あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

緊急かいぎ〜 の巻

2018-04-30 | 日記
きのうの 昼下がり、
弊ジムショ内にて

"緊急会かいぎ" を召集!

帰国の日が迫り、荷物の仕分けはほぼ決まっているというのに 助手たちが 船便 or 航空便?
一体 どうやって帰るかが決まっていないのだ。


厨房の見張り番として 10年以上 仕えてくれた執事の酢ブタ。彼は高齢を理由に航空便をキボー。

おつぎは

昨年 敦煌のシルクロードホテルでスカウトした
ラクダくんと


今年の春節、カワユイお友だちがタイから連れ帰ってきた ゾウくん。
彼らはみずからの重量と新参者であることを鑑み、奥ゆかしく船便をキボー。
見知らぬ島国に行く決断をしてくれただけでもありがたい。

おつぎは、
いつも 冷蔵庫にはりついてる
このお子ちゃま…


「麿は の〜 じつをいうと かの 阿倍仲麻呂のうまれかわり。なので できれば遣唐使船でかえりたいのだけれど。麿はまだちっちゃいから やむをえず空便でかえるのじゃ〜」


なんか 言うてますが、
よく聞こえないので ほっときましょう。


うーむ。できればみんな公平に空便で帰りたいもんです。
なぜなら おひっこしは帰国してからが本番、
忙しいからね (-。-;

*おまけショット*

いまのうちに

南国フルーツ 龙眼 をたぺておきましょ。


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お友だち"大海"の 目からウロコ話

2018-04-26 | 日記
いま日本で人気のスポーツといえば
やっぱり野球?

こちらではテレビで

バスケの国内リーグを中継していて


外国人選手も


チアリーダーもいるや。

先週はここ浙江省のチームが遼寧省のチームと
対戦する決勝戦みたいなのをやってまして


どでかく手ごわい 遼寧省のエース的なおっさん。


はじめてじっくり見てみたら 手に汗握る接戦で


ハラハラ、ドキドキ。


結局 負けました。できればナマで観たかった〜(~_~;)

***

先週 中国人のお友だち(愛称:大海 だーはい)とランチ&お茶しました。

ちなみに大海は日本語が喋れます。
とても流暢だし、見た目も雰囲気も日本人ぽい。

彼女とは ボスが大学近くの 漢方医に
通っていた頃、医療通訳でお世話になりました。

好きな音楽も似ていて、なんとなく気が合う…
昔から知ってるような ふしぎな感覚でした。

今回なにげなく大海の家族の話を聞いたことから、これまた中国のある地域の興味深い話を
知ることができました。

大海の老家(実家)は浙江省の温州と聞いていたのですが、

これが大陸の中の浙江省の位置。

今回よく聞いてみると 青田(青田県)というところでした。
(こちら 浙江省の地図)

杭州(上の赤マル)からは かなり離れている
青田(下の赤マル)。
温州市というより、管轄は丽水市のようです。
(中国では市の下に 県がある)

年代的にも てっきり独生子女(ひとりっ子)だと思っていた大海。
今回初めて 年の離れた お兄さんと お姉さんがいることを知りました。
(ひとりっ子政策に則り、ご両親は政府に罰金を払ったようです)

年の離れた兄と姉はすでに結婚していて
子どもがいる…
そこまではフツーの話だったんだけど。

お兄さん お姉さんはどこに住んでるの?
と聞いてびっくり。
2人とも西班牙=スペインにいるというでは
ありませんか。

聞けば、彼女の実家・浙江省温州近くの青田というところは 昔から海外志向が強く、
住民はヨーロッパやアフリカ、なかでも特に
スペインで働く人が多いんだって。

中国に しかも浙江省のなかに
そんな町があるなんて〜 びっくり!

早速 帰ってから、青田を百度(中国のヤフーみたいなサイト)で検索してみると…
下のようなことが書いてありました。

浙江省の東南部に位置する青田県は、
人口たった48万人のうち なんと華僑(国外に居留する中国人)が22万人、うち半分もがスペインにいるんだって〜。

青田の多くの家庭では 壁に世界地図が貼ってあり、子どもたちは各国のコインや紙幣を普通にみることができる。
なので、すでに使えなくなった ヨーロッパ ECに加盟していた各国のコインすら 子どもたちはよく知っているとか。

また青田での特殊な現象として、
いくつかの同窓会はスペインで開催されているんだってよ〜 おもちろいね!


そっか〜 大海が流暢な日本語を話すのも
青田では 決して珍しいことではないのかもね。
(ありがと〜大海!次は日本で会えるかな?)




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さいごの旅ー 西藏 林芝へ(ラスト4)

2018-04-23 | 旅行
お粗末な旅レポも ラスト…

林芝の 3日め。

あれれ?


