goo blog サービス終了のお知らせ 

あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

老婆、しんどくても毒舌は健在(その2)

2023-10-30 | ママちゃん日記

秋晴れの日曜、午後のスーパーはすいていた。そりゃ、そうだろうよ。格好のお出かけびよりだもの。しゅん...

いつもより早めに老婆に御用聞きの電話をした。「何かいりませんか?」

きっと何もいらんだろう、と思った時に限って意外な答えがかえってくる。

「あの、今日はなんもしたないし、お寿司🍣でも買ってきてくれたら」。

老婆の言う寿司とは、巻き寿司🌀のことだ。(お刺身が乗ったものはお腹をくだす恐れあり) 

お寿司なんて、めずらしいことを言うから(しかもハイというか ”上機嫌な酔っ払い”のような喋り方)、何度も聞き直した。ほんまに食べるんかいな?と思いつつ、4個入りの巻き寿司を買った。2軒目のスーパーでは(保険として)ちらし寿司と、茶碗蒸しを買った。

ママ家にとうちゃこしたのは3時半。ああ、間に合った。最近ママ家で競馬の大きなレースをみるのが楽しいのだ(きのうは天皇賞)。元来、競馬には一切興味のない家だった。それが歳をとって、子どもに戻ったような老婆はレース前の様子をみながら、「馬の脚、ほっそいな~ 折れそうや」とか「騎手の服の柄、おもしろいな」とゴキゲンさんになる。もちろん、最も興奮するのはレースの時だ。

そんな子どものように無邪気な老婆とみる競馬は、むっつり黙りこくったおじちゃんとみるより、よっぽど楽しいのである。昨日は久しぶりに天皇・皇后両陛下が見に来られていた。(天皇賞だから?)

それをみた老婆、「最近よう出かけはるな」。これ、雅子さまが「治ってきたんかいな?」というニュアンスである。

その後、勝った馬の騎手(ルメールさん)が場内をまわり、その顔がアップになると、老婆は「〇〇な顔してる(←すみません、オブラートに包みました、、)」とか、「もう若ないな、オッサンやな」と言いたい放題となった。ああ。

***

競馬のあとはラグビーである。夕方4時から、W杯ラグビーの決勝戦の再放送が始まった。早朝見られなかったので、ちょうどいいやと思って見始めた。試合前、ニュージーランドが披露する「ハカ」をみるだけでも、老婆にとって面白いんではないか。老婆はお腹がすいていたようで、買ってきた巻き寿司にかぶりつきながらテレビをみていた。

試合が始まってまもなく、老婆はラグビーのユニフォームについて「みんなピチピチやな」。伸び縮みする素材であることに言及。むっちりたくましい彼らが着ると、その伸縮性がさらに際立つ。また「これって脱げてもええように、ズボンの下に黒いぴっちりしたの履いてるやろ? 絶対脱げへんやつ」。

なかなかよく観察しているじゃ~ないか。あんまり試合みてない割には(°▽°)。

「これって人工芝かな?」「そら天然芝やろ」とボスちゃん。その証拠に南アフリカチームの白いボトムが芝の緑に染まってきている。「そら、白いの履いてたら汚れるわなぁ」。

よほどお腹がすいていたのか、巻き寿司4つをたいらげて、菓子パンもつまみ始めた老婆(ボロボロこぼすなよ~ ますます行儀が悪うて困る)

ラグビーのルールなどわからない。ただただ、激しい肉弾戦に圧倒されながら、こう言った。

「ニンゲンより、ゴリラに近いな」。

ひど...。でもまあ、機嫌がいいのはよいことだ。


ママ家からのぞむ夕日。

これ、おととい帰り道にみえた満月。

満月は人をコウフンさせるのか? 

ゴリラ発言に苦笑していたら、携帯電話が鳴った。福井の義母ちゃんからである。

いきなり「きょうは野球、見に行くんか?(笑)」で始まる。なんでも昨夜かけようとしたが、われらが日本シリーズをみているだろうな~と遠慮したようなのだ(悪いね、いいのにべつに)。ちなみに義母ちゃんは子どもの頃から生粋のジャイアンツ・ファン。福井人はたいていそのようだ。なので今回の野球も「じぇんじぇん興味ない」「岡田さんは現役時代からすきじゃない」とな。

義母ちゃんの電話は、おもに通院の報告だった。先週2ヶ月ぶりに行った整形外科で、「(腰の)骨がきれいにくっついてます」と医師に言われて、嬉しそうだった。そりゃそうだろよ。意を決して、突貫セメント工事したんやもん。でもよかった。万一、他の箇所が新たに潰れていたら大変だもんね。

その後は今月初めにエコノミー症候群(下肢の血栓)で退院した内科に行って、「毎日しっかり、水分採ってくださいよ」と、それは強く先生から念を押されたという話などなど。

義母ちゃんは病院での会話や、ケアマネさんとのやりとり(会話)をすべてそのまま丁寧に再現するので時間がかかる。ママ家のリビングから離れた小部屋で40分近く、じっと電話のお相手をしていたら、携帯を持つ手や耳が痛くなっちゃったよ。

