あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』

2024-05-31 | 映画

素敵な映画だった。”素敵ですね♡”〜最近いろんな場面でこの言葉を多用する傾向にあるが。これは正真正銘、素敵な作品だった。ストーリーはありがちだし、旅の途中で出会う人たちがいい人すぎるし、最後のまとめ方がちょいとくどすぎるし・・・と粗さがしをすればキリがないのだが。とにかく主演の2人、台湾俳優シュー・グァンハン(許光漢)と清原果耶がいい。

22歳の清原さんはここんとこ映画に引っ張りだこ。現在公開中の草彅剛主演『基盤切り』にも重要な役=草彅くんの娘役で出ているしね。本作をみて、世の映画監督やプロデューサーたちがこぞって”今の清原果耶”を起用したい気持ちがよーくわかった。ほんとにいいんだ。手垢にまみれていない美しさと確かな演技力。若手女優多しといえども、こんな人、そうそういない。


TOHOシネマで入場の際に渡された絵葉書(映画のワンシーン)。平日昼間なので4,5人しか見てなかった。

 

「日本のスクリーンで許光漢(シュー・グァンハン)が観られる」。

たまに覗くブログ「中華ぐるぐる丼」の、このひと言にボクの心は大きく揺さぶられた。シュー・グァンハンって誰だ? そんなにすごいの、カッコイイの? 

めざましテレビかなんかでみたプロモーションの映像では、台湾というより韓流スターっぽい風貌にみえた。


中国の百度百科、トップページのシュー・グァンハン。

あと、プロデューサーが台湾俳優の张震(チャン・チェン)というのも気になった。ウェキペディアによると、チャン・チェンがジミー・ライ氏の紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』にインスパイアされ、映画化を企画。監督には『新聞記者』『余命10年』が大ヒットした若手の藤井道人氏を切望し、プロジェクトが始動したという。

◆ストーリー:

*18年前の台湾。高校3年生のジミーはアルバイト先で4歳上の日本人バックパッカー、アミと出会い、天真爛漫な彼女に恋心を抱く。しかし突然アミの帰国が決まり、意気消沈するジミーにアミはある約束を提案する。
*現在。人生につまずいて久々に帰郷した36歳のジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取り、あの日の約束を果たすべく日本へ向けて旅立つ。東京から鎌倉・長野・新潟、そしてアミの故郷・福島へと向かう道中で、彼女と過ごした日々の記憶がジミーの心によみがえる。

映像がとても美しい。ロードムービーの要素もふんだんにあるので、ロードムービー好きのボクにはたまらない。『トランスアメリカ』はよかったな~。日台合作の『南風』はまあまあ。

またジミーときくと、台湾の絵本作家・幾米(ジミー)を思い出す。


幾米さんのHPから。かなり前に幾米作品を映画化した『向左走,向右走』(金城武主演)をみたが、期待はずれだった記憶が。

いかんせん、タイトルが言いにくい。「青春18×(かける)2ー」なんて「青春18きっぷ」のようじゃないか。「ほんで、なんの映画みたん?」と老婆に聞かれて、もごもごしてしまった。

とにかく主役の2人が”ステキ”すぎて。映画館出た直後、ボスちゃんとイオンモールをぶらつきながら。さも自分が清原果耶ちゃんになった?ような気分でボスちゃん、超ゴキゲンでした。

*おまけ*

まさかや〜!あの周杰伦(ジェイ・チョウ)が監督・主演をつとめた映画『言えない秘密(不能说的秘密)』が日本でリメイクされるってさ(まもなく公開)。


すんません、ネット記事はいしゃく。

主演は京本大我と古川琴音だってよ。京本大我はピアノ弾けるの? そもそも設定が違うのかな?