風邪でダウン、ホテルでおやすみ〜

前の日、

甜茶をのみながら バイマーの話を聴いている時から 喉がなんかあやしい… とは思ってたんです。
夜は たぺに出るのも面倒なので

(以下 スマホの画面)



前の日たぺた麺を外卖(出前)、
ホテルの部屋に届けてもらいました。


ホテルの部屋からの眺め。
この日 みたのは この景色のみ。

なので おじちゃんひとりで
バイマーたちと観光へ。

なかなか おもちろい体験ができたようです。


近くの ある村の


藏族,チベット族の お家をアポなしで訪問。


おじゃましまーす


おうちのなか


名物 バター茶です


西藏の主食 青稞(ハダカムギ)
青稞はヘルシーな食材。なので藏族の人はガンになる人が極端に少ないんだって。


こうして 手でこねてたぺます。


それもこれも…
同じ藏族の导游(ガイド)、バイマーのおかげ。

ボクもいきたかったけど
おじちゃんだけでも 貴重な体験ができて
よかった (^o^)

夜はまた

同じお店で出前をとりました。
(ただ 失敗したくないだけ、、)

***

翌朝、空港へ。

バイマーとは ホテルでお別れ ( ; ; )


张师傅が 空港まで送ってくれました。


途中、野生の桃の花をみかけました。


さよなら 林芝〜


空港のなかへ


チェックイン カウンターは長蛇の列。


交通整理? をしている空港の係員(化粧が濃ゆ〜い、顔だちはどうみても藏族ぽくなかたよ)


またもや 飛行機までバスで移動(&タラップのぼり)


さよなら 西藏〜

このあと、風邪ひきのまま 飛行機に(乗り継ぎを含めて)2回乗ったボクは


エライ目に遭いました…
機内で下降するとき 耳が痛いのなんの!

帰ってからもしばらく耳が聞こえず往生しました。これも西藏みやげかな…



〜 修行の旅 ジ・エンド〜
(いやはや 引越しまで まだまだ修行はつづく…)






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さいごの旅ー西藏 林芝へ (3)

2018-04-22 | 旅行
林芝の2日め〜

出発してまもなく、
道路の真ん中で牛さんが立ち往生。


車からは雪山がみえたり


野生の桃がみえたり


ヤクちゃんや 牛の放牧も。

途中、ボスちゃんがトイレに行きたいと行ったら


とある食堂の裏にある トイレに案内してもらいました。
中に入ると ドアのない "溝トイレ"でしたが、
昨年の拉薩(ラサ)に比べると
かなりマシでした。

というのも 林芝についたとき
ボスちゃんが 懸念していたのが…

ガイドのバイマーが結構若くてイケメンなので、もし拉薩に行った時みたいに
川沿いの"青空トイレ"を利用しないといけなくなった時、どうしよう? と。

だって だって…
拉薩の時の ガイドさん(ドルジェ おじさん^_^)なら「この辺りでどうぞ」と言われても
結構平気だったけど。

若いバイマーのそばでは とても恥ずかしくて
おし◯ なんか 出せないよ〜と。


移動ちゅー 振り返って説明する バイマー

しかし それは幸い 杞憂におわりました。

西藏も ここ半年で高速道路が開通して便利になり、また林芝は拉薩の時よりも 遠方に観光に行くこともなかったので助かりました。


途中、川沿いの桃をおじちゃんが撮影希望したので 車を降りたボクたち。


途中の民家の景色



11時すぎ、観光地 巴松措に とうちゃこ。


これが 巴松错という湖。


こんな島もありました。


かわいこちゃん とも 遭遇。


藍よりあおい 湖たね〜


で、ランチをたぺたときには


とうに3時をすぎてました。
(例の 朝 トイレをお借りしたお店)

観光地はどこも似たりよったりだし、
ボクはあまり興味ないのですが。

このあと ボクの好奇心 というか
ライター事務所の助手として長年鍛えられた
"取材魂"を揺さぶられる 出来事が・・・⁉︎

***

夕方、観光地から戻ったボクたち。

西藏に来たというのに
まだ一度も奶茶=ミルクティーを飲む機会がないなー? と思っていたところ。

ガイドのバイマーが お茶に誘ってくれました。

藏族の麺なども食べられるレストラン兼 茶館。


バイマーによると 西藏ではミルクティーのことを奶茶ではなく 甜茶(あま..い お茶)というらしい。


ボクたちに甜茶をついでくれる バイマー。

ここでバイマーが話してくれた 自らの生い立ちにボクは衝撃をうけました。

彼の 老家= 故郷は
西藏の那曲 なーちゅ というまち。

那曲… うん、おぼえていますとも。

昨秋、青海省の西宁から 拉薩へつながる
青藏鉄道に乗ったとき、


朝早いじかんに 停車したのが
ひっそりとした 那曲駅 でした。

1980年代生まれの バイマーは
那曲の遊牧民の家に生まれた。

遊牧民の子は学校へは行かず、
家の手伝いをする。

家にはテレビはおろか、電気もない。
電灯がない。なので 日の出とともに活動し、
日暮れとともに寝る。

夏は 冬の住処から なるべく遠く離れたところへ
牛たちの草を求めて 転々と テント生活。


そんな遊牧民の子 バイマーは
12才の時に単身 拉薩へ。

両親が長男である彼を拉薩の寺にあずけ、
仏教を勉強させようとした。
ようはお坊さんにさせたかったんだね。

ある時期は 昼は仏教を学び、
夜は夜学で普通学校の授業をうけたりもした。

そのうち お坊さんになるより、
もっと上の学校へ進んで勉強したいと思うようになる。
そんなバイマーの願いを お寺の住職たちは理解し、彼の進学のための金銭的な援助もしてくれたという。