満月のせいだか、ようわからんが。妙にハイな2人の老婆攻め?に遭った日曜であった。ふー。

*おまけショット*


「爪用クリーム」こんなんあるんや。しかしボスちゃんの「巻き爪」には効果なさそうやの~

PS. ”介護のご褒美”とは? 日常的に年寄りに接すると「歳をとるとはこういうものなんだ」と予行演習ができ、心の準備ができるー と介護経験のある お友だちが教えてくれました(^^♪  みんな、がんばろな〜

コメント

老婆、しんどくても毒舌は健在(浜田省吾の♪風を感じて)

2023-10-27 | ママちゃん日記

先月90才になった老婆が、いよいよ頼りなくなってきている。

今月に入ってからはしんどい日が多く(10,11月は要注意。去年、おととしと長期間寝込んだ時期にあたる)。無理やり体温計で測らせると、36.8℃くらいの微熱があり。咳や痰も出るので「風邪ちゃうか?」でとりあえずやり過ごしている。

カラダはもちろん、頭のほうも心配。おととい、お腹をひどく壊してぐったりしていて、「冷蔵庫のもん、なんでも持ってかえって」と言っていたのに。きのう行ったら、フツーにお味噌汁とご飯と焼魚をくちゃくちゃ食べていた。回復したのはいいが、前日のことをすっかり忘れていた。「きのうもご飯炊いて食べたでぇ」とな。まあでも、自分でお味噌汁が作れるのだから良しとせな。

その老婆、夕飯を食べながら、意外にも「ドラフト会議」のテレビを見ていた。ちょうどドラフトの目玉であるW選手がここまで母と二人三脚でやってきた… てなVTRが流れていた。父親がプロ野球選手で殆ど家にいなかったため、母は時には父親の役割も果たさねばならず、野球の練習相手を務めることも多かった。とにかく切っても切れない、大の仲良し親子だ。それを見た老婆、「そんなお母さんベッタリの子、あかんでぇ」とバッサリ。相変わらず、他人に手厳しいママちゃん。まだまだ大丈夫かもね。

*おまけショット&なつかしのメロデぇ*


秋空のもと、公園をおさんぽ。最近「家政婦のミタ」でもミタゾノでもなく。家政婦のミワさんにハマっているボクであります。

なつかしのメロデぇは... 最近2週続けて商店街で聴いたこの懐メロ。昔カップヌードルのCMソングだった曲で、Cメロ部分の歌詞「♪自由に生きてく方法なんて 100通りだってあるさ~」が今聴くとじーんときましてね。

風を感じて ~Easy To Be Happy~ - 浜田省吾 / SHOGO HAMADA 100通り、あったのかな? きっとあったんだろうな...みなさんはどないでっしゃろ(你怎么看?)

 

コメント

バーデン・パウエル🎸を聴く

2023-10-24 | DJ(おもに中文歌)

先日ここで紹介した『穏やかなゴースト 画家・中園孔二を追って』(村岡俊也著)を読み終えた翌日→  名残惜しいので、もう一度未練たらしく「序章」を読んだりなんかしたあと → 次の方が待っている図書館に返却した。ああ、いい評伝だった。これを読んだ人はみーんな中園孔二が好きになり、お友だちのように思えるだろう。と、その翌日、朝日新聞の書評欄にこの本が紹介されているのでビックリ。稲泉連というノンフィクション作家さんにべた褒めされていた。嬉しくなって、ボクは読書家のお友だちに「いい本、みつけたんです」とラインした。「でも、高いから買わないでください」。なにせ3630円もするからね、、。

本はもう手元にないので、次のお楽しみは・・・本の中で紹介されていた中園くん(とあえて呼ぼう)の愛読書やおすすめの映画、音楽をチェックすること。読みながら付箋を貼ってあったので、ここに書き出してみよう。

ウラジミール・ソローキンの小説/ ドキュメンタリー映画『アウト・オブ・キリング』/ ♪神聖かまってちゃんの『死にたい季節』/ ブラジルのギタリスト バーデン・パウエルのアルバム「Images on Guitar」など。

このなかで、神聖かまってちゃんの曲はYouTubeですぐに聴けそうだ。バーデン・パウエル(1937-2000没)もYouTubeにちょこちょこあった。

Petit Waltz

ああ、できればCDで聴きたい。ずっと流していたい。でもいきなり買うのもなぁ...と思っていたところ、「もしや弊ジムショのCDラックに所蔵されているのでは?」とダメ元で自称バンドマンのおじちゃんにウィチャットで聞くと、「2枚くらいあったんちゃうかな?」と嬉しい返事が。(おじちゃん、珍しくグッジョブ!)