リメイクといっても、まったく別もんでしょうな。龍井茶さん、情報非常感謝です!
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君が代を2回も聴いた日曜日(@大相撲、競馬中継)

2024-05-28 | テレビ

◆5/26− 君が代を2回も聞いた日曜日。

1回目は競馬の「日本ダービー」で。レース直前の国歌斉唱。秋川雅史が登場しただけで老婆がニヤつく(別にファンじゃないよ)。秋川氏は今にも♪千の風~と歌いだしそうでいて、ちゃんと君が代を歌いなさった。競馬のことはよくわからないが、ママ家でみる競馬は楽しい。なぜなら老婆が子どものように、はしゃいで見てるから。たしかに馬が走り出すと同時に(テレビ画面下に)数字で示される馬の動きは妙におかしい。誰が操っているのだろう?

「日本ダービー」が3歳馬だけが走るレースであることを今回初めて知った。それくらい競馬を知らないボクである。まわりのおじさんたちは結構、馬券を買ってたみたい。東京のタワマンに住む同期のKちゃんや、入院中の西武ファン氏も。みんな負けたって。まあ誰も武豊より年上の騎手が勝つなんて予想しなかったよなぁ。騎手って親子3代とか世襲が多そうだ。(いかにもど素人のコメントでハズカシや〜)

***

2回目は、競馬中継に引き続き見た大相撲の千秋楽、賜杯授与の表彰式にて。もう「心の中で御唱和」しなくてよくなった、大相撲の君が代斉唱。追っかけ、ボクもリコーダーで吹いてみたら、普通に♪レードーレ―ミーソーミーレ~だった。吹くのはわりと簡単な君が代。しかしシンプルなだけに歌うのは難しいのだろう。たまにスポーツイベントで歌が決まらない歌手もいるし(>こら!)。

初優勝した大の里の口も動いていた。老婆がそれを見て「歌えるんや」。あのね、この人、日本人。石川県出身よ。

ボクは豊昇龍や琴櫻や阿炎より、ニュースターの大の里が優勝して嬉しいんだけど。中にはアンチもいるようで。ボスのお友だちで週刊誌の記事*を目にした人は「大の里は印象が悪い」と厳しいことを言っている。*記事:「風呂場で未成年力士に無理やり酒を飲ませて喜んでいた、とかなんとか」 ボクもその記事読んでいたら、大の里に対する印象ががらりと変わっていただろうか。

今場所の総括ができるほどは中継を見てないが。

個人的に良かったこと⇒ ”雀々”こと明生がめずらしく好調、粘り強くいい相撲も多かった(10勝5敗、来場所小結復帰か?)/若隆景が十両優勝、やっとこさ幕内復帰か。

一方、残念だったこと⇒ 序盤6連勝した宇良がその後8連敗して結局負け越し( ;  ; )/関脇・若元春がケガで途中休場(再出場、負け越し)。琴櫻を投げで勝ったか⁉と思った相撲が、じつは先に膝カクンとついてて何とも口惜しかった。

*おまけショット*

阪急電車で「早く貼りたい」ロキソニンの阿部ちゃんに会うた翌週、


こんどは「初めての濃い(恋?)に夢中」の阿部ちゃんがそこに。(>知るかい!)

余談:昨日の阪急電車では「タイガース2009」のロゴ入りキャップを被った女性が、カバンには#24桧山しんじろうと#14能見さんのストラップつけてるのが興味深かった。はて、阪神タイガースの2009年は優勝してへんよな?と調べたら… 真弓明信政権の1年目でした。

 

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細切りチーズが販売終了😭(♬imase『NIGHT DANCER』)

2024-05-24 | DJ(おもに中文歌)

弊ジムショの朝の定番といえばー 食パンにロースハム→明治の細切りチーズ→アミエビ→あらびき黒コショーの順に乗せ、カリっと香ばしく焼き上げたトースト。包丁でざくっと4等分してたぺる。これはある時、「カルシウムの摂取が更年期にいい。それには(ちりめん)じゃこもいいけどアミエビがおすすめ」という書き込みを見つけて、編み出したレシピだ。これが思いのほか美味しくて、時間のある朝の定番メニューとなった。(もちろんヨーグルトや卵など他にも食べてまふ~)

それが突然、ここにきて明治の細切りチーズが販売中止に。さあ、困った。(どうする こあま?)