青藏铁路からみた 那曲あたり。

藏族の彼は拉薩で普通語(中国語)はもちろん、英語もマスターし、いまは旅行会社でおもに英語圏の旅行者のガイドとして働いている。

ただ西藏は長い冬のあいだ、ほとんど旅行客がいない。その時期はガイドも開店休業、
バイマーは別のことをしているという。

たとえば西藏に住む高齢者に話を聞き、
古くから伝わる藏族の習慣や遊びなどを記録し、
英語で文章を書いて フランス人の友人の助けを得て、フランスで出版したりも。


同じく 青藏铁路で出会った 欧米か! ショット

悲しいかな…
藏族の彼が自由に国内で本を出すのは
かなり困難らしい。
(彼が国外、たとえば日本に遊びにくる?なんてことも 無理らしい…)

西藏,チベット自治区に生まれた藏族は
それほど大陸のなかで肩身のせまい、
制約のある生活を余儀なくされているのか!

でも彼は…
遊牧民だった彼は マスターした英語を駆使して、ガイドの仕事で知り合った 欧米の研究者や大学の先生たちとの交流から、見聞を広めている。

そして意外だったのは、
バイマーが独身だったこと!

中国では こうして偶然知りあった30代以上の人はたいがい既婚者なんだけど、
彼はシングルでした。
聞けば 那曲にいる妹や弟はすでに成家=結婚して家族がいるとのこと。

彼の普通語は 7、8割かた 聴きとれたかな?
聞きもらした箇所があるのがくやしいくらい、ボクにとっては興味深い、お宝ばなしでした。

バイマーは気遣いの人だし、また男気もあって、
ある観光地で 移動バスに ダーっとなだれ込んで
列を作って並べない中国人観光客をみて、ボクたち みんなで呆れてたんだね。

で、次のバスが来るまでの間、
バイマーは観光客たちみんなに
「排队,排队!(ちゃんと並ぼう)」
と率先して声をかけて音頭をとって、
みんなをきちんと並ばせてくれたんだ。
なかなかできることじゃ〜ないよ。



われらがお茶を飲んでるそばで、たわむれる坊や。たぶんお店の子どもちゃんでしょうね。

(つづく)












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さいごの旅ー 西藏 林芝へ(2)

2018-04-18 | 旅行
林芝についた午後。
外の兄弟食堂で 腹ごなししたあと、
3時半にガイドさんと合流し
桃の花を見に行きます。

おっと、わすれてました。
ここで大陸のなかの西藏、
そして西藏のなかの林芝の位置を
確認しておきましょう。

"ウェキペディアさーん、お願いしま〜す"


黄色の位置が チベット自治区の中のニンティ市

とあるように。
中国語読みでは林芝(りんじー)ですが
地元チベット語 = 藏语では
"ニンティ"なんだね。


桃の花を見に行きます。ここが入口、


嘎拉(がら)村 桃花源 という 花見スポット。
前を歩くは

スタジャンを着た ガイドのバイマー と 弊おじちゃん。
ボクは どうも足が前に出ません。
高山病の影響? いいえ、いつものことだね、、。


テントの屋根も チベット風のもよう。


木登りしてパチリ… そこまで するかぁ〜


禿山っぽい のがチベットらしい?
高地のチベットでは生える植物も限られるからね。林芝は海抜3100mとまだ低い方だから 野生の桃ちゃんもたくさん育つのかしらん。


桜に似てますが、桃なんだって。


おじちゃんが 先に展望台へ。
ボクは階段がきつそうだから 下で待ってたら、
眺めがいいよと 登るのをすすめられました。


たしかに遠くまで


よく見渡せます


かわゆい子も いました。


遠くに 雪山がみえます

展望台からおりまして。

菜の花畑もあります。

しかし 正直、桃も菜の花も 盛りを過ぎてましてね。3月末が満開だったみたい。


巡礼の人があとを絶たない拉萨ほどでは
ないにしても、
藏族のスカートを着た

藏族の女性をみかけました。

まだ明るいけど とっくに6時をまわってます。


街に戻ったら とっくに7時をまわってて
(まだ昼間と同じ明るさ!)

ランチが 遅かったけど
やはりなんか食べとかないと… と
賑わってる 麺のお店に入ってみました。


壁のメニュー表。


ボクがたぺた 豌杂米线(清汤)
豆やひき肉、高菜漬が入った米の麺で、あっさりスープを選びました。


こちらは おじちゃんのは豌杂面。いわゆる小麦粉から作った普通の麺、辛いスープです。

あと一品、

抄手 = ようは 馄饨(ワンタン)も注文。
こちらもボクのために あっさりスープを選びました。どれもなかなかおいちかったよ (^o^)

(つづく)






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