになってくると「切ったげよか?」と一応言ってみるのだが、老婆はすかさず「いらん」。ホントにかわいくない。人に何かやってもらうのが大嫌いなのだ。

老婆を”ママちゃん”に戻そう。ママちゃんは長らく予約して行くような美容院には行っていない。商店街のリーズナブルなチェーン店で、待ち人がいないタイミングに入店するのを好む。超せっかちなママちゃんは待つのが苦手。というか待つことができない。ちょっとでも待たされるとイラついて、挙動不審な人になる。

めずらしいママちゃんショット(昨年後半)これ前にもアップしたっけ?

きのうは国会中継で答弁する岸田総理をみながら、
ママ:「この人、髪の毛 染めてはるらしいな。染めんでいいのに~」
我: 「そら染めるやろ。全世界から注目されてるんやで、若々しく見られたいやん」
ママ:「どうせ染めるなら、もっと上手に染めんと。生え際が不自然や」
我: 「最近ご多忙やったから、生え際だけチュチュチュッと塗ったんちゃう?」

ああ、書いてて恥ずかしくなる会話ですな。
***
一方、ボスちゃんも帰国後は美容院が定まらず、困っているようだ。今のジムショに住んで丸4年、その間ホットペッパービューティーで予約し、行ってみたお店は4店舗。それ以外にもお向かいの店、裏の店、商店街のチェーン店・・・と行った店は計7店舗にのぼるが、どこも決め手に欠ける。実を申せば、杭州で通っていた美容室のほうがカットもパーマも上手だったのだ。洗髪の若僧クンとの中国語の会話練習も楽しかったしね。

杭州のお店TIGIの文迪(ウェンディ) 
美容師さんの多くはイレズミされてましたね。街中にイレズミのお店も多かった。

こちらが文迪、さいごの作品。これが特別成功ってわけでもないが。


それにしても美容院に関しては断然中国の方が上、ってどういうこと~? 
ただ単に、いまボクらが住んでる町が田舎ってことか、、。 
(但し、リタッチ専門店に関しては近所にいいお店があり、気に入っている模様)

数日前、ボスちゃんも無性に髪が切りたくなり、後ろのちょんまげ(ゴムで束ねている部分)をブツっと切ってしまいたい衝動に駆られる(血は争えないね)。が、そこは思いとどまり。まずはYouTubeで「自宅で髪を切る」動画をみて、どうやら”すきばさみ”という道具が必須とわかり、あきらめる。
それでもちょっとは切らないと気が収まらず、前髪だけをチョキチョキやって、その場をおさめた。
ボスはドライヤーのたびにホットフラッシュを引き起こすため(大量の汗)、いっそのこと坊主頭にしたいくらい、と毎回思うらしい。乾きにくい髪、というのがお悩み。「あるだけええやん」というおじちゃんの声が聴こえてきそう(;^ω^)。

うーむ、来たるべき老後に備え… 
今から自宅カットの腕を磨くとするか。(わし、坊主でなにより)
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気になる映画(2)『東京2020オリンピック』ほか

2022-05-26 | 映画
最近、藤井風や佐々木朗希クンなど若い男性をよく眺めていたせいか。街角や電車の車内で中年男性を見かけると、すんごいくたびれて(ひいては年寄りに)見えてしまう。いやぁ~困ったもんだ。(うちのおじちゃんもその一人、、)

中国語の授業でのこと。開始直前まで教室に現役の男子学生が2人いた。教室に入った瞬間、「あれ? 新しい同学(クラスメイト)かな?」と思ったボク。彼らは結構馴染んでいて(>当たり前じゃ、そこは大学やし)、いつもは50~70才くらいの高齢同学しかいない教室が心なしか華やいで見えた。彼ら2人が出て行ったあと、ボクはそこにいた先輩同学に向かって、
「(今出てった)彼らみたいな若い男性を、中国語でなんて言うかご存じですかぁ~」
と言いつつ、ホワイトボードに「小鲜肉(しゃおしえんろう)」と書いた。
「肉! なんか、ナマナマしいわね~」てな反応もあったり、さいわい皆さん興味を持って聞いてくれた。
いつも真面目な最前列の同学は「ちゃんとノートに書いておきました」とほほ笑んでくれた。
が、ちょっと「しまった!」と思ったのは。クラスにはただ一人、男性がいましてね。小学校の校長を勤め上げ、定年退職後に中国留学されたというツワモノで、大阪弁まる出しの中国語を喋るんだ。そんなクラスの重鎮をよそに、
「小鲜肉。そうそう、若いイケメン、みたいな」などと女性たちとはしゃいでしまったボク。
どうもすみません! と心の中で(三平よろしく)つぶやきスベっているうち老師が登場、授業がフツーに始まった。(なんのこっちゃ!)