はじめは行きつけのスーパーが突然仕入れをやめたのか?と思い、ご意見箱に「ぜひ復活を!」と書いて投じた。すぐに店長から返答があり(掲示される)、商品の販売中止を知ることとなった。


アミエビトースト作成において この”細切り”が絶妙な仕事をしてくれていた。しかし、ないものはない。

代わりに買ってみたこちら↓ の細切りは「ゴーダ、パルメザン、チェダー」の3種のチーズである。きっと、ひと癖もふた癖もあるのだろう。(なぜかというと... 以前、”細切り”ではない同3種のチーズが安く売っていて、風味がイマイチだった覚えあり)


ああ、きっとナチュラルチーズだけではコストが見合わなくなったのだろうな~。それで3種の”寄せ集め”でしか作れなくなってしまったのだろう。悲しいけど、他のスーパーで他社のチーズを探すしかない。もう細切りじゃなくていいや。

*おまけミュージック*

最近2日連続でTVでみかけたimaseという男性ミュージシャン。名前を見たとき、セカイノオワリの人かと思った(それはFukase)。パッと見、韓流アイドルか?とも。

話題のナイトダンサーをどうぞ。

【imase】NIGHT DANCER(MV) この曲、悪くないね。この人、中村倫也の若い頃に似てる。

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「虎に翼」のよねさんって成瀬あかりっぽい?『成瀬は信じた道をいく』『夜明けのすべて』も

2024-05-21 | book

少し前に読み終えた、瀬尾まいこ作『夜明けのすべて』。


フツーにおもしろかった(やっぱり瀬尾まいこさん、好きだ)。

何かすごいことが起こるわけでも、恋愛ものでも、感涙する話でもないが。人はそれぞれ色んなもの(ここでは病気)や思いを抱えて生きているんだな~と、どこか救われたような気持ちになれる。

PMS(月経前症候群)に悩む28歳の藤沢さんが働いている会社に、パニック障害で大手企業から転職してきた25歳の山添くんが入社してくる。社内で起こるあれやこれやで2人の距離が縮まる...? いや、そんな単純な話ではないけれど。(以下、割愛します)

本書は映画化された。映画はみていないが、藤沢さんを上白石萌音が、山添くんを松村北斗が演じた(朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のコンビ)。それを知ってて読み始めたもんだから、ずっと2人をイメージ、思い浮かべながら読んでいた。それはそれで楽しかった〜 ぜひいつか映画もみてみたい。(早くテレビでやってくんないかな)

***

おつぎは、


成瀬あかりが主人公のシリーズ第2弾、『成瀬は信じた道をいく』も期待通りおもしろかった。
5つの物語のうち、特に好きだったのは、成瀬あかりの父が主人公の「成瀬慶彦の憂鬱」。慶彦といえば、元広島カープの高橋慶彦じゃん。作家さん、ファンだったのかな? (いや、そんなお歳ではないはず)

成瀬がバイトしているスーパーのクレーマー・呉間言実が登場する「やめたいクレーマー」もよかった。

じつは最近朝ドラ「虎に翼」をみるたび、成瀬あかりを思い出す。というのも、朝ドラに出ている男装の”よねさん”(土居志央梨)の口調が成瀬あかりそっくりなのだ。そのまま成瀬シリーズの映像化で成瀬あかりを違和感なく演じられるんじゃ? なんて考えてしまった。でも成瀬シリーズの表紙に書かれた成瀬はお目目ぱっちりだし、よねさんとはちょっと違うかも。

 

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鈴木福ちゃんファンに遭遇(お江戸⑥←ラスト)

