あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

さよなら、びわ湖毎日マラソン

2021-02-28 | スポーツ
このところ昼夜逆転!? とまではいかないが睡眠障害で朝ネボーばかりしていたのに。
今朝はなんと5時に目が覚めた。
「S君はもう びわ湖に向かっているだろうな~」と思いつつ、
7時くらいまで本を読んでから、起床。
そして9時まえにはテレビ(NHK総合)の前でスタンバった。
***
「2/28びわ湖毎日マラソン走ってきます!」
「TV観戦よろしくお願いします。」
と書いたS君の年賀状が先月届いた。(喪中だけど、年賀状も少しいただきました…)
「これは俄然、応援せねば!」と手帳に書き留めていた。
急に何かあって見逃したら大変、と一応テレビ録画もしつつ、ナマで応援し始めた。

9時15分、スタート。総勢300数十名が一斉に走り出すから、顔なんて見えない。
そのうちにテレビ画面の下に大会のQRコードが表示され、
それをスマホでかざすと・・・大会エントリー選手一覧が出てきた。
しかし、下にくっても くってもS君の名前はない。
もしやケガでもしたのか? 
がっかりしつつも、テレビ中継を見ることに。
***
NHKのマラソン中継はやっぱりいいな~としみじみ。
マラソンといえば増田明美さんの解説が定番になっているが、
今日はあの鈴の音のような声は聴こえてこず(男子マラソンだからね)。
冨坂アナの実況と高岡氏の解説で、静か〜で落ち着いた中継。
それでいて、お2人の「びわ湖毎日」に対する”思い入れ”の深さを感じることができた。
そう、今回非常に残念なのは「びわ湖での開催はこれが最後」ということ。
来年から「大阪マラソンと統合される」って、どういうこっちゃ?
これもコロナのあおりか?
それとも昔でいうところの事業仕分けか?

日本最古のマラソン大会である「びわ湖毎日」。
調べると戦後すぐ(’46年)に始まったようだ。
なくなると聞いて初めて気づいた。子どもの時からフツーに観てきた、びわ湖畔のレースに対する自らの思い入れの深さを。
古くは宗兄弟や瀬古選手が、社会人になってからは会社の仲間が、わずかな五輪切符をかけて走るのを観てきた。
そこにはいろんなドラマがあった。

また大学時代、工事中だった西京極球場に替わって学生野球が行われた皇子山球場には、
「遠いな~」と言いつつ湖西線に乗り、何度となく足を運んだー そう、あそこは思い出の地でもある。
(レースは皇子山“陸上競技場“のほうだけど)
そしてなんといっても、われら関西人は皆 ”びわ湖”が好き。
びわ湖の景色が見られるだけでも気持ちがすーっとするものだ。
それが舞台が大阪の街中に替わっちゃうなんて、つまんないったら…。
***
天候など好条件がそろったせいもあり、今回のレースでは日本記録が生まれた。
(いつも不甲斐ない男子にボヤいていた瀬古強化委員長も嬉しくってしょーがない)

サングラスを取った鈴木選手は愛嬌たっぷり この笑顔。

久々のぶっちぎりの日本記録、そして上位入賞者の殆どが自己ベスト。
これはラストを迎えた「びわ湖」に対するご褒美のようなもの(=多くのランナーやファンの思いがなせる業)ではないか?と解説の高岡氏が話していた。
うん、そうかもしれない。
「びわ湖毎日」がなくなる寂しさは、ずっと応援していた選手が現役引退する時の感覚に等しい。
とりあえずS君には手紙を書こう。ネットには昨年をはじめ過去何回か出場した時の記録は残っていた。(来年は出てや〜!)