さっそくCDラックを目を皿のようにして探すと、1枚みつかった。


インド人ではありません↑

「突然そんなマニアックなもん聴くとは、どしたん?」と不審がるおじちゃん(笑)。
「ハイ、ボクのアイドル中園くんが生前、愛聴していたのです」。

Baden Powell - Manhã da Carnaval

てなわけでここ数日、弊ジムショのBGMはバーデン・パウエル。何だかおもしろいし、ギターの音色が心地よく、曲によっては歌声もする。音量大きめでも邪魔にならないってすごいぞぉ~。

(もしや、アントニオ猪木ならぬ古賀さんのギター🎸もまじめに聴いたら、こんな感じだったりする? まさかね) 

 

コメント

「大奥2」村雨辰剛、渾身の演技に脱帽

2023-10-21 | テレビ

カメちゃん、しつこいで

今日は予報通り、冷たい北風が吹き始めた。朝、玄関を出ると(安倍元総理によく似た)管理人さんが共用部分の掃き掃除をしてくれていた。ボクはあいさつをした後、「カメムシもやっと減ってきましたかね?」と言うと。安倍さんは天井にへばりついたカメ公(一匹)をほうきで大胆に払い落とし、ちり取りに掃き入れながら「一時は200匹くらい いましたから」。そして頼みもしないのにボクに”ちり取りの中身”をほーらと見せた。カメ公は枯れ葉やゴミに混じって、ざっと20匹くらいいただろうか? べつに見とうはなかったんやけど...。

何が真実なのか

最近ろくなニュースがない。バイデンがイスラエルを訪問した(ああ、きな臭い)。宝塚歌劇の公演が次々と中止になる。うーん、何が真実で何がデマなのか? よくわからないことが多すぎる。あちこちで人がクマに襲われる。これは明らかに食糧不足のせいだろう。


ワシは恵まれている。ここにいる限り、くいっぱぐれることはない。(旬の黒豆枝豆。やや茹ですぎたか)

さて本題。

先週あたりから、ちょこちょこ秋クールのドラマを見始めている。いちばん見応えがあったのは「大奥2 医療編」(NHK)、なかでも鈴木杏ちゃんと村雨辰剛の演技だ。子役出身で(舞台では)蜷川さんにみっちり鍛えられた鈴木杏ちゃんが上手いのは知っていたし、今回も期待通りのセリフ回し(平賀源内役でかなり早口)だったが。自身もハーフの村雨辰剛が長崎から来たハーフの蘭学医を完璧に演じきったのには舌を巻いた。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の時はある意味ちょい役、セリフも少なかったからできたのかな?なんて思っていたけど。今回は時代劇、しかも長崎弁、着物の所作なども違和感なし。当然演出家の指導があったにせよ、相当努力されたんだろうな。玉置玲央の時代劇というのも初めてで新鮮だったしー 大河ドラマよりもよ~っぽどグッとくるものがあった。もちろん、原作漫画が良くできているのだろうけど、やはり森下佳子さんの脚本の力でしょーな。

ほかに継続視聴予定なのはー NHK夜ドラ「ミワさんなりすます」と、小池栄子ドラマ「コタツがない家」と、菅野美穂ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」。小池栄子のはビミョーかなぁ? 彼女、気の強いキャラばかり演じるから、見てて飽きるんだよね。

(して、みなさんのオススメは?)

 

コメント (2)

藤井風の新曲『花』、ぷにぴあの君のカバーも。(新しくなった「ニュース23」)

2023-10-19 | DJ(おもに中文歌)



藤井風の新曲『花』のジャケット。

先週木曜(12日)にスタートしたフジテレビのドラマ「いちばんすきな花」。このドラマの主題歌が藤井風の新曲『花』と発表された。

さっそくドラマを録画予約し、翌日はYouTubeで『花』を聴いた。

Hana

うん、いいね。淡々とした秋冬っぽいお洒落なサウンド(←ようわからんぞぉ~)。どこか懐かしい、初期のユーミンを彷彿とさせる楽曲だ。

残念なのはドラマがイマイチなこと。正直全くついていけなかった(歳のせい?)。

多部ちゃんと松下洸平は嫌いじゃないけど。今田美桜って子はCM出てるからドラマにも起用されてるんじゃ? と思ってしまった。

おそらく、このドラマが評判を呼ぶことはないだろう。風くん、お気の毒さま~

さて発売まもないこの曲を、10歳のぷにぴあの君がさっそく耳コピして弾いてくれている。

【楽譜あり】花(藤井風)「いちばんすきな花」主題歌 | 小学生が2日でアレンジして弾いてみた (Full) | 耳コピ Piano Cover | Hana - Fujii Kaze

小学生である彼の週末はきっとピアノ漬けなのだろうな・・・と想像してしまう。

*おまけ(テレビっこらむ)*

いつの間にか「ニュース23」がリニューアルされている。


キャスターとコメンテーターが車座になって意見を言い合うスタイル。これ、前よりいいんじゃない?

ただ肝心のコメンテイターは誰でもいいってわけじゃない。ボクは、


斎藤幸平氏のコメントがいつもさすがやな~と思う。たしかボスのお友だちで斎藤幸平(著書とか)にハマっている御仁がいたっけ。

劣化するテレビが多いなか、ちょっとでも良くなると嬉しいもんです。

 

コメント