2024-05-18 | 旅行

きょうの大相撲。ただ一人、6戦全勝だった宇良は惜しくも負けちゃった。

で、とにかく休場者が多い。横綱・照ノ富士、大関・貴景勝、小結・朝乃山に続いて・・・好調だった髙安も。今日からは関脇・若元春と、負けが混んでいたカド番大関・霧島までもがお休み。高いチケット買ったお客さんから「金返せ~(というか、割り引いて!)」という声が聞こえてきそう。

しかし本日(7日目)の結びの一番「豊昇龍vs王鵬」は非常に見応えがあった(「熱海富士vs大の里」もよかったけどね)。

あの王鵬が・・・昨春、新大阪駅でボスちゃんが声をかけて(冴えないオバちゃんだったせいか)反応がいま一つだった王鵬関が。こ~んなに強かったっけ? というくらい頑張って、同期で同学年のライバル・豊昇龍に勝った。

「大鵬さん、きっと(草葉の陰で)喜んではるやろな」とママちゃん。←この人、豊昇龍きらい

あすの結びは「王鵬vs琴桜」、角界のサラブレッド対決だ。ボスちゃんは冷たくされても王鵬を応援するらしい。

***

さて本題。もう遠い昔👀になってしまったGW前半、お江戸の旅。

さいごの日、日本橋~隅田川あたりを散歩した。まずは相撲つながりで、


荒汐部屋へ。運がよければ大波三兄弟(若元春ほか)に会えるかも?と思いつつ。部屋は静まり返っていた。

おひるねの時間かな。相撲部屋いうても、ごく普通のビル。

その後 ぶらぶらしていたら、浜町の明治座まえを通過。 


お昼公演の開演直前なのか、女性たちが群がっていた。演目は「儚き光のラプソディ」。地球ゴージャス(寺脇康文&岸谷五朗)の公演だ。
地球ゴージャスといえば、いつも豪華な客演陣。客演に中川大志や風間俊介etc...ってなかなかのもんだよね。

ここでちょっとおもしろいことが。


「すみません、写真撮ってもらえませんか?」

ボスと同世代とおぼしき女性から写真撮影を頼まれた。「いいですよ~」。愛想よくスマホをうけとるボク。

女性は結構なテンションで「わたし、鈴木福ちゃんのファンなんです」と言って、風にはためく鈴木福の幟(のぼり)を手で押さえ、ポーズをとった。「パシャ」。

我:「どちらから来られたんですか?」

女性:「福岡です。きのうも見たんです。すっごくよかったです。奇想天外なストーリーで...」

どうやら岸谷五朗氏が書いたオリジナルストーリーとのこと。やっぱり話もゴージャス?なんちって( ◠‿◠ )

とにかくその女性は”福ちゃん愛”にあふれていて、こっちまでニヤニヤしてしまうほど幸せそう。やっぱ、”推し”があるって楽しいんだな、人生に張り合いあるよな~と実感した。

隅田川沿いではちらほら楽器を練習する人がいて、


笛吹童子ならぬ 笛吹おばちゃんにも遭遇した。あれれ?

***

さいごにアップしそびれた外食日記をば。

前から気になっていた日本橋の奄美・沖縄料理の店「朝伊名」。いつも満席であきらめていたけど、今回はようやくが入れた。


ミミガーのポン酢あえ

海ぶどう

もずくの天ぷら

ソーミンチャンプルー

ゴーヤのてんぷら

人気店だけあって、どれも安定したおいしさ。

たぺながらボスは…ライターになりたての頃、大阪で沖縄料理特集の取材であちこち巡ったことを思い出した。もずく天ぷらのおいしさを知ったのはあの取材だったな〜とか、終始遠い目👀…。

このお店はお料理はもちろん、いかにも沖縄or奄美出身と思われる顔立ちのシェフとおかみさん(たぶんご夫婦)がとても感じよくて、居心地のいいお店だった。

そしてお江戸からの帰りも・・・


車窓から富士山がみえてラッキー。(マックスバリューはおまけね)

いじょー。お読みいただき、おつかれでした(^人^)谢谢!

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