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中国人にとっての三浦友和

2021-02-25 | 中文
かの国では春節も終わり(あす旧暦1月15日が小正月である元宵节)、
今週から通常の日々が始まっているようだ。
ウィチャットをみていると春節の充実したオフショットが多くみられる。
ある人がお寺や梅の花とともにアップしていたのが、
このショット↓

誰だかわかる? 
あ、書いてあるね 三浦友和って。
なんで彼が中国のウィチャットに?
じつは彼は中国の贺岁片(お正月映画)

『唐人街探案3』に妻夫木聡・浅野忠信らとともに出演したのだ。(ほぼ日本ロケ)
これ、昨年のお正月に公開されるはずだったのがコロナで1年延びちゃったのね。

この映画はボク、シリーズ1作目だけみたのかな?
(見たとしても中国語字幕だろうから、ちゃんとわかってないはず、、)
記憶がおぼろげだが、なんとなく親しみがあるのは“主演と監督“のコンビが、
杭州時代にみた 古いドラマ『士兵突击』の主演・王宝强と同郷の友人役・陳思誠(監督さん)だからだ。

〜以下はドラマ『士兵突击』の配役紹介より〜


↑ちなみにこの3番目の俳優さん(张译)は
映画ドラマで主演をたくさんはる
大陸きっての演技派です。

ウィチャットに三浦友和氏の写真をアップした女性は、ヨガでよく一緒になった中年妇女(中年女性)。
帰りに一度だけ兰州拉面をたぺに行ったけど、彼女の言葉は標準語からは程遠く、
7割くらい聴き取れなかった記憶が・・・。
でも今回、勇気を出してコメントを入れてみた。
我:「新年好,那个电影有意思吗?
(おめでとう。その映画面白かった?)」
她:「贺岁片,看个热闹,里面的日本演员演技不错。
(正月映画、愉快だったよ~日本人俳優の演技もグーね)」
我:「那就好了。你知不知道那个三浦友和就是以前在中国也很火的山口百恵的老公?
(それはよかった。ところで三浦友和って昔中国でも人気があった山口百恵の夫って、ご存じですか?)」
她:「我们小时候看过他们演的电影电视剧,是偶像,还看过山口百恵写的自传。他们夫妻简直是神仙眷侣。
(小さい頃、彼らの映画ドラマをみてたよ。彼らはアイドルだったし、山口百恵の自伝も読んだ。2人はまるで神のような夫婦だ)」

ええ加減な中文と訳でゴメンちゃい!
そういえば杭州で何人かの人に「昔、山口百恵のドラマ”赤いシリーズ”をみて感動した」と聞いたことがあった。
お父さん役の宇津井健がすばらしかった!とある人が熱く語っていたのも記憶に新しい。

百恵ちゃんの『蒼い時』を読んだというヨガの彼女は、ボスちゃんより少し若いのかもしれない。
ちなみにボスは読んでいない。
お金がなかったのか、それとも昔はそれほどミーハーじゃなかったのか…。

***
ウィチャットでは中国人の今のようすや、時には彼らの考えを知ることができる。
つい最近も日本サッカーにもすんごく詳しい日本通のお友だちに
BSでやっていたJリーグ番組の動画を少し送ったら。
すぐに返事があって、少しやりとりしたあと、こんなことを言ってきた。

「私が思うに、東京五輪はやっぱりやるんじゃないかと…」
ボクが なんでー!と聞くと、
こんな返事が↓

「こんな成語(ことわざ)を思い出してましてねー「骑虎难下」」
なんだなんだ?と、すぐに辞書をひもとくと・・・

なるほど、乗りかかった船 ですかい。
最近、聖子新会長が「ゼッタイにやるぞー!」と意気込んでいる気がするのは、
ボクだけだろうか。
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大河ドラマ化希望〜 朝井まかて『類』

2021-02-22 | book
「類って なんぞや?」
よくわからず読み始めた。(例によってママちゃんに借りてきた本)

類は名前だ。森類(もり・るい)さんの類。
約500ページにもわたる、この本の主人公が森類である。
森類は明治44年、森林太郎すなわち森鴎外の末息子として生まれた。
日本人らしからぬ響きを持つ名だ。もっとも上の子供たちも同様である。
本の表紙にも「類 Louis」とあるように明らかに洋名を意識して名付けられたのだろう。
2つ上の姉が杏奴(あんぬ)、8つ上の姉は茉莉(まり)。21歳上の腹違いの兄は於菟(おと)だ。