では本題。こあま的「気になる映画」のつづきです~

3)『東京2020オリンピック
理由: テーマソングが藤井風。そして河瀨直美監督作品にハズレはないと思うから。
しかしね、これ「2部構成」になってて。SIDE:Aが6/3公開、SIDE:Bが6/24公開って、2回も映画館に足を運べる人ってなかなかいないんじゃない? そのうちテレビでやるでしょ、なんて考える方も多そう。

4)イタリア映画『ひまわり』(再放送が始まった朝ドラ「ひまわり」ちゃうよ)

理由: 言わずと知れたソフィア・ローレン主演の名作。ウクライナの広大なひまわり畑が撮影地となっているので見てみたいのと、ウクライナ支援(募金)として上映されていたりもするので。
Amazonプライムでもみられるか? と調べたら有料(299円)でちた。でもやっぱ、ひまわり畑は大画面でみたいもの。

5)『マイスモールランド
理由: 埼玉に住む17才のクルド人少女が主人公。難民認定が降りず、父が不法就労で入管に収容され…という在日外国人のお話は、昨年読んで大いに感化された『やさしい猫』(中島京子)を思い出さずにはいられない。(たしか日本語教師のKちゃんも見たと言ってたね)
ウクライナ難民は大歓迎と体裁をつくろう一方、よそ者には冷たすぎる日本政府の問題点をみんながもっと知るべき。このような映画をみんなで見て、知って、声を上げることが大事なのだ。

6)『プリズン・サークル
理由: 先々週の(朝日新聞)書評欄で同名の書籍版が紹介されていて、この映画の存在を知る。刑務所内を2年間撮影して完成させたドキュメンタリー。ただ、撮影地の「中国山地の山間にある男子刑務所」とあるのを、てっきり中国で撮影したものと勘違い。よく読むと(いや、普通に読んでも)日本の中国地方であることが判明し、少しがっかり。
書評によると、坂上香監督自身も子どもの頃に集団リンチを受け、その影響で家族に暴力を振るったり…と何やら壮絶な経験を経てきているらしい。映画は完全に上映が終わったみたいなんで、図書館で本を予約ちゅー。

いじょー。がっかりした? ごめんね~ 今どきの売れっ子俳優がテレビで宣伝している映画にはそそられないボクでした。
結論:映画を観に行けなくなったのは、歳をとったということか。哎呀!アイヤ〜
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こあまの気になる映画‐『冬薔薇』ほか

2022-05-25 | 映画
2月に『ドライブ・マイ・カー』を見て以降、映画館に行けてない。
映画自体、3月に『香川一区』(有料配信)と『長江哀歌』(BSプレの録画)を見たっきりだ。
時間がとれないのと、カラダのことを考え、じっと座っている時間をつくらないようにしているのも大きい。地元にも映画館があるにはあるが、見たいものはやっていない。
てなわけで大好きなヘプバーンのドキュメンタリー映画も行けずにいる。(まだやっているだろうけど終盤は朝一番とか夜上映になっちゃう、、)
今回は近々公開予定の”気になる映画”をピックアップ。

1)『冬薔薇(ふゆそうび)


★気になる理由:主演が伊藤健太郎だから。そして阪本順治監督作品だから。
阪本順治監督といえば、古くは『どついたるねん』(赤井英和)に始まり、『顔』(藤山直美主演)、『KT』など骨太の人間ドラマが多かった。『大鹿村騒動記』や『冬のカナリアたち』以降、ここ最近のは見ていないが。阪本監督が伊藤健太郎に当て書きして脚本を書いたというこの作品。はて、どんな世界観をみせてくれるのか?

2)『はい、泳げません
★気になる理由:YouTube広告でこの映画を知り、びっくり。なにせ15年以上前に読んだ同名ノンフィクションが今頃映画になるなんて。たしかに原作は面白かったけど、映画界もかなりネタ不足なのね~と思った次第。

原作本を書いた高橋秀実氏は作家・村上春樹のもとで取材スタッフなどをされていたことでも知られるお方。
予告編で興味をそそられたのは、なんといっても主演が長谷川博己ってこと。泳げない役を彼が演じる。彼ならみてもいいかな~と。でもW主演で綾瀬はるかっちゅうのがどうもね。新鮮味に欠けますな。(もしや、スポンサーにユニクロとかグリコとか?)

(つづく)






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かつての通学路に「わたし入籍します」

2022-05-23 | 中文


先週、中文講座の前に高校時代の通学路(阪急茨木市駅→JR茨木駅あたり)を歩いていると、

最近SNSなどで話題のお店をハッケン。
なんのお店だかわかる? 
関西の方はおそらくご存じかと。
(答えは一番下へ)

さて通学路さんぽのつづき。

右手に茨木市役所がみえる交差点、その名も

高橋。(>だからなんやねん!)


神社に立ち寄り、健康祈願。残念ながら本殿は令和の改修中。
ちなみに「茨木神社」と刻まれた文字を書いたのは、

「横田祥瑞 謹書」とある。なんとボスちゃんの高校時代の選択科目・書道の横田先生のお名前じゃぁないですか!

交差点名でもある高橋には、

最初にアップした”茨木童子”の像が。あの歌舞伎でも有名な「外郎売(ういろううり)」にも登場する鬼っ子は茨木市のマスコットキャラクターらしい。

うしろ姿もパチリ。

この橋、高橋〜(もうええて)
***
さて「わたし入籍します」のことをウィチャットでもクイズで出題してみました。


日訳)なぞなぞ:「わたし入籍します」ーこの看板はいったい何の店?または会社?
①結婚紹介所 ②お見合い会社 ③化粧品店 ④高級指輪のお店 ⑤高級食パン屋
正解はどれ? 当ててみて。

この日、クイズに回答してくれたお友だちは計6名。
①が1名、④が3名、⑤が2名 でちた。

で、正解は⑤の高級食パン屋さん

ハズカシ―店名ですな!(結局買わずに通り過ぎまちた、、)
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