物語は終始、類の目線で描かれる。
最初は”パッパ”こと森鴎外がまだ存命で、一家はこの上なく裕福な暮らしをしている。
類はパッパが大好き。パッパは庭で育てた草花の名前を教えてくれる。
母に叱られて泣いていても、ひとたびパッパに抱き上げられると叱られた悲しみが鎮まってくる。
だが、類が小学5年の時に鴎外は病死する。
ここから、物語が時代とともに動き出す。

これほどヘタレな坊ちゃんもめずらしい。
小学校では勉強についていけず(脳の検査を受けて異常なしと判明し、母を落胆させる)。
同級生にはいじめられ、姉・杏奴に守ってもらうことも多々。
中学の途中でついに中退してしまい、絵の勉強を始める。
絵の裸婦モデルに初恋をしたり、ともに絵の勉強をしていた姉・杏奴とパリに遊学したり。
そのあたりまでは父の遺産や著書の印税収入で暮らしていけたが。
類が所帯を持ち、その後 戦争で物のない時代になるにつれ、
経済的に厳しい現実が類を待ち受ける。
***
後半、類が文章を書き始める。
同人誌に加わり、ついに作家の仲間入りか⁉
しかし・・・
鴎外一家のあれやこれや、特に姉・茉莉のようすを赤裸々に書いたことが
茉莉だけでなく、一番仲が良かった杏奴の逆鱗に触れ、
類は姉2人から絶縁される。
これはきついな~と、類に同情してしまった。(すべて実話らしい)
当たり障りのない内容では読者が喜ばない、
身内だけが知っている「へぇ~」を書かないとね。
でも書かれた身内にしてみれば「やめてよ!」となる。
(こういうのはしがないライターでも あったりする...)

ぶ厚い本なので読むのに時間がかかったが、読んでいてとても心地いい。
(さすがは、直木賞をはじめ数多くの受賞歴がある作家さん)
まだ類の世界にどっぷり浸かっている。
これはぜひ大河ドラマでじっくり見たいような話だ。
打算も何もない、のほほんとした”類お坊ちゃま”を、さて誰が演じられるのか?
うーん、なかなか思いつきそうにない。
*おまけ*
読了後、うしろの方にこんなのを見つけ…

わぁ!と思わず感激。
(素敵な絵だね、少しモネっぽいけど)

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今週の「徹子の部屋」太田裕美ほか

2021-02-20 | テレビ
♪ ルールルッ、ルルル・・・ではじまる「徹子の部屋」を毎日録画している。
炊事しながら、食事しながらの「ながら見」にちょうどいいのだ。
きのうは瀬戸朝香がゲスト。
「女優の瀬戸朝香さんです。ようこそおこしくださいました」と言われても、
こっちは久しく”演じる彼女”を見ていないので、ピンとこない。
「イノッチの妻(たぶん”恐〇”)登場!」というところか。


出産以来、2児の子育てに専念していたこともあり、話題はもっぱら家庭のこと。
(〇妻、ふだんはノーメイクらしい)

家庭菜園や料理の写真が出てきたり、
犬を飼い始めたとか、よく家族会議をしてなんでも話し合って決める…等々。
家庭円満はいいのだが、そこにイノッチのイの字も出ないのは妙である。
みーんな知ってるのに、あえて触れない、禁句ーーー!
それは結婚時の取り決めだったのだろうか。それとも事務所の方針というやつ?
(「あさイチ」のイノッチも同様だったが)

それでも「徹子の部屋」には出るんだ。
だって、これまで「徹子の部屋」に出演する人というのは、
「夫婦 or 親子で芸能人やってます(^^)v」をウリにしているような人が多かった。
でも瀬戸朝香の場合は違う。おうち時間の話なのに、夫がいない? かのようだ。
(実母の話題はたっぷり出てきたけど)

よく番組の締めくくりに徹子さんが、
「ご主人さまにもよろしくお伝えください」とか言うが、それも言わせない。禁句だから。
こういうのが、ますますイノッチの肩身を狭くする。(なんてね)
キョーサイ、ほんとに怖そう。
でもそろそろ女優に本格復帰するのだろうか。母親役とかで。
それとも以前のように弁護士役とかで。
とにかく、きっつい役がいいね。

瀬戸朝香で思い出すのは、NHK深夜枠にやっていた吉川晃司とのラブサスペンス。
調べたら「真夜中は別の顔」というドラマだった。あれはよかった。
(じゃあ、その路線で… 無理っか)


***
「徹子の部屋」、その前日は福原愛ちゃんが出ていた。
以前の無邪気な愛ちゃんで見慣れているせいか、ずいぶん落ち着いた物腰になったなーと。
先日の「全日本」の解説者トークもこんな感じだった。

結婚以来、主に台湾で生活しているようだが、あんがい苦労してるのかもな、と思ってしまった。
いくら言葉に不自由しないといっても、国際結婚には違いない。
1つびっくりしたのは、愛ちゃんのお母さんも同居していて、お母さんは車椅子らしいのだ。(まだお若いだろうに)
愛ちゃんにはお兄さんもいたけど、やっぱりこれまで二人三脚でやってきた母子だけある。
彼女が面倒をみているのだろう。
そういう意味でも、ただただ幸せな結婚生活というわけにはいかない気がする。

最後に「会社を設立しまして・・・」と神妙な面持ちで語った愛ちゃん。
なるほど、社長さんー 落ち着いた物腰はここにつながるんだ!と合点がいった。
番組では言わなかったが、会社名はomusubiというらしい。

***
その前日のゲストは歌手の太田裕美。

彼女を見て、何をおどろいたかって…
同じ日に見たNHK「ファミリーヒストリー」に出ていた広末涼子にそっくりなのだ。
顔だち、口元、なにより舌っ足らずのあま〜い喋り方。
子どもの頃、リアルタイムでみていた太田裕美ってアイドルとは異質な感じがしたけど。(あの頃はどこか落ち着いてみえたしね。ミニスカートで踊ってもなかったし)
昔よりブリブリな衣装と甘ったるい声で「ハンカチーフ くーださい」と歌う彼女は、どこからみても正真正銘アイドルだ。
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♪刘德华 ≪回家的路≫ (おちょやん話も)

2021-02-15 | DJ(おもに中文歌)
朝ドラ「おちょやん」はヒロイン千代が道頓堀に戻ってから、
急につまんなくなってきた。
しかもボクは千代のドスのきいたセリフがちょっと苦手だ。こういう時、彼女が”関西ネイティブ”じゃないことが露呈しちゃうんだな〜 成田凌クンにしてもね。
彼らがどう頑張ってもシュッとしてるので、ほっしゃんが妙にいげつなく浮いてしまう。
この手の話はまた今度〜( ◠‿◠ )

***
春節らしい歌ということで思い出すのは、
中華圏のスター、

日本では”アンディ・ラウ”として知られる刘德华が、2015年大晦日の春联晚会で披露した ≪回家的路≫(家に帰る道)。
当時公開された主演映画の主題歌でもあったようだ。
劉德華 - 回家的路 LIVE

昨年還暦を迎えたアンディ〜刘德华。
この映像は6年前だから55歳くらいか。
少しはずし気味に歌っておられる=生歌、口パクではないので好感度アップ。

かつて一世を風靡した香港スター四天王のなかでも、揺るがぬ人気の刘德华。
杭州で初めて行ったマッサージ屋さんのおねえちゃんに
「好きなスターは?」と聞いたら、
隣の人の足をもみもみしながら
ニンマリ笑って「やっぱり刘德华」。
その嬉しそうな顔といったら!
スターの存在ってやっぱ大きいと思う。

*中文日記*
おとといの微信より。

夕方、スーパーでレジのおばさんがボクにほほえみながら言った。
「あら、いい数字ですね。きっといいことありますよ」。
この日は朝ママちゃんの通院に付き添ったあと、別の病院(皮膚科)で2時間も待ち・・・そのあとも色々あって、
ご機嫌ななめなボクだったが。
レジでそんなことを言われ、とたんに嬉しくなりまちた